転職活動中に重視されるわりに答えがわからなくてモヤモヤする面接試験。しかし面接試験は、転職活動を成功させるうえで外せない要素です。面接試験で質問されやすい内容のひとつに「成功体験」があります。IT、不動産、メーカー、商社、介護など業種に限らず、この質問ひとつで内定に響く可能性もあります。
そこで今回は、面接官が成功体験でチェックする項目・成功体験の上手な伝え方を中心に見てみましょう。転職成功者の成功体験を見つける方法も載せてありますので読みすすめてくださいね。
そんなのない…転職でよく聞かれる「成功体験」
企業の面接。経歴の説明から始まり、流れの中で成功体験を聞かれることがあるものの、何を話せば良いか分からない、誰か相談できる人もいないと思って人もいるはず。はじめに、面接官が成功体験を聞く意図・成功体験がない場合の対処法を見てみましょう。そもそもなぜ成功体験を聞いてくるの?
面接官は、あなたが成功した内容を聞きたいわけではありません。あなたの成功体験の話を聞いて、「採用・入社後にあなたが活躍できるか?」「長期間勤められそうか?」という観点で、面接官はジャッジを下します。
つまり、前職で大成功をおさめた人が受かるわけではないということです。
成功体験を話す時は下記内容を意識するとよいでしょう。
■どうやって問題解決できたか?
成功体験を得るために「どんな問題にぶち当たったか?」「その問題をどうやって解決したか?」話しましょう。
問題なく解決できた成功体験しかない場合「この受験者は苦労してなさそうだからうちの会社では働けなさそうだ」と、面接官に悪い印象を持たれる恐れがあるため苦労して得た成功体験を話した方が良いです。「苦労した時期もあったが最後は成功をつかんだ」という場面が浮かぶ内容の話をしてみてください。
■成功体験によって、未来にどんな影響があったか?
その成功体験で、未来にどんな影響を与えたのか話すのも大事です。「英検1級を取得できて憧れの翻訳者になれた」「高校の野球部でキャプテンになったことで、社会人野球でも活躍できた」というイメージです。
成功体験で自分がどんな影響を受けたのか、面接官に分かりやすく伝えましょう。
■面接官からの質問に答えられるようにする準備も大事
矢継ぎ早に面接官から成功体験についての質問をされる場合もあります。成功体験を話した後に面接官からの質問内容を想定しておくと、質問攻めに遭っても答えやすくなるでしょう。
成功体験がないときは「目標達成した経験」を話そう!
成功体験がない場合は、目標達成した経験を話すのもOKです。目標設定~目標達成までのプロセスを面接官に伝わるように話しましょう。なお、プロセスを話す時は説得力がある内容を話すことが大事。「面接会場で口下手なのに、営業目標を達成したエピソードを話す」「服装や髪型が乱れている女性が、事務や経理など細かい作業についてのエピソード」を出すなど、受験者の見た目とエピソードにギャップがある場合は信憑性が薄くなり、面接官にマイナスイメージを与える恐れもあります。
面接時に嘘のエピソードを話す人もいますが、面接官から深堀されると墓穴を掘る結果になったり、転職後にはわかってしまうため辞めておきましょう。