• 2019/06/27
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マーケターへ転職したい人が知っておくべきこと

  • マーキャリ 編集部
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目次
会社員が選ぶ人気の部署で上位にもランクインする「マーケティング部」。マーケターになりたいとキャリアチェンジを考える人も多くいますが、マーケターの役割や求められていることを正しく理解できていますか。理想だけで転職して、思っていたのと違う...とならないよう、マーケターへ転職したい人が知っておくべき知識をご紹介します。

そもそもマーケターの仕事内容は?

まず最初に、マーケティング部門の役割をご存知でしょうか。「商品開発や企画といった、クリエイティブなことをしている集団」のように、インテリそうな、かっこ良さそうなイメージが先行している人をよく見かけます。商品開発やさまざま企画をしていることは事実ですが、新しいことを創出するばかりが役割ではありません。
マーケターの役割をキーワードで表すとすれば、”効率化”や”最大化”といったものが適しているでしょう。なにをどうすれば今よりも効率的に営業活動ができるようになるか。広告の反響をもっと増やすことができるか。調査・分析をして、業務の効率化や結果の最大化を目指すイメージです。

具体例〜営業リストの活用〜

もう少し業務に入って具体的に言うと、例えば業種や企業規模などが整備されていないごちゃ混ぜになった営業リストが営業マン1人に対して1,000件あったとします。営業マンは電話をするなり訪問をするなりで新規開拓を進めていきますが、そのリストを上から順に追いかけるのは効率的と言えるでしょうか?

答えはNOです。すべてにアプローチしてみなければ結果は当然わかりませんが、自社の提供する商品やサービスにマッチしやすい属性はおそらく存在していて、これまでの受注傾向からある程度ターゲットを絞ることができるからです。こういった場面でマーケターがデータ分析をして仮説を導き、営業が効率的にリストに当たる優先順位を決めることが業務のひとつです。

具体例〜メールマーケティング〜

あとは例えば、自社のサイトに登録している会員向けにセミナーのご案内のメルマガを出すとして、どうすればメールの開封率が高いかを分析する、メルマガ配信効果の最大化を図るのもひとつです。キーワードによる部分が大きいのか、曜日や配信時間の影響が大きいのか、データを収集しては分析し、より精度を高めていきます。

いかがでしょうか。上記はマーケター業務のほんの一部ではありますが、新しいことを創出するクリエイティブ集団と思っている人にとっては意外だと感じたのではないでしょうか。マーケターは今ある資源をもっと有効活用するという点が重要であり、結構地道で地味な作業が多くあります。

もっと言えば、商品開発といっても新しく生み出すのではなく、今ある商品を少し改良したり、AとBの商品を組み合わせて1つの商品にして完了。ということもよくあります。マーケターに対する理想が高過ぎる人は、転職活動に移る前に一旦マーケターを具体的に知ることからスタートすることをおすすめします。

マーケティングの種類

・マスマーケティング
・Webマーケティング
・デジタルマーケティング

広告を使ってなにか訴求していくことがメインの広告業界のマーケターだと上記のようなワードが出てきます。マスマーケティングは新聞やテレビ、雑誌広告の領域、Webマーケティングはインターネット上のホームページ情報などからマーケティング戦略を考える領域、デジタルマーケティングはそこから進み、FacebookやTwitter、Instagramに代表されるSNSなどの情報も活用していくイメージです。どれもマーケターを語る上では避けて通れませんが、今はデジタルマーケティングの注目度が高いです。

マーケターの転職事情



今の時代、前述したデジタルマーケターの需要が非常に高いと言われています。SNSは十分世の中に浸透している一方、比較的年齢層が高いベテランマーケターには、まだまだSNSを理解しきれていない、使いこなせていない人も多くいる中で、うまく活用して大きく販路拡大に繋げたいとしている企業は多くいます。

SNSの浸透度とデジタルマーケティングに精通した人は比例しているわけではなく、まだまだデジタルマーケター人口は少なく、さらに企業はコンサルティング会社に協力を依頼することから、自社でマーケティングできるよう内製化を進める動きも目立つようで、市場はデジタルマーケターにとっては売り手市場になっている現状です。

マーケターとしての経験があり、自分自身SNSをやっていて精通しているなどのアピールポイントもあれば、デジタルマーケティングを強化したい企業への引っ掛かりは良いでしょう。企業として新たに構築する部署であれば、ライバルも少ないので結果次第で次のポジションが与えられやすい環境とも言えます。

ポイントは企業のマーケティング部門の見極め

一方、企業自体がマーケティングに精通していない場合は注意が必要です。現状課題の洗い出しと、データに基づく改善施策を打ち出せたとしても、予算が下りずに結果なにもできないというケースもあるからです。好条件、好待遇に飛びついたものの、やりがいがないどころか、施策を講じられないので成果を上げられず、評価を得られないことも。

ベンチャー企業のようにトライアンドエラーで進めていくスタンスだったり、中小企業が思い付きでマーケティング部門を作ったようなところだと、数年で部門閉鎖もあり得ます。マーケターの需要が高い中、こういったミスマッチを防ぐことがマーケターの課題であり、マーケター経験が転職活動に活きてくるとも言えそうです。

まとめ

マーケターの人気は高く、転職需要も高いですが、給料面・休暇面・福利厚生の条件を見るだけでなく、自分のやりたい事が実現できる企業なのかを見極められるよう、調査と分析を念入りに行いましょう。また、マーケターになることを目指す転職の場合も同様に、条件面よりもどういうマーケターになりたいかを具体的にイメージして、そこから企業選びをすることをおすすめします。

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