• 2019/08/29
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イベントプランナーとは? 仕事の流れや求められるスキルを解説

  • マーキャリ 編集部
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さまざまなイベントの裏には、イベントプランナーの活躍があります。文字通りイベントを企画する仕事ですが、行う業務は多岐に渡ります。この記事では、イベントプランナーになることを目指す方のために、詳しい仕事内容や、イベントプランナーとして求められるスキルについてご紹介しています。就職や進路で悩んでいる方にも参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

イベントプランナーの仕事内容



イベントと聞くと音楽フェスや花火大会、展示会、グルメ関連のものをイメージする方が多いでしょう。しかし、イベントとはそれだけではありません。例えば企業が商品の販売促進や認知度向上のために行うPRイベントや、自治体が主催する町のお祭りやコンクールなどもイベントの一種です。

イベントとひと口に言ってもさまざまなものがありますが、それらのイベントを企画し、運営の計画を立てるのがイベントプランナーの仕事です。規模の大きなものや国際的なイベントの場合は、複数のイベントプランナーが役割分担をして持ち場を担当するのが一般的です。

イベントの開催が決まれば、現地の視察や情報収集、照明や音響といった演出方法、PRのためのパンフレットなどまで総合的に管理することになります。イベントプロデューサーといって企画部門と実行部門が分かれていることもありますが、基本的には、イベントプランナーがイベントの進行や演出についてプロデュースまで行うことが多いです。

イベントプランナーの働き方



イベントプランナーは、基本的にはフリーで活躍することは少なく、広告代理店やイベント企画会社に所属しているのが一般的です。企業によっては商品やサービスのPRを担う広報がイベントプランナーの役割を担っていることもあります。会社に所属している場合は、イベントに合わせて勤務時間なども変動します。

イベントプランナーに必要な資格はある?

イベントプランナーになるにあたって、医師や弁護士などのような必須の資格や免許はありません。イベントに関する資格としては「イベント業務管理士」や「イベント検定」などがありますが、必須のものではないので必要に応じて取得すればよいでしょう。イベントプランナーには、資格や知識だけではなく、資質や経験が大きく問われる職業です。イベントプランナーを目指すのであれば、経験と積むことから始めましょう。

イベントプランナーの仕事の流れ

イベントを企画する仕事ということで、自身のアイデア力を活かしたイベントが自由に企画できると考えるかもしれませんが、実際はそうではありません。例えばコンサートであれば、レコード事務所という主催者が、街のイベントであれば自治体といった主催者がいます。イベントプランナーは自分がやりたいイベントを自由に企画するのではなく、あくまでクライアントである主催者の要望に沿って、「イベントを成功させる」ことが仕事です。そのためイベントが単純に盛り上がればよいわけでもありません。

主催者は必ず「イベントを行う目的」を持っています。その目的はPRなのか、集客なのか、それともその場で利益を上げることなのかと千差万別です。たとえば絵の展示会であれば、誰でもいいから来場して欲しいわけではないことが想像できますよね。「絵に興味がある人がたくさん来るイベントにしたい」・「絵に興味を持ってほしい」などの目的を叶えるためにはターゲット選定が必須です。これはイベントプランナーの手腕が試される場面と言えます。

イベントプランナーに求められるスキル



イベントを成功に導くために、イベントプランナーに求められることはなんでしょうか。イベント行うにあたっては、クライアントの要望やイベントの目的を把握して、具体的な企画にすることになります。それを実現するために必要なスキルをご紹介していきます。

発想力とそれを生み出す行動力

ゼロからイベントを考えるのは困難なことですが、他と同じようなイベントでは求める結果が得られないことも多いでしょう。類似のイベントであっても対象とする層を変えるなどのアプローチ方法があります。とはいえ、イベントプランナーには斬新なアイデアが求められます。なぜなら主催者側で思いつくようなアイデアなら、イベントプランナーを立てる意味がなくなるからです。

もちろんイベントの運営を統括するという実務的な役割も重要ですが、クライアントがまずイベントプランナーに期待することは「アイデア」です。それではアイデアを生み出すためには何が必要でしょうか。イベントの成功のためにはアイデアが求められますが、独自性があったり、今までになかったものであったりさえすればよいわけでもありません。イベントを成功させるためには、参加者が必要だからです。

つまり、ターゲットを絞ったイベントであるかどうかに関わらず、参加者が行きたくなるようなイベントにするためには、どんなイベントが求められているかを知ることが必須となります。自身でさまざまなイベントを体験することはもちろんのこと、ジャンルを問わずにトレンドとなっているものの情報を得ることも重要です。発想を生み出すための行動もイベントプランナーとして活躍するためには欠かせない要素であると言えるでしょう。

論理的思考能力

クライアントは当然イベントを成功させたいと思っています。イベントプランナーはそれを叶えるイベント内容を企画するのが仕事です。イベントプランナーの発想力によって提案された企画が素晴らしいものであったとしても、失敗させたくない気持ちが強いクライアントは、「根拠」を求めます。

なぜ、そのようなイベントなのか、なぜその場所で行うのかといったことを明確にした上でクライアントが納得できるように提案する必要があるのです。たとえば、商品のPRイベントであれば、類似のものとの違いや独自の強みを知り、どういった層にアピールすればよいか、その人たちがよく行くエリアはどこかといった情報をもとにクライアントに提案することになります。最初は発想や思いつきから始まったとしても調査や分析といったマーケティングを実施することで、裏付けをとっていく必要があります。そのためには、情報を客観視する論理的思考能力が重要です。

イベントプランナーは、イベントの提案から実行、運営の統括や当日起こるトラブルの想定など、任される仕事は多岐に渡ります。イベントは土日に行われることも多いので、まとまった休みも取りづらくなります。しかし、イベントを成功させるために最後までやりきる責任感が何よりも重要だということは、イベントプランナーを目指すのであれば頭に入れておくべきでしょう。

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