企業が成長を続けるためには、収益が必要です。そのためどの企業も自社の製品やサービスをいかに売るか、どうやって売れる仕組みを作るかに大きく力を入れています。アカウントベースドマーケティングは、企業の売上を伸ばすために行われる戦略的なマーケティング手法のことです。
この記事では、「アカウントベースドマーケティングとは何か」、「アカウントベースドマーケティングはどのように行われるのか」について詳しく解説しています。マーケティングとは「売れる仕組み作り」のこと。マーケティングについて学ぶ際には、ぜひ頭に入れておきたい項目になります。ぜひ参考にしてください。
アカウントベースドマーケティングとは?
そもそもマーケティングとは、企業が提供する商品をどのように売るかといった販売戦略全般のことを指します。アカウントベースドマーケティングも、マーケティング手法の1つであるからには考え方は同じです。効率良くたくさん商品を売るために行う戦略だということを頭に置いて解説を読み進めてください。
アカウントベースドマーケティング(ABM:Account Based Marketing)は、簡潔に言うなら「データをもとにターゲットとなる企業を絞り、そこに営業をしっかりとかけ、売上の最大化を目指す戦略」のことを言います。データとは既存の顧客や新規顧客となる候補である見込み客のデータのこと。顧客情報の1つである名刺などは、担当者のデスクに眠っていることも多いもの。そのままでは売上をアップさせるために機会損失となってしまいます。
データは全社的に統合し、一元管理することが必須となります。 ターゲットとなる企業とはもちろん既存の大口顧客であるお得意様、またはこれから大口顧客となる見込みがある企業です。アカウントベースドマーケティングでは、具体的な企業を対象にアプローチをするため、業種や市場といった広い範囲にアプローチをかけるものとは異なるという特徴があります。