今いる会社に何らかの不満があり、転職を考えている方も多いでしょう。人間関係や仕事内容など、抱える不満はそれぞれですが、働き方改革の影響もあり積極的に転職を志す人も増えてきました。以前であれば新卒で入った会社を定年まで勤めあげることが正しいとされていましたが、少しずつ時代は変化してきています。
この記事では、現在転職を考えている方のために転職にまつわる失敗談をご紹介しています。転職は今よりよい環境を求めて行うものですから、転職しなければよかったとは絶対に思いたくないもの。よくある失敗談から、転職の成功のポイントを解説していきます。
転職における失敗とは?
転職する上で自分が何を達成したいのか、それを明確にしないことには成功も失敗もありません。転職をするのであれば、なぜ自分が転職をする必要があるのかについてしっかりと考えておきましょう。転職における失敗とは「思っていたのと違う」というもの。自分次第で失敗を避けることができることも多いです。失敗談を確認しながら、自分も同じようなケースでないか確認してみましょう。
失敗談その1 なんとなく転職してしまう
20代後半頃になると、自分の友人や同期入社のメンバーにも転職する人が現れます。転職とは希望を持って行うものですので、転職を終えたばかりの人はイキイキとしているように見えることも多いです。周りの「転職によって年収が上がった」、「やりたい仕事ができるようになった」などと言った声を耳にすると、それまでは意識していなかった「転職」が急に現実味を帯びてきます。そこで「自分も転職した方がよいのではないか」という考えに陥ってしまう人も少なくありません。繰り返しになりますが、転職とは今の職場に不満があるからこそ行うもの。逆に言えば、不満がないなら転職をする必要はありません。周りに流されるようにしてなんとなく転職してしまっても、転職にするのに十分な動機もないなら、「これでよかったのだろうか」と思うことになるでしょう。
失敗談その2 やりたかった仕事と違う
転職に大きな目的を持って臨んでも失敗してしまうこともあります。一度きりの人生だからとやりたい仕事をするために転職をすることは、素晴らしいことです。しかし、やりたい仕事というのは憧れが強い分イメージが先行しがちでもあります。たとえば自分の英語力を活かせる仕事に転職したいとしても、英語を使う職場ならなんでもよいというわけではないように仕事内容の一部を見て自分のよい方に想像を膨らませてしまわないようにしましょう。残念ながら説明をきちんと受けても実際は異なる仕事内容だったという例もありますので、同じ業界で働いている人の声を聞くことが望ましいです。職場見学や同じ部署で働くことになる社員と面談の機会を設けてもらうのもおすすめです。