• 2020/01/27
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ULSSAS(ウルサス)は、SNS時代に特化した新しい購買行動モデル【前編】

  • マーキャリ 編集部
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消費者が商品を購入する際には、フィーリングだけで決めているわけではありません。新商品のお菓子程度などまだしも、高いものであればあるほど購入には慎重になります。また、消費者が購入に至るには、値段だけでなく商品の評判などさまざまな要素がありますよね。 消費者が商品を知って購入にいたるまでは、一定のパターンがあります。それらは「購買行動モデル」と呼ばれています。 インターネットが発達し、さらにはSNSが発達し誰もが自身のメディアを持つようになった現代では、商品を知ってから購入に至るまでのプロセスも変化をしてきています。


この記事では、SNS時代に特化した購買行動モデルである「ULSSAS(ウルサス)」について詳しく解説しています。一般的な購買行動モデルとの違いもふまえて説明しますので、ぜひ参考にしてください。

ULSSAS(ウルサス)とは?



ULSSASとは、株式会社ホットリンク執行役員CMO・飯高氏によって提唱されたSNSが発達した現代において意識すべき購買行動モデルです。ULSSASは6つの要素からなり、以下のことばの頭文字を取っています。 U:UGC(ユーザー投稿コンテンツ) L:Like S:Search1(SNS検索) S:Search2(Google/Yahoo!検索) A:Action(購買) S:Spread(拡散)

UGC(ユーザー投稿コンテンツ)

UGC(ユーザー投稿コンテンツ)という言葉を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。ユーザー投稿コンテンツと呼ばれてもピンとこないかもしれません。 UGCとは、ユーザーの手によって生み出された制作コンテンツのことを指します。 具体的にはブログ、SNS、動画投稿サイト、写真共有サイト、イラスト投稿サイトなどの各種ソーシャルメディアに書き込まれたり投稿されたりしたコンテンツ自体や、それらに対する感想、レビューなどのコメントがあげられます。


基本的にはユーザーがSNSに投稿する画像や動画、商品や体験に対する口コミなどのことと理解しておけば問題ありません。購買に至るまで、まずは企業側のSNSに対する投稿(実際にはオウンドメディアにおける発信なども含む)から始まります。

Like

LikeとはSNSにつく「いいね!」などの高評価のこと。SNSへの投稿を見たフォロワーが「いいね!」をつけるという段階です。

Search1(SNS検索)

いいねを付けたユーザーは、その商品や企業に対して「SNS内」で検索します。昨年はタピオカがブームとなりましたが、素敵なタピオカの写真が見たいと思ったら、検索エンジンを使うよりもまずTwitterやInstagram内で検索するのが一般的ではないでしょうか。 SNSが発達した現代では、情報収集ツールとしてまずSNSで検索します。SNS内で検索することで他のユーザーの声などの口コミを調べ、判断材料とするのです。

Search2(Google/Yahoo!検索)

SNSで調べてさらに興味を持てばGoogleやYahoo!といった検索エンジンでキーワード検索します。ここで初めて企業のホームページや販売サイトなどの情報を検索します。

Action(購買)

検索の結果、良いものや、自分が買うべきものだと判断したら購入に至ります。

Spread(拡散)

購入した人が商品やサービスに対しての感想をSNSで発信します。すると今度は購入者のフォロワーがその投稿を見ます。Spread(拡散)されるとそれが新たなUGC(ユーザー投稿コンテンツ)となり、Likeがつき、検索され・・といったサイクルが生まれます。 重要なのはこのサイクルを回していくこと。するとUGCが始まった瞬間に、自社投稿がなくてもサイクルが勝手にグルグルと回るようになります。


また、ユーザーの投稿をRTするだけでも、ULSSASのサイクルは回ります。いかにいいね!やRTがつく投稿をし、ULSSASが生まれる流れを作れるかがカギとなります。サイクルができればシェアも自然と増えていきます。



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