2022年を振り返る
~ビジネス編~
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1.コロナを機会に業績回復、過去最高益に!
エムエム総研はオフラインのイベントサービスも行っていたので、コロナ禍になってリアルイベントの仕事が無くなり業績的には大きな打撃を受けました。営業収益的には大きな赤字を計上しましたが、助成金や保有していた株式の売却などで最終的な損失は最低限で抑える事が出来ました。
コロナ禍の2年目はオフラインイベントからオンラインイベントへの移行が進み、さらにコロナ禍前より始めていたデジタルセールス人材事業がコロナの影響で追い風となり(対面営業が出来ない環境が世の中で当たり前になって来た為)、利益的にはV字回復となりました。そして本年度はコロナ禍前の売上に戻りますが、ビジネスの収益性としては以前に比べてよい形になっているので過去最高益で着地の予定です。
世の中的にも私たちがやっている事業の一部であるデジタルセールスの分野が大きく前進した一年になったと思います。今後の成長性を表す仕事のキーワードランキングで「インサイドセールス」や「カスタマーサクセス」、「SFA」、「SaaS企業」などがベスト10にランクインするようになりました。
今年は、今後の飛躍の機会となるような仕事も多かったですが、課題がたくさん見つかった年とも言えます。すでに頭の中は来年以降に課題をどうやって解決してチャンスに変えて行こうかといっぱいになっています。引き続き楽しみながらチャレンジを続けて行きたいと思います。
2.基幹システムの変更、大変!
エムエムは創業以来、自社で開発したシステムで基幹システムを運用してきましたが、将来のために今年度より上場企業もよく使っている基幹システムを導入して運用をスタートしました。しかし、この運用がいろんな準備不足であったり、リソースや知見が足らないなどの理由からうまくいきませんでした。
現在も日々格闘中です。以前は普通に出来ていた事が、出来なくなったりしています。今考えると基幹システムの変更という大きな取り組みに対する重要度や難易度に対する認識、準備が足らなかったなと猛省しています。一方で、このシステム変更をきっかけに、業務プロセスの見直しやガバナンス対応など、エムエム総研がパブリックカンパニーになっていくためのプロセスが進んでいく事を期待しています。外部の方にもご協力いただきながら奮闘中ですが、来期以降はスムーズに運用が出来るように努力を続けていきます。
3.はりこらむ、3年続く!
最後に、このメルマガに書いている「はりこらむ」ですが、この年末で丸3年経ち、来年より4年目に突入します。2週間に1回のペースでビジネスとプライベートのコラムを1本ずつ書き続けて来ましたが、締め切りに追われる作家のような感じでしたね。継続は力なりと言いますが、まさにそうで、コラムを続けて一番勉強になっているのは自分自身かなと思います。
当たり前ですが、ネタがないとコラムは書けないので、常に何かをインプットしようと日常的に起こる事象に対しても敏感にアンテナを張っています。そしてそれを言語化するプロセスは、まさに自己対話の時間になるので、自分自身を見つめ直したり、思考を整理したりとよい機会になっています。
何かの事象に遭遇するとコラムにしようとするので、経験の解像度が上がり、結果的に記憶力も上がったような気がします。一方で、昨日の晩御飯は何を食べたっけとか、人の名前とかがぜんぜん思い出せない感じにもなっていますが。これは年のせいですね。
続ける事の苦しさと楽しさを両方感じながら、来年もネタ探しと言語化に取り組んでいきたいと思います。
■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。