• 2020/04/08
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ベンチャー企業に就職するのはメリット?デメリット?ベンチャー企業で働くことについて考えよう

  • マーキャリ 編集部
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目次

就職や転職をする際にまず「大手企業」か「ベンチャー企業」のどちらを志望するかで迷う人も多いのではないでしょうか。特に初めての就職となる新卒の方にとっては、今までの人生にない大きな転機となるもの。しっかりと考えておきたいですよね。


この記事では、ベンチャー企業とはどういった会社なのか、といった基本的なことから、ベンチャー企業に就職するメリット・デメリットをお伝えしています。就職活動中の方はもちろん、転職を考えている方にも参考になるはず。ぜひ最後までご覧ください。

ベンチャー企業ってどんな会社?

ベンチャー企業と聞くと、規模が小さい新しい会社だというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかしベンチャー企業には、資本金や従業員数、設立から何年以内といった明確な定義はありません。


ベンチャー企業とは、これまでにない新しい技術やアイデア、ビジネスモデルを展開する企業のことを指します。明確な定義はないながらも、ベンチャー企業については「成長過程で、革新的な事業を行う企業」と捉えればよいでしょう。事業規模の大きなメガベンチャーとよばれる会社もありますが、成長過程にあるベンチャー企業は基本的に上手く資金繰りや安定した売上ができていないことも多いです。


そのため多くのベンチャー企業は、ベンチャーキャピタルと呼ばれる投資会社から投資を受けています。ベンチャー企業の語源は、英語で冒険を表す「venture」からきているといった話や、ベンチャーキャピタルから投資を受けている企業だから、ベンチャー企業という呼び方になったとも言われています。 

中小企業とはどう違う?

ベンチャー企業かどうかは事業規模で定義されていませんが、逆に中小企業には明確な定義があります。業種ごとに資本金がいくら以内だとか、従業員数が何人以内といった定義が設けられています。つまり中小企業とは事業の規模を表す言葉だということです。そのため中小企業であるベンチャー企業があれば、中小企業よりも規模が大きいベンチャー企業もあります。 

混同しやすいスタートアップ企業との違い

ベンチャー企業と混同しやすい言葉に「スタートアップ企業」があります。これは実はベンチャー企業のなかで、特に立ち上げ間もない段階の会社のことを指します。設立から何年以内といった定義はありませんが、社長を中心とした少数精鋭で運営されていることが多く、まだ新しい人材を採用する段階ではない会社を指すのが一般的です。

ベンチャー企業の多い業界

ベンチャー企業の特徴としては、これまでにない新しいサービスやビジネスモデルを提供していることが挙げられます。そのため技術革新がすすむIT業界にベンチャー企業が多いです。


また、これから成長していく業界としてAI分野にもベンチャー企業が増えてきています。数年前の知識や情報が時代遅れになるような活発な業界にベンチャー企業が多いので、ベンチャー企業に就職をするなら変化に対応したり、常に知識を増やすことに抵抗がなかったりすることが求められるでしょう。

ベンチャー企業に就職するメリット

大手にはない特徴を持つベンチャー企業ですが、実際に働くことにどんなメリット・デメリットがあるのか、まずはメリットから確認していきましょう。 

起業するときのイメージがつかめる

ベンチャー企業を志望する方は、将来的に起業を考えている方も多いです。あえて社員も少なく、まだまだ成長段階にあるベンチャー起業に身を置き、がむしゃらになって自身を成長させていくことは将来の糧になるでしょう。どんな会社も最初はベンチャーです。その雰囲気を知ることは、起業を考える際に大きなプラスになります。  

上を目指せる環境にある

ベンチャー起業は、実力勝負の世界です。仮に資金が潤沢にない規模が小さなベンチャーであるならば、重要な商談の場はトップクラスの営業マンが常に担当することになるでしょう。逆に言えば、結果さえ残せば年齢や経験を無視して重要な場を任せてもらえるということです。


ベンチャー起業ではすぐに重要な仕事を任せてもらえるというイメージがあるかもしれませんが、実は厳密には正しくありません。年功序列があまりないので、実力次第で短期間で任せてもらえるようになれるというのが正しい理解でしょう。入ったばかり何も分からない段階から会社の経営に関わるような大事な仕事を任せてもらえるはずがないのは、大手でもベンチャー企業でも同じです。 

経験できる仕事の幅が広い

大手ではしっかりと部署ごとに役割分担しているようなことでも、ベンチャー企業ではそもそも部署が明確に設けられていないことも多いです。そのため、一人が担当する仕事の幅は必然的に広くなります。多くのことを経験して自分を成長させ、オールマイティに活躍したい方にはメリットと言えるでしょう。

ベンチャー企業に就職するデメリット

ここからはベンチャー企業に就職するデメリットについてみていきます。メリットとデメリットは表裏一体であることも多いですが、特に重要なものについては就職する前に確認しておきましょう。 

福利厚生が充実していない

初任給が高く設定してあったり、目標の達成具合によってもらえるインセンティブがあったりするなど、ベンチャー企業でも十分な給与が得られる場合もあります。しかし、大手と大きな差がつくのは福利厚生面でしょう。たとえば住宅手当や寮があれば、たとえ給与は少なくても、手元に残るお金は多くなります。がんばり次第での給与アップを狙うのか、安定した給与を望むのかでもベンチャー企業を志望するべきかが見えてくるでしょう。


また、大手であればいわゆるボーナスと呼ばれる賞与が2か月分などと固定でもらえることも多いですが、ベンチャー企業ではすべて達成ベースということも珍しくありません。 

労働環境が整っていない

たとえば有給休暇や、残業代、就業時間などがまだまだ整いきれていないこともあります。人手が不足していることも多く、どうしても帰りが遅くなることも多いでしょう。


仕事を選ぶ際には、こうすれば正解という必勝法はありません。最も重要なのは自分のなかで納得して就職することです。給与なのか、職場の環境なのか、重視するものは人それぞれです。大手であれベンチャー企業であれ、すべてにまったく不満がない職場の方が珍しいです。自分が働く上で「これだけは譲れない」ものを設定して、それを基準に就職活動をすることが後悔のない仕事選びの重要なポイントであることは忘れないようにしましょう。

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