商品やサービスの成長させるグロースハックにおいて、欠かせないフレームワークの1つである「AARRR(アー)」。様々な顧客データを活用するwebマーケティングにおいては、AARRRは個人でも実行しやすいフレームワークです。 Webマーケティングの世界ではよく知られるフレームワークですが、耳慣れないという方も多いでしょう。
この記事では「AARRRとはどういったものか?」、その活用方法について詳しく解説しています。マーケティングや、グロースハックといった言葉についても解説していますので、マーケティング初心者についても理解しやすいはず。ぜひ参考にしてください。
マーケティングとグロースハック
AARRRの解説に入る前に、基本的な概念となるマーケティングとグロースハックについて簡単に確認しておきましょう。 マーケティングとは、単純に市場調査や分析だけを指す言葉ではなく、その範囲は非常に広いです。商品のニーズを探り、商品を開発し、ヒットにつなげる施策を実行する。これらはすべてマーケティングの担当範囲となります。一言でいうならば「販売戦略全般」、「商品が売れる仕組み作り」と呼べるでしょう。たとえば、商品を世間に知らせるために広告宣伝なども、マーケティング活動の一環です。
グロースハックとは、開発の面で工夫をして、商品・サービスの改善をモニタリングしながらその商品・サービスを成長させること。サービス自体に成長・拡散のための仕組みを組み込みます。たとえば、ネット上で買い物をするECサイトの画面の構成やレイアウトが頻繁に変わっていることがあります。これもユーザー目線で、改善を行うグロースハックの例と言えます。マーケティングとの違いは、主に商品やサービス自体に目を向けていること。グロースハックの目的はサービスの成長にあります。そのためデータによる仮説検証や分析が重視されます。