• 2020/02/19
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コアコンピタンス分析は自社の強みを知り、事業展開していくための効率的なフレームワーク【前編】

  • マーキャリ 編集部
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どんな企業であっても、同業他社は存在します。そして会社が売り上げを伸ばし、成長していくためには他社との差別化が必須です。商品の質が高い、料金が安いだけでは利益につながりにくい現代において、他社との差別化は企業が必ず取り組むべき課題と言ってよいでしょう。自社が持つ技術の中で、何を中心として他社と差別化を図っていくか。そのためにまずは「他社に真似できない自社の強みが何か」を明確にしておく必要があります。


自社の強みを知るために活用できるフレームワークの1つが「コアコンピタンス分析」です。 この記事では「コアコンピタンス分析」のやり方を中心とし、企業の強みの見つけ方を解説しています。コアコンピタンス分析という言葉を初めて聞いた方でも理解しやすいよう「コア分析とはなにか」といった内容から紹介していますので、ぜひ参考にしてください。  

コアコンピタンスとは?



詳しい分析方法の前に、言葉としての意味を紹介します。コアコンピタンスとは、「コア」・「コンピタンス」の2つの言葉を組み合わせたものです。コンピタンスは能力や適格性を表す英単語です。マーケティングで「コアコンピタンス」といえば、他社に真似することのできない「会社の核となる技術力や能力」のことを言います。

コアコンピタンスとなるために必要な条件

コアコンピタンスは、植物で言うならば根にあたる部分。実際に商品として市場に出すものが花や果実に、事業内容は枝に例えることができます。コアコンピタンスによって作られ、商品の元となる製品が幹だと言えます。車で言えばエンジンが商品の元となる製品です。このような製品のことをコア製品と呼びます。 


コアコンピタンスとは、単純に会社が大事にしていきたい技術力ではなく、以下の3つの条件に当てはまる必要があります。

 ・商品が顧客に価値をもたらすか

・広い範囲の市場や業界に応用できるものか

・他社に真似できないものであるか ひとつずつ詳しく解説していきます。 

商品が顧客に価値をもたらすか

どんな技術であっても顧客にとって価値がなければ市場では通用しません。いくら「これが自社の伝統だ」と言っても受け入れられなければ自社と自己満足となってしまい、強みにはなりません。 

広い範囲の市場や業界に応用できるものか

1つの業界で成果を上げ続けることも重要ですが、その技術がひとつの商品にしか使えないものであれば、商品の需要がなくなった瞬間に技術の価値もなくなってしまいます。コアコンピタンスとなるには、複数の商品や業界でも使えるものである必要があります。 

他社に真似できないものであるか

現代は、作れば売れるという時代ではない競争社会です。そのためどの企業も他社研究や情報収集、技術開発には力を入れています。自社の技術が他社に簡単に真似できるものであれば、すぐに取り入れられ、場合によってはより良いものとなって市場に出ることもあるでしょう。コアコンピタンスとなるためには他社に真似されにくいものでなくてはなりません。

コアコンピタンス分析の目的と特徴

コアコンピタンス分析の目的とは、自社にしか持っていない特有の価値を分析し、それをもとに事業展開をしていくことです。分析をするのは、これからもより激しくなる競争社会を生き抜いていくための手段も模索するためです。 コアコンピタンス分析の特徴としては、自社の資源や技術だけに絞って行うのではなく、「他社と比べてどうか」を分析するものとなります。自社のなかで強みと思っていたのものが、実は他社でも同様に持っているものであれば、事業の要とできないからです。

コアコンピタンス分析を行う際の注意点

コアコンピタンス分析は自社にしかない強みを探るためのものの為、他社との比較が欠かせません。そこで自社や他社についてそれぞれの分野で数値化して比較する手法を用いるパターンがあります。しかし、社員数や収益といった数値で表れているものであるならまだしも、技術力など内部の人間にしかない点についてはどうしても主観的な評価となり「これが自社だけの強みだ!」と言っても根拠に欠けることになります。


コアコンピタンス分析とは企業の「根」となる部分を探す作業ですので表面上の比較はあまり意味を持ちません。この記事では、数値化を用いない方法のコアコンピタンス分析について解説していきます。また、企業が複数の事業を展開している場合は、複雑になりすぎないようそれぞれの事業についてコアコンピタンス分析することをおすすめします。



(続きのページは以下をクリックしてご覧ください)




マーキャリ 編集部

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