• 2019/09/19
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マーケティングエバンジェリスト 河村 芳行(第2回)

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【連載企画】マーケティングエバンジェリスト 河村 芳行
弱冠36歳にして現在170名のマーケターを取りまとめている若き取締役。
着実にキャリアを重ね、入社10年にして現取締役として会社を牽引する傍ら、2018年に新規事業部署であるメディアプラットフォームDivの責任者に就任。マーケター歴10年を節目に、未経験の領域に踏み入れた彼を追った連載企画。
第2回目は、取締役であり新規事業開発チームの責任者として彼がどのようにチームメンバーと接しているか、そして部下から見た“河村 芳行”をクローズアップ。

河村 芳行Profile
大学時代はウィスコンシン州へ留学、本場アメリカのマネージメントやマーケティングを学び、
2008年に法人マーケティングのパイオニア企業である株式会社エムエム総研に入社。
テレマーケティングやインサイドセールスなどのリアルコミュニケーションからデジタル領域まで多岐にわたり、
マーケティング活動全般のプランニングを担当。外資系、国内大手IT企業に対して多くのプランニング実績を積む一方、ITproマーケティングなどセミナーにて講師やパネラーとしても講演実績を積む。更に2017年には同社経営陣と共に自身初となるビジネス書籍『少人数チームからはじめる失敗しないBtoBマーケティングの組織としくみ』を出版、少人数チームにフォーカスしたBtoBマーケティングの組織作りと仕組みを解説した同書は、多くのマーケターに支持され、一躍して彼の名はプロのマーケターという肩書と共に広がった。

「現場から見える 河村 芳行流チームマネジメント」



前回彼の口から出た「重要なのは彼ら(部下社員)から僕自身の信用を得ること、つまり彼らにとって価値ある存在になること」に関連し、チームの中でも特に彼を日々間近で見てきた社員が上司“河村芳行”へインタビューを行った。
組織の中で多くの部下を抱える人間が、どうやって人を動かし戦略実行に繋げていくか、経営層は特に必見!

社員
私は河村さんよりも長くこの会社にいますが、河村さんがまとめる部署に入ったのはこの4月。
そこで初めて関わりを持ちました。5カ月ほど接してきた中で、私が先ず感じたのは、みんなのことを凄く見ているなと。
特にどういったところを見てるんですか?

河村 芳行(以下 河村) 
そうだね。確かにデスクにいる時は自分の業務をやりつつ、みんなには目を向けるようにしてる。
別に仕事ぶりを見てるんじゃなくて、"全体が円滑に回っているか"をね。例えばチーム内で良好なコミュニケーションが取れているかとか。

社員
表情も見てますよね? 体調が悪い時とか、直ぐに見抜きますし。

河村
モチベーションの面も気にはしてるね。統括する上ではどんな些細な事でも常に把握しておく必要がある。少しでも対応が遅れたらまとめられなくなってしまうからね。



社員
河村さんはコミュニケーションを凄く大切にしてますよね。毎週1人ずつと30分の面談の場を設けていたり。
忙しい中で、部署メンバーにこれだけの時間を割く理由は何ですか?

河村
うちの会社は業務自体、本人の裁量に任せているから凄く仕事に対して自由なんだよね。毎日こちらからやる業務を指示しているわけじゃないので、それぞれ目標の為に本人がスケジュールを組んで進めている。役割の中に自由があるからイノベーションが常に出てくる。

でも、自由だからこそ、それをまとめなかったら組織は簡単に崩壊する。
当然人間なのでみんなの考えも常に変化する。それを知っておくことも自分のミッションだと思ってる。
よく、面談の時に各々が持ってるタスクの進行具合を聞いてるでしょ?
当然、聞かなくても大体は把握してるけど、敢えて本人に自覚の再確認をすることで考えの変化やモチベーションを探ることができる。

社員
目標に全然達していない時には、それに対しどういう計画があるか聞いてますよね?

河村
そう、最後まで自分の目標に責任感を持ってもらいたいから本人なりの打開策があるなら試してほしい。そこでこっちが、こうやれと言うのは簡単だけど、それだとその本人の納得感って実は得られてないんだよね。
例えば、これを言ったとおりにやれって言われて、その仕事にやりがいを持てるかって言われたら自分は持てないかな。
完全にお金の為って割り切ったら別だけど。あと、ルーチンワークで何かを成し遂げようとしてるのなら、そこにやりがいを感じるかもしれないけど、
我々の仕事って、新たに生み出すものだから自分自身がそこにアグリーできてなかったら仕事に納得できてない状態なんだ。



社員
でも必ずしも皆がクリエイティブなアイディアを常に持っているわけではないと思います。
どうしたら良いか全く答えを持っていない社員に対してどういう対応を取ってますか?

河村
ヒントを与えるようにはしてる。別に自分が完璧な答えを持っているとは思ってないし、むしろ、正解があるなら知りたい。
経営の立場にいれば戦略は当然持ってるけど、それを実行するのは我々経営陣ではなく現場の人。
だから彼らには常にクリエイティブな考えを持っていてもらいたい。発想が生まれないのは我々経営陣の戦略の伝え方が上手くないからだと思ってる。

社員
見ていて感じるのは、大体の事に河村さんの中で答えはあるんじゃないかなと。それを敢えて出してないように見えます。

確かに、こうやれば良いんじゃないかって言うのはあるけど、それが正解かは分からないし。答えではないよ。
だから彼らから同じ答えが聞けたら、私の考えに合意が取れているということになるし、逆に違う答えが聞けたら、それは私にはなかった新たな発見かもしれない。
お互いが納得している状態を作りたいから、こちらからできる限り提示はしないようにしてる。上司という立場上、私から出したらそれが答えになってしまうからね。

社員
そうだったんですね。
でも例えば新たなサービスのプレゼン資料にしても、ある程度河村さんの中で答えがあるのなら河村さん自身が作った方が効率良くクオリティの高いものが作れるのでは?



河村
それは違うよ。組織であれば、役割というものが大事になってくる。
私が自分で生んで、自分自身で実行もしたところで担える規模に限界があるから成果は、たかが知れてる。
一級建築士が一人いたってビルは建てられないでしょ?それと同じ。
何故、私が自分でやった方が効率が良いと思う?

社員
自分がある程度確信を持っているアイディアであれば、自分で作った方がイメージを持っている分、早く作れて、より具体的にそれに近づけられるのではと思います。

河村
まさにそこだね。
みんながそれぞれ確信をもって実行まで移せれば、私一人よりも何倍も大きくできる。組織はそうやって成長していくもの。
だから自分はみんなからイノベーションを引き出せるようなマネージメントに徹してる。
現場から生み出される状態が組織としては一番理想的なんだ。

社員
河村さんは部下からの意見や提案を頭ごなしに否定することが絶対にありませんよね。だから社員が自由に発言できる空気が出来ていると思います。時々私がとんでもない提案をしても基本は肯定的な返事を下さいますよね?

河村
そう来るかって思う時はあるけど(笑) 
否定って何も生まれないんだよね。それは違うだろと思っても、何度も言うように私自身が正解を持っているわけじゃないから、先ずは1つの案として受け入れる。
それで、それをするならこっちをやった方が良いんじゃない? って新たな提案を生む、そうやって行かないと続かないからね。



社員
その返事がまた河村さんは早いですよね。今までメールとかチャットで社内の人とやり取りをしてきましたが、河村さんはとにかくレスポンスが早い!あれだけ忙しい中で、どんなに長文であっても1日返事がないなんて事は1度もなかったです。何か心掛けているんですか?

河村
心掛けてるって言うほどじゃないけど、見れる時はなるべく直ぐに見るようにはしてる。ミーティング中だったり外出中は遅れることもあるけど。
今知らなくて良い連絡なんてないからね。みんな今伝えたいから送ってるわけだし。

お客さん相手であれば私の返事は会社としての返事になるので、色々確認が必要な時もあるから直ぐに返せない場合もあるけど、
社内であれば私個人への連絡だからね。

これで良いかって聞いて、返事がなかったら不安になるでしょ?
私で不安にさせたくはないからね。

次回も、マーケティングエバンジェリスト 河村 芳行をお楽しみに。

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