• 2019/07/30
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キャリアデザインとは? 考え方や手法を徹底解説!

  • マーキャリ 編集部
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目次

近年では、将来について考えることと同義語のように「キャリア」が使われるようになりました。従来の年功序列・終身雇用制度がくずれてきている中で、キャリアアップのために転職をすることが一般的になり、自身のキャリアを新たに作っていく「キャリアデザイン」という言葉にも注目が集まっています。

カタカナ語では、なんとなく言葉のイメージはできていても相手とは言葉の解釈が違うことがあります。この記事では「キャリアデザイン」について言葉の意味から詳しく説明していきます。自身が働いていく中で「キャリア」について向き合っていくことは早い段階で行うべきこと。この記事ではキャリアデザインの手法についても紹介していますので、きっと参考になるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

「キャリアデザインってなに?」

まずは、キャリアデザインについて明確にしておきましょう。ちなみにキャリアデザインは和製英語なので、外国人の方との会話やビジネスシーンには用いないようにしてくださいね。キャリアデザインの「デザイン」とは、構想や設計という意味です。つまりキャリアデザインとは、自身が社会人として働いていく中で実現したい将来像やプロセスを明確に設計することです。自身が理想とする働き方を叶えるためのステップを計画し、実際に歩いていく道筋を立てていきます。

「キャリアデザインは途中で変化しても良いのか?」



自分が理想とする働き方は、キャリアデザインを行った段階から変わってはいけないものではありません。働いていく中で価値観が変わってくることもあるでしょうし、結婚や出産、親の介護などのライフステージによっても変わってきます。

もちろん外部環境によって、修正せざるを得ない場面もあります。将来的に、現在ある仕事をAIが行うことで職種がなくなっていくことも考えられますよね。いくら自分にとって価値のあることで自らの手でやりたいと思っても、AIに取って代わられてしまっては仕事にすることはできません。その際、打ちひしがれて終わるかどうかも、キャリアデザインに懸かっていると言えるでしょう。自分の人生について主体的に向き合い、キャリアデザインを形成するスタンスが身についていれば、自分のスキルを振り返って新たにキャリアデザインを設計することができるはずです。

「キャリアデザインの3つのポイント」



自己分析や将来設計とも似たキャリアデザインですが、具体的にどのような方法で行うのか紹介していきます。自分と向き合う行動を苦手とする方も多いでしょうが、「自分が何を理想としているか」「何に幸せを感じるか」などといったことが整理できると働く上でのモチベーションにもつながるし、スッと肩の荷が下りるような楽な気持ちになれますよ。

ポイント1.「将来の理想像をイメージする」

子どものころ、大人になった自分を想像してワクワクしたことはありませんか。既に大人で社会人である私たちですが、生きていくことに心踊るならそれほど幸せなことはないでしょう。将来の自分を想像するのは、理想の自分を想像するということ。小さな例で言えば「定年まで満員電車で揺られて出勤するのは耐えられるか」といったことでも構わないので、自分の理想とする働き方を考えてみましょう。

・もし満員電車がイヤなら会社の近くに引っ越す
・出勤時間が10時など遅い企業に勤める
・フレックス制がある企業に勤める
・自宅で仕事ができるようにする

など、さまざまな解決策が見えてきますよね。まずは今の会社で定年まで頑張りたいと思うかといった段階から考えてみるのはおすすめです。大事なのは妥協をせずにイメージをしてみるということ。100点満点の自分とはどんな人物かを正直に思い描いてみてください。

イメージが出来たら紙に書きだしてみましょう。その中で仕事とは関係のないことが浮かんできてもそれもいっしょに書き留めてください。仕事をしているときだけではなく、会社に行く、家族と幸せな時間を過ごすなどオンオフ含めたのが自分自身なのですから。

ポイント2.「目標達成のための行動を洗い出す」

満員電車の例でいえば、会社の近くに引っ越すのは行動の一例です。その後はいつまでに実行するかを決定していきます。いつまでに必要な勉強をはじめるか、いつまでに理想の働き方を実現するかなどを明確にしていきましょう。

目標はひとつとは限りません。目標の数だけ必要な行動があります。1年、3年といった期間だけでなく30歳の自分、35歳の自分、50歳の自分などと長期的にキャリアデザインをするのがおすすめです。

ポイント3.「企業のキャリアデザイン支援を活用」

社員それぞれが自分の理想の働き方を実現するために行うキャリアデザインですが、現在では企業側から各社員のキャリアデザインを支援する動きが活発になっていることをご存じでしょうか。
従来の終身雇用や年功序列制度がくずれ、成果主義に移行している現在では、大企業に就職したからと安心することはできません。どちらかと言うと、大企業のような大きな競争力をもつ会社の方が成果主義は推進される傾向があります。

現在では、キャリアアップのために転職する方も多く、優秀な人材はある意味で現在働いている会社を見限って他社に移ります。そうなると当然元の企業としては痛手です。終身雇用の崩壊は、「長く働いてもらいたくない」という意味ではありません。優秀な人材ならばできるだけ長く在籍してほしい気持ちが企業側にはあります。

そこで、企業は社員のキャリアデザイン支援を行うのです。支援により社員が理想とする働き方が明確になりモチベーションが上がれば、成果も上がるwin-winとも言える関係があるのです。
社員のキャリアについての支援を行うことは就職活動をしている層にもアピールできる材料になります。社員のサポートを行うことが、優秀な人材の入社や、確保につながります。

自身の将来を考えていく上で、キャリアデザインは欠かすことのできない重要なものです。会社の中でさまざまな支援プランがあるのならば、ぜひ積極的に参加してみましょう。そうでなくても自身の理想の働き方について一度確認しておくことは、働いていく上での大きな指標となるはずです。

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