• 2019/09/25
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転職にSNSは使える? 利用する前にリスクを確認しよう!

  • マーキャリ 編集部
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目次

日本に限らず世界中で広まっているSNS。TwitterやFacebook、InstagramなどさまざまなSNSが普及している中、いまではSNSを全く使っていない方が珍しい状況であると言っても過言ではないでしょう。転職や就活においても、企業とのマッチングを狙ってSNSを活用する人も増えてきています。この記事では、転職するにあたってSNSの活用はそもそもありかなしかといったところから、利用していく上でのメリット・デメリットについても紹介しています。

これから就職・転職を目指す方にとって参考になる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

安易なSNS利用はNG



先に結論を述べておくと、転職にSNSを活用することはあまりおすすめできません。もちろんSNSを利用した方がよい場合もあるのですが、一般的な企業への就職・転職を考えているのなら基本的にはNGだと言えるでしょう。SNSが転職に有利だという断片的な情報を鵜呑みにして、SNSを転職活動に安易に利用しないようにしましょう。

面接官・採用担当の気持ちになってみる

転職を行う上で必ず行うのは書類選考と面接です。いくらありのままの自分が良いとか、自分を偽って入社しても後で後悔するから意味がないと言われようと、普段着で証明写真をとる人はいませんし、面接ともなればいつも以上に身だしなみに注意し、誠実な雰囲気を出そうとしますよね。それは当然面接官も分かっていることではありますが、実際の人となりが知りたくなるのもまた真理ではないでしょうか。

実際に会って面と向かって会話していれば、偽りの自分像を作っていることはベテランの面接官ならすぐに見抜くことができます。しかし、書類選考の段階においてはそうはいきませんよね。採用担当であればインターネットで、応募者の名前を検索することは往々にしてあることです。公開されている情報であれば、応募者が志望する企業の公式サイトを見るのと同じように、閲覧することができます。これはプライバシーの侵害でも違法でもなんでもありません。書類選考の段階で多数の応募があれば、ある程度人数を絞るために応募者のSNSを見ることは一般的なことです。

転職活動中のSNS利用は控えた方が吉

SNSは、娯楽として使っている方がほとんどではないでしょうか。友達や有名人などのアカウントをチェックするだけならまだしも、自分でも投稿をしている場合には特に注意が必要です。ちょっとした悪ふざけなどを投稿した経験がある方も多いはず。そういったものが採用担当の目に止まればどのような印象を持たれるかは察しがつきますよね、デジタルタトゥー(一度拡散された情報が完全に削除できなくなることをタトゥ-に例えた造語)
などという言葉があるように、過去のものであってもWeb上には残ってしまっていることもあります。

現在は自分が気を付けていたとしてもどんな人物をフォローしているかを見て、人間性を判断する材料とすることも考えられますよね。逆に見られることを利用して投稿するといったことでもない限りは、せめて転職活動中はアカウントを停止するなどして第三者から見ることができないようにするのが賢明でしょう。特に女性の場合は、トラブルにつながってしまうこともありますので注意してください。

面接官の名前が分かっている場合は、逆に検索してみるのも面白いかもしれません。自分と共通の趣味などがあれば面接もリラックスしてより自然体で臨めますよね。

SNSが転職に役立つパターン

安易にSNSを転職活動に利用するのは危険がありますが、役に立つパターンもないわけではありません。日本ではあまり知名度が高くありませんが、LinkedInというSNSは英語を使って仕事がしたい、外資系の企業で働きたいといった場合に役立ちます。このSNSは就職・転職向きのもので、自身の履歴書や職務経歴書を載せておくことができ、各募集に対してもスムーズに応募ができます。外国企業であればSkypeなどを利用して面接を行い、最終面接だけ現地でといったことも珍しくありません。。

転職・仕事獲得のためのSNS

例外もありますが、一般的に転職にはSNS利用はおすすめできませんが、娯楽目的ではなく転職や仕事を見つけることに特化してSNSアカウントを作るという方法も1つです。たとえばイラストレーターやカメラマンを目指す人が自身のSNSに自分の作品を投稿するといったことは大きなアピールポイントになりますよね。SNSという手段でなくても、ブログでも同様のことが可能です。ブログの場合は、SNSに比べてフォロワーを集めづらいのでコツコツと頑張る必要はありますが、自身のポートレートを載せる場として活用するという方法もあります。

どちらかといえば一般の企業に勤める方よりは、デザイン系やエンジニア部門でフリーランスとして働く方がSNSを上手に活用していることが多いです。

情報収集ツールとしてSNSを利用する

SNSを使って当たり前の時代。それはもちろん企業にとっても当てはまります。最近では、企業の公式のTwitterアカウントが行うツイートが面白いと話題になることも多いですよね。面接に直接関わることではなくても、業界への知識や理解を深めるための講座やセミナーは、職種に限らず公式サイトよりも先にSNSアカウントで開催の告知がされることも多いです。人気のものであればSNSで拡散され、すぐに満員になってしまうことも。個人的利用とは別に、ビジネス用のアカウントを作っておけば、スムーズに自分が欲しい情報を得ることが可能です。

企業の公式アカウントだけでなく、会社の代表などもSNSをビジネス利用している方が多いので、公式サイトだけでは分かりづらい人間性なども見ることができます。情報収集のためにSNSを利用することは大いに「あり」です。Facebookなどと連携している転職アプリなども登場しています

企業がSNSを使って募集をかけていることも

企業が求人を出すときには、通常どの媒体や転職サイトを使って、どんな文面で、どの期間にといったようにさまざまなことを決める必要があります。しかし、気軽に投稿できるSNSなら、カジュアルな感じで募集ができますし、費用もかけずに求人をすることができます。

転職サイトにやメディアに載せても、欲しい人材とマッチングできなければ費用的には大きなマイナスとなります。企業によってはSNSで直接オファーやスカウトをすることもあります。たとえば「新規プロジェクトを行うのですが〇〇が得意な方いませんか?」、「急にアシスタントの欠員が出てしまったので急遽募集します」といったことは実は日常茶飯事にSNS上で行われています。そういった情報は社員のSNSから投稿されることも多く、フォローしているかどうか、きちんと情報が得られているかがカギになります。

このような募集に関してはSNS上のメッセージ機能をつかってやりとりするのが通常です。企業からすれば、通常の求人を出すよりもスピーディに採用がすすむので、こういった募集の仕方は今後もどんどんと広がることでしょう。

SNSを転職や就職に活かすには、誰に見られても恥ずかしくない社会人としての自分のアカウントを持つか、情報収集のための別アカウントを持つかなどさまざまな手法がとれます。娯楽としてのSNSではなく、ビジネスツールとして捉え、活用していくことが今後ビジネスマンとして活動していく上で重要な項目となるかもしれません。すでに海外では就活にSNSを利用することが一般的である地域もあるそうです。

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