• 2020/04/03
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未経験から別職種と別業種には転職できるのか?人気別に解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

本記事は「未経験から別職種への転職を考えている方向け」に、実際に未経験で別職種への転職は可能なのかという話をします。また、別職種だけでなく「別業種」への転職も、過去の求人の数字を含めて解説していきます。本記事は以下の内容です。


・未経験で別職種へ転職できるのか
・その確率は何%か
・未経験で転職しやすい業界
・未経験で転職しにくい業界


未経験で転職と聞くと、例えば「飲食業界→IT業界」といった感じで難しく感じますよね。「別業種」への転職も含めて、実際の過去の数字を交えつつ解説していきます。

別職種に転職はできるのか?

結論「転職は可能」です。 まず、未経験から別職種に転職できる確率は何%なのかを、過去の数字とともに見ていきましょう。

未経験から別職種に転職できるのは何%?

まず「未経験から別業種に転職した人の割合」は、57%です。求人(2010年~2012年)で「業種経験不問」の割合は51%と、転職した人と求人の乖離が少ないことがわかります。次に「未経験から別職種に転職した人の割合」ですが、34%となっています。職種経験不問の求人割合は8%ですので、実際に別職種へ転職した人の割合が非常に多いことがわかります。

(参考:https://doda.jp/guide/saiyo/


この事実から考えられるのは、現状「飲食業界」で働いている人がいたとしても、本質となるスキルは「サービススキル」になります。ですので「和食料亭のホール」を担当している方でも、例えばホテルのような「サービススキル」を本質とする職種への転職が可能だということがわかります。「職種経験が必須」と記載されている求人だとしても、実際に注目されるのは「別職種で活きるスキルがあるかどうか」です。

このことから、次の職種へ活きるスキルを持っている方ほど転職しやすいということになりますね。

異業種・異職種への転職は可能?

上記の事実から、実際に異業種や異職種への転職は「可能」だと言えるでしょう。繰り返しですが、大事なのは「スキル」の部分ですので、できるだけ活きるスキルを身につける必要がありますよね。上記の事実から飲食業界で働いている方が「自分は未経験だし、IT業界への転職は厳しいのかな」と不安に感じるかもしれません。

しかしそこまで大きな不安を抱える必要はありません。パソコンの使い方がわからない、というレベルなら厳しいかもしれませんが、IT業界だとしても「お客様が必ず存在」します。飲食業界で培われた「お客様第一の精神」は必ず活きてくるでしょう。スキルももちろん大事ですが、「企業にあなたを採用する価値がある」と思わせることが大事ですので、スキルの伝え方も大事になります。


また、職種経験不問の割合は8%ほどですが、この数字の裏には「柔軟性」が求められていることがわかります。 つまり変化や競争の激しい現代社会では、「どんな環境でも活きるスキル」を持つ人が重宝されるということです。もちろん専門スキルを培うことは大事なのですが、実際に企業が求めているのは「柔軟性」の部分になりますので、専門スキルがないからといって、転職を諦める必要はないのです。  

別職種・別業種への転職確率を上げる方法

未経験で転職することは可能だと聞いても、確率が100%ではない分、不安が消えることはないでしょう。 ただ、未経験からの転職確率を上げる方法はあります。それは「社内で自分の市場価値を高めること」です。会社内に1つしか部署がない会社は存在しないでしょう。ですから、なるべくたくさんの部署を経験し、スキルを自分に蓄えることで自分の市場価値を高めることにつなげます。


以下の2人を比べてみましょう。※1スキル100と仮定します。

・Aさん:スキルは「接客スキルのみ」 スキルは100.

・Bさん:スキルは「接客×人事×会計」 スキルは10,000.


上記の例は極端ですが、市場価値の違いがわかりますよね。未経験からの転職は柔軟性が大事だと書きましたが、このように複数のスキルを併せ持つことで、自分の市場価値が高まり、転職の成功確率が高まります。 しかも「社内で完結できる」点が大きなメリットです。 やる気ある人なら今日から会社に打診して、自分の市場価値を高めましょう。   

未経験でも転職しやすい業界

では未経験でも転職しやすい業界を見ていきましょう。転職しやすいのは2つです。

・メディカル業界

・IT業界

上記2つの理由を解説していきます。


■メディカル業界

メディカル業界は医薬品メーカーがドラッグストアなどに勤務している薬剤師さんなどを採用するケースが多いようです。確かに「業種は未経験」ではありますが、実際には薬剤師さんなどは「専門スキル」がなければできない仕事になります。転職の割合は高い傾向にありますが、薬剤師など国家資格をお持ちでない方は数字の参考地としてみる程度で良いでしょう。


■IT業界

IT業界で重宝されるスキルは「プログラミングスキル」です。 プログラミングスキルは、学ぶコードの種類が多様にあるため、採用のニーズも種類に応じて高まることにつながります。プログラミングスキルは習得が難しいと思われがちですが、基礎学習は3か月から半年で習得が可能です。


実際に未経験からエンジニア志望を採用する企業もありますし、プログラミングの基礎を学習すれば、実務経験がない未経験の状態でも、転職は十分可能です。 エンジニアの需要はインターネットが発達した現代で高まり続けています。 メディカル業界に比べ、転職の成功確率や将来性などが高いのは、間違いなくIT業界でしょう。

未経験で転職しやすい職種

次に未経験でも転職しやすい職種を見ていきましょう。

・事務

・販売

上記の2つの割合が高いです。


■事務

未経験でも転職しやすいイメージがあるかと思います。もちろん事務内容にもよりますが、企業ごとに、その企業専門の事務のやり方が存在します。ですので、前職が営業だとしても、実際に事務職として企業に転職してしまえば、その企業の事務のノウハウを学べるので十分可能です。事務職は未経験でも転職が可能ですが、「会計スキル」など専門スキルを持つ方は、給与などでも待遇される傾向にあります。


■販売

販売の本質は「サービスの内容を伝えられるスキル」です。ですので、勤めている企業の商品をしっかりと理解し、お客様に適切に伝えられる方であれば、販売の仕事をしっかりと勤めることができるでしょう。また、前職が「営業」など接客業を経験している方ほど、企業が求める人材だと言えます。


ただ商品を紹介するだけでなく、会話術や接客スキルが高い方ほど、企業の商品を売ってくれるのはわかりますよね。未経験でも転職しやすいのは「事務と販売」ですが、お客様と密にかかわる販売職の方が、前職の経験が必要になる職種だと言えるでしょう。

まとめ

未経験でも、別業種や別職種への転職は可能です。求人の割合から見ても、「業種不問」の割合が51%と、未経験からの転職が困難ではないことがわかります。 まずは「自分の市場価値」を考えることが、未経験からの転職を成功させる鍵だと言えるでしょう。そのためにも現在勤務している会社を利用し、あなたの眠れる複数のスキルを開花させていきましょう。

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