• 2020/04/07
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ベンチャー企業ってどんな企業?スタートアップ企業との違いや働くメリット・デメリットについて解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

新しいビジネスモデルや技術を展開するベンチャー企業。就職や転職を考えるときに大手よりもベンチャーで実力をつけたいと考える人も多いですよね。よく耳にする言葉ではありますが、「ベンチャー企業とは何か」について説明が難しいものでもあります。この記事ではベンチャー企業の特徴やその定義について説明しながら、ベンチャー企業で働く上でのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

ベンチャー企業の定義

ベンチャー企業という言葉はあるものの、実はベンチャー企業には資本金や従業員数、設立から何年以内といった定義はありません。また、ベンチャー企業というのは実は日本だけでの呼び方であり、英語で「冒険」を意味する「venture」が語源とされています。日本ではこれまでにない新しい技術やアイデア、ビジネスモデルを展開する企業のことをベンチャー企業と呼びます。成長過程にあり、革新的な企業がベンチャー企業だと考えればよいでしょう。


新しい技術ということで、ベンチャー企業にはWeb業界で活躍する企業が多いです。また、ベンチャーキャピタルと呼ばれる投資会社から投資を受けている企業を指すことも多いですが、実質的な中身は同じです。明確な定義がないので、捉え方によってベンチャー企業に含まれることや、そうでない場合もあります。

中小企業との違い

規模の大きくない企業ということで、ベンチャー企業を中小企業と同じ意味に扱うことがありますが、これは正しくありません。ベンチャー企業は、規模の大小によって定義されるものではないからです。中小企業とは、会社の規模を意味する言葉で、資本金額や従業員数で業種ごとに明確に定義が決まっています。さらに、中小企業には設立からの年数や事業内容は関係ありません。歴史ある安定した中小企業も多くあります。ベンチャー企業かどうかは規模で決まるものではないので、中小企業よりも規模が大きいこともあります。

スタートアップ企業との違い

ベンチャー企業のなかでも、特に立ち上げ間もない段階の起業したてのベンチャー企業をスタートアップ企業と呼ぶことがあります。まだまだ会社の体制などが確立されておらず、方向性が変わることも少なくありません。基本的には、社長を中心とした少数精鋭で各部門のエキスパートの集まりであることが多いです。創業メンバーで会社を運営している段階だと考えればよいでしょう。


スタートアップから資金繰りなどが落ち着いてくると、組織づくりのために新卒やアルバイト、インターン採用をスタートさせていきます。この段階の企業をベンチャー企業と呼ぶことも多いです。

メガベンチャーとの違い

メガベンチャーとはその名の通り、規模が大きくなったベンチャー企業のこと。場合によっては数千人の従業員を抱えていることも。事業規模が拡大すると安定志向になる企業が多い中で、変化や革新を好むベンチャー精神をそのままに会社運営を行い、新たな事業を展開していく企業がメガベンチャーです。

ベンチャー企業に向いている人

ベンチャー企業では、常に前例がないことに向かっていくことが求められます。安定志向の方や、決まった型があるなかで工夫をしていきたいという方には向いていません変化を好み、体験したことがないことを知りたいと思う好奇心がある方ならば、ベンチャー企業で働くことを楽しめる素質があると言えるでしょう。


ベンチャー企業で働く人にはチャレンジ精神があるというイメージが強く、憧れを抱くことがあるでしょうがベンチャー志向と大手志向のどちらが優れているというものではありません。納得のいく就職・転職を望むなら自分の気持ちや性質をしっかりと認めてあげることも重要です。

ベンチャー企業で働くメリット・デメリット

ここからはベンチャー企業で働くことについて考えていきましょう。 

給与面

働いていく上で給与は無視することができないところです。ベンチャー企業では給与は比較的低いケースが多いです。しかし、ベンチャー企業では個人の成績について高く評価される場合が多く、基本給は低くても目標の達成具合によってもらえるインセンティブが設定されることが多いです。実力主義で収入や年収を上げていきたい方にはよい環境と言えるかもしれません。  

将来性

ベンチャー企業で働く上で、他にない大きなメリットが将来性の高さです。成長段階にあるベンチャー企業が、次第に規模を拡大し、上場企業になることもあります。しかし、資金面の問題などから事業が継続できなくなるとリスクもあることには注意が必要です。 

仕事内容・自身の成長

ベンチャー企業を志望する人やすでに働いている人は、仕事内容や自身が成長できる環境に惹かれていることが多いです。ベンチャー企業だからこそ、入社したての段階から責任のある仕事も任せてもらえる、チャレンジしやすい環境であるのは大きな魅力だと言えます。ビジネスマンとして自身が最大限成長できる環境に身を置きたいなら、ベンチャー企業で働くことは選択肢の1つとなるでしょう。たとえば将来的に独立を考えている方は、ベンチャー企業にあえて身を置く場合も多いです。


大手であっても早期退職の募集などがさかんに行われている現代において、大手だから安心という時代ではないのは確かです。しかし、ベンチャー企業に比べれば福利厚生や安定性で勝っていることが多いのも事実。仕事選びにおいて安定性は重要ですが、それが将来ずっと続くとも限りません。どんな環境で働くかを考える場合には、1つの要素ではなく、全体を見て後悔のない選択をしていくことが最も重要ではないでしょうか。

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