• 2019/03/15
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マーケティングの基本を知ってマーケターを目指そう!

  • マーキャリ 編集部
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目次

新しい商品やサービスを顧客に届けようと考え、新しくマーケティングについて学ぼうとしている人も多いでしょう。しかしながらそもそもマーケティングとは、どのような効果や意味があるのでしょうか?

ここでは、マーケティングの定義を紹介しつつ、実際に使用する際の重要性について説明していきます。マーケティングの基本を習いたいと考えている人は、まずここから学んでいくと良いでしょう。

マーケティングとはなにか?

まずマーケティングとは、そもそもどういう意味になるのでしょうか?

マーケティングとは、「顧客が求めるものを理解して、企業や個人が商品やサービスを作成。そこから有用な情報を顧客が正確に捉えれるように工夫し、顧客が価値を効果的に得られるようにするための概念」を意味します。

このようにいざ言葉でマーケティングの意味を説明しようと思ったら、なかなか説明がしづらいものです。企業によってマーケティングの考え方や捉え方が異なってくることから、説明が難しいという理由もあります。

マーケティングの定義とは

ではマーケティングの定義とは何になるのでしょうか?
まずマーケティングは、人によって様々な解釈がされます。しかし、日本マーケティング協会が定義しており、以下のような内容で発表しています。

マーケティングとは、企業および他の組織1)がグローバルな視野2)に立ち、顧客3)との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動4)である。

1)教育・医療・行政などの機関、団体などを含む。
2)国内外の社会、文化、自然環境の重視。
3)一般消費者、取引先、関係する機関・個人、および地域住民を含む。
4)組織の内外に向けて統合・調整されたリサーチ・製品・価格・プロモーション・流通、および顧客・環境関係などに係わる諸活動をいう。
引用元:日本マーケティング協会

シンプルにまとめると、「企業や組織が公正な競争をして、市場創造のための総合活動を行うこと」を表しています。「売れる仕組み」や「儲かる仕組みを考えること」とも捉えることができ、どれだけ世の中の動きを察知していけるかが重要、ということです。

さらにはニーズを満たすことができる商品開発をしていけるかも大切で、調査や広告などのイメージを持つマーケティングは、その中の1部分でしかありません。

マーティングの重要性とは?

企業にとってマーケティングは、重要な存在になってきています。時代の変化とともに、常に新しい商品が開発されていき、顧客はよりよいサービスを求めるようになっているのが事実です。そんな新しいモノや情報が溢れてきている世の中なので、違いを出すためにも差別化を図らなければなりません。

自社の商品を知ってもらうのもいいですが、顧客が欲しいと思うものを作っていかなければ意味がありません。差別化を図っていくためにも、何を求めているかを時代の流れに合わせて変化させて行く必要があるでしょう。

そして何より、多くのターゲットに知ってもらうことも重要なポイントです。

・顧客が必要としているものは何なのか?
・どういう方法で宣伝していけば、より自社の商品を求めている顧客に商品を届けられるか?
・顧客が購入しやすいプラットフォームとは何か?

などを考えていくことが、マーケティングにおける重要性といえるでしょう。

マーケティングの分析の基本



マーケティングにおける定義や重要性が分かってきたところで、次は分析の基本についてです。マーケティングにおける基本とは「顧客が求めていること(ニーズ)を知ること」になります。そのためにも、まずは基本となる基礎理論を理解しておく必要があります。

ここではそんなマーケティングの基礎ともいえる、マーケティングフレームワークである「STP」。そしてマーケティングプランニングに必須となる、「4P」と「4C」について説明していきます。

STPとは?

まずSTPについてですが、「セグメンテーション(Segmentation)」「ターゲティング(Targeting)」「ポジショニング(Positioning)」の略になります。それぞれの意味は、以下の通りです。

セグメンテーション・・・市場の細分化。市場をニーズごとに切り分けて、グループ化することを意味します。
ターゲティング・・・狙っていく市場の決定。どの環境の市場を選んで戦略に打ち出していくかを決めることを意味します。
ポジショニング・・・自分たちが事業として行っている、起点となる場所の明確化。競合他社との位置関係を、明確化していくことを意味します。

何よりSTP分析において大事なのは、「ユーザーが何を求めているかを理解すること」です。セグメンテーションで自社の市場を把握していき、ターゲティングにて狙っていく市場やニーズの選定。そして最後にポジショニングにて、自社の商品が競合他社と比較したときに、客観的に見てどのような位置でいるのかを明確化していきます。

マーケティングのフレームワークを決めていくのに、STPはとても重要です。まずはSTPにおいて、ターゲットの選定をしっかりとしていきましょう。

4Pと4Cとは?

次に4Pと4Cについてです。

まず4Pとは
1.「Product(製品)」
2.「Price(価格)」
3.「Place(流通)」
4.「Promotion(販売促進)」

これら4つで構成されているフレームワークを意味します。4つの視点から自社が持っている商品やサービスにおける強みや弱みを理解していくことで、市場の分析を行っていきます。

次に4Cとは、4Pを客観視点で深堀したものになります。
1.「customer solution(顧客ソリューション)」
2.「customer cost(顧客コスト)」
3.「convenience(利便性)」
4.「communication(コミュニケーション)」

強いていうなら4Pは売る側、つまり販売する側から見る視点で、商品の強みや弱みを深堀していくことができます。逆に4Cは、商品を買う側、顧客側となって深堀していくものとなります。

それぞれのフレームワークにも効果的な活用方法があるといえます。売る側と買う側の両方の意見を取り入れていくことが、マーケティングにおいて重要になってくるといえるでしょう。

マーケティングの種類

これまでマーケティングについての定義や基本に関してお話してきましたが、マーケティングにも種類があることをご存知でしょうか?マーケティングを行っていくにあたって、種類を間違ってしまうとせっかくのいいサービスや商品を届けることができなくなる恐れがあります。

そこでここでは、マーケティングの種類を紹介しつつ、それぞれの効果や違いについて説明していきます。

デジタルマーケティング

マーケティングの1つとして、デジタルマーケティングという手法があります。デジタルマーケティングとは、オンライン上にて行うマーケティングのことを意味し、Webだけではない広い分野で活用していくことが可能です。

例えば
・ECサイト、コーポレートサイト、コミュニティサイト
・Eメールマーケティング
・デジタルサイネージ
・アプリ
・SNS広告

これらを活用して、マーケティングを行っていきます。Web以外のチャネンルを利用しようと思っても、データを実用したり、デジタルの使用においてもデジタルマーケティングが含まれてきます。

WEBマーケティング

Webマーケティングは言葉の通り、「Webサイトを用いてマーケティングを行う」という意味になってきます。デジタルマーケティングと似て非なるものですが、違いとしてはWebサイトのみを用いてマーケティングを行っていくので、ある程度設定が絞られます。

例として
・SEO
・コンテンツ
・リスティング広告
・アフィリエイト広告
・アドネットワーク広告

これらが、Webマーケティングにおける手法となってきます。それぞれ集客や流入を増やしたり広告を打ち出したりと、マーケティングにおいて必要な手法です。企業のサイトを軸にして考えることが多いので、Webサイトのみでマーケティングを行っていくなら、Webマーケティングがおすすめとなります。

まとめ

マーケティングとは、商品やサービスを知ってもらったり、顧客を知ったりするための大切な手法です。ただ企業によっては置かれている環境や状況が違うので、正しい手法を選んでいく必要があります。

時代の変化によって顧客の求める商品やサービスは変わっていくので、マーケティングとは企業の運営においてなくてはならないものです。まずはマーケティングというものを理解していき、どんな方法が一番顧客に届くかを考えてみてはいかがでしょうか。

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