この記事は「後悔しない転職をするためのポイント! 転職先を選ぶ際に重要なこととは?」の後編になります。
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給与・待遇は入社前にはっきりさせよう
転職を決意したら、面接では実際に働くことを想定してさまざまなことを質問しましょう。転職であれば、求人情報には給料の幅があることが一般的です。自分は月にいくらからスタートなのか、昇給や昇進のステップはどうなっているか、住宅手当などは実際にいくら支給されるのかといったこともしっかりと確認しておきましょう。求人サイトではみなし残業代が込みで記載されていることも多いです。その場合には基本給はいくらなのかをチェックした上で応募するなど、注意が必要です。
とはいえ、面接の場で「私のキャリアなら年収はいくらでのオファーになりますか」などと内定もない段階でストレートに聞けるものではありません。選考や面談がすすんでいない段階では、企業側もあなたのポテンシャルを見極めている段階です。不躾な質問とならないように注意してください。例えば面接の場で、「お答えが可能な範囲で構わないのですが」と前置きをした上で、質問するなどして工夫してください。この場合も選考・面接がすすみ、ほぼ内定・採用が決まったあたりでの質問となることは頭に入れておいてください。また、可能であれば職場の見学や上司となる人との面談もしておきましょう。
給与については、転職を成功させるために決してないがしろにはできないところです。転職して最初の給与が振り込まれてから詳細を知るなんてことがないようにしておきましょう。また、給与は現職での給与と比較して決められることも多いです。自分が今額面でいくらもらっているのかは、はっきりとした数字を即答できるように準備しておくことをおすすめします。また、採用や内定に関する通知はあとからトラブルにならないようきちんと書面でもらっておくことも転職を成功させるために重要です。
自分や家族との時間を優先するなら有給消化率をチェック
たとえベンチャー企業や外資系の企業でバリバリ仕事をこなしたいと考えていても気になるのは年間休日。どうせ転職するのならしっかりと休日が確保できるところに入社したいものです。自分の趣味の時間や家族と過ごす時間を優先したい場合は、休日数だけでなく有給消化率をきちんと確認してください。たとえ設定されている休日が多くても、休日出勤が多ければ意味がありません。有給消化は、自分の都合で休みをつくるという制度。年間休日が多いのに有給消化率が低い場合は注意が必要かもしれません。具体的なPRポイントが書いていない求人情報は注意
企業はできるだけ多くの人から応募をしてもらい、その中で優秀な人材に内定を出したいと考えています。新卒でも中途採用でもそれは変わりません。転職希望者がまず確認するのは、転職者向けの求人サイトです。最近では転職エージェントを利用する方も多いですが、情報源としては転職サイトを利用する方が多いでしょう。転職サイトの企業ページは、言ってしまえば企業広告のようなもの。自社の秀でている点をPRする絶好の場なわけです。にもかかわらず、「アットホームな職場」、「やりがいがある」など抽象的な言い回しばかりに終始している企業は、避けた方が無難かもしれません。また、写真はイメージであることも多いので判断材料としてはあまり重要視しないでください。単純企業の採用担当がPRが下手な場合もありますが、何年も続けて売上や支社を増やしているとか、こんな福利厚生があるといった具体的なPRポイントがない可能性が高いです。
転職は内定をもらって入社したばかりのときには成功かどうかは分かりません。しばらく働いてみて初めて「転職してよかった」と思える日が来れば成功と言えるでしょう。転職活動を成功させるために、今回ご紹介したポイントに気をつけながら、企業選びを始めてみてください。