本記事はある物事に対するレビューを発信して、少しでも参考にしてもらえたらという思いから始まった企画ではありますが、同時にレビューや口コミといった情報がどれほど人々に関心が持たれているかという事を調査するための実験的な企画でもあります。
マーケティングに関することだけでなく様々な事柄をピックアップしてレビューしていきますので、是非最後までお付き合いください!
この記事は「マーケター冨沢のなんでもレビュー 第2回【モンスターエナジー】の後編になります。前編をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
5つのフレーバーをレビューしてみた
それではここでレビュー記事というテーマに則って、現在日本において缶で販売している5つのフレーバーのパッケージのデザインや味についてレビューしていきたいと思います。
モンスターエナジー
僕が一番愛飲しているのがこちらのモンスターエナジー。昔から飲んでいる為絶対においしいく、効果も期待できるという安心感からたくさんの種類の中でもついつい手に取ってしまいます。エナジードリンクという名前からは想像つかないような芳しい香りに加え、味は甘さもコクも強く栄養ドリンクのようなケミカルな風味は一切ないです。炭酸の清涼飲料水のようにぐびぐび飲めてしまいます。
モンスターカオス
他のモンスターとは一線を画しており、果汁が配合されています。含まれている果汁エキスはリンゴ、オレンジ、もも、タンジェリン(マンダリンオレンジの品種派生)、パインアップル。当然他の種類とは味も全く違っており、オリジナルのモンスターの感覚で飲むと肩透かしを食らってしまいます。若干のフルーティーがあり、甘さも心なしか強めになっている感じがします。
実はこちらの商品、女性をターゲットにされた商品であり、パッケージも当初販売されていたものからリデザインされていて、より女性に手に取ってもらいやすいようなキャッチーなデザインに変更されました。エナジードリンクに抵抗感がある方にとっては非常に飲みやすい商品になっていますが、エナジードリンク好きには物足りない味かもしれません。
モンスターアブソリュートリーゼロ
ゼロと命名打っているだけあり、ゼロカロリーの表記がある商品となっています。ほかのモンスターと比べても甘さは控えめですっきりとしていて飲みやすいです。オリジナルに最も近い味わいをしておりますが、個人的にはオリジナルのほうがコクが強く好みです。カロリーを気にしている方にはおすすめです。
モンスターキューバリブレ
赤色と黒色を用いたパッケージデザインで、味の方も期待を裏切ることなくコカ・コーラを連想させる風味となっています。もとはコーラとラム酒を用いた「キューバリブレ」というカクテルをベースにしたもの。その為、コカ・コーラ独特のカラメルとクエン酸の味も強く感じることができ、はライム風味がほのかにします。コカ・コーラもモンスターエナジーも好きという方はまさにおすすめの商品です。
モンスターウルトラ
こちらもゼロカロリーのモンスター。オリジナルモンスター程癖がないため、非常に飲みやすい商品となっています。口に入れた瞬間はパッケージのせいかカルピスかと思わせるような味わいですが、徐々にライチ風味が増していき後味もさわやか。個人的に残念なのはさわやかな成分が多めなせいか、エナジー要素が若干物足りなく感じました。
まとめ
レッドブルというと栄養ドリンクの文化からエナジードリンクという商品概念を世の中に浸透させて、世界的に市場を開拓することに成功したブランドとして知られています。しかしそのレッドブルと市場シェアで双璧をなしているモンスターの商品に対するこだわりや彼らの戦略はあまりトピックされることはありません。後発にもかかわらずレッドブルと対抗できるほどの成果を上げている秘訣はプロダクトからプロモーションまで徹底した競合との差別化だと僕は思います。同じエナジードリンクでも容量からマーケティング戦略までほとんどかぶっているものがありません。ターゲティングやProduct(プロダクト:製品)、Price(プライス:価格)、Place(プレイス:流通)、Promotion(プロモーション:販促)といった4Pなどの戦略を練るうえで、差別化できるところはしっかりと差別化して、価値を創出していくことこそがモンスターの成長戦略だと考えられます。 というわけで今回は僕も毎日お世話になっているそんなモンスターエナジーをトピックしたレビュー記事でした。
次回の「なんでもレビュー」もお楽しみに