• 2019/10/01
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PDCAとOODAのちがいは? それぞれの使い分けとOODA導入時の注意点【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「PDCAとOODAのちがいは? それぞれの使い分けとOODA導入時の注意点」の後編になります。
前編をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

第一のステップ 観察(Observe)

OODAループの第1ステップである「観察」とは状況を判断するための情報の収集のことを指します。自分の感情や置かれている状況、さらには相手の行動や置かれている状況、環境、市場の動向、などの事実のデータを集めることです。

注意すべきは「事実を集める」ということ。たとえば「相手は怒っているだろう」といった予測などは排除して客観的な判断を行うための情報収集に専念する段階となります。

第二のステップ 状況判断(Orient)

第二ステップの状況判断とは、仮説を立てる段階とも言えます。このステップは4つの中でも特に重要です。なぜなら状況判断を誤れば続く「意思決定(Decide)」「実行(Act)」の方向性も誤ったものになるからです。 このステップで行うのは、観察によって手に入れたデータと自身の経験を統合して分析し、仮説を立てることです。


集まったデータが何を意味しているのかについて考え、理解し、状況判断を行いましょう。仮説は複数あって構いません。 OODAループは、PDCAサイクルと同様に何度も繰り返し行うものです。そのため状況判断・仮説立てに重要なのは「過去の判断ミスに気付くこと」。OODAを繰り返すことでミス要因を減らしていき、成功に近づけていくという流れになります。

第三のステップ 意思決定(Decide)

第三の意思決定のステップでは、これに続く「実行(ACT)」において、何をするかを決定します。第二の状況判断・仮説立ての段階では、複数の仮説が生まれているはず。そこで仮説をどう効果的に活用するかについて解説します。 仮説を立てるとついつい結果に目が行きがちですが、まずは「どのような結果を望んでいるか」と確認します。


自分や会社がどうなりたいのかを確認し、それに対してできる行動をリストアップ。次の段階で「実行」する行動の選択肢を作るのです。選択肢ができれば、その中で一番仮説に沿っているものを選ぶといった流れになります。仮説は、これまでのデータからの状況判断で立てられたもの。仮説に沿った行動を選ぶことが最もベターな選択であるということです。

第四のステップ 実行(Act)

意思決定のステップで決めた行動を実践します。行動が完了すると次のOODAループへと入ります。できるだけ高速でOODAループを行うことが成功へのカギと言われています。行動を実行することで状況が変わっていれば、観察のステップで得られるデータも変わってきます。 逆に状況が変わっていなくても、新たな判断材料とすることができます。


行動を実行した結果変化がなければ、何も得られていないように思われるかもしれませんがそうではありません。成功や失敗といった変化につながらない新たなパターンが見つかったということなのです。一喜一憂せずに次のOODAループに入りましょう。

OODAとPDCAのちがい

OODAについて一通り確認した上で、PDCAを見るとそのちがいが分かりやすいでしょう。この項目ではOODAとPDCAのちがいについて詳しくみていきます。

OODAとPDCAは目的が異なるもの

4つのステップに沿って行動をしていくというかたちは同じですが、OODAとPDCAは大きく異なるものです。そのためどちらが優れているかといった議論には意味がありません。シーンに応じて使い分けることが重要です。


PDCAはもともと工場の生産性を高めるために生まれたメソッドです。工場では「何をどういった流れで作るか」が定められています。そこで生産速度や生産効率の向上といった課題の改善を図るために有効なのがPDCAです。つまりPDCAは一定の型があるものについて改善をしていくという場面で活躍するものなのです。


一方でOODAは、データを集めて判断し、意思決定をし、行動に移すというもの。つまりは意思決定を行うためのサポートとなるフレームワークです。ジョン・ボイド氏が身を置いていた戦場のように、不明確で常に変化していく状況の中で、現状にあるものから最善の判断を下し、即座に行動を起こすことを目的としています。

状況に応じて臨機応変な行動をしていくために、高速で繰り返しOODAをループさせることが重要なのです。そのため、OODAは業務改善目的ではなく、新たな事業を立ち上げるといったゼロからのスタート、前例がないものについて対応するためのフレームワークだと言えるでしょう。 インターネットやSNSやテクノロジーの発達により、目まぐるしく状況が変わっていく現代において、正しく状況判断をし、対応していくためのOODAループに今後ますます注目が集まるのではないでしょうか。

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