会社の利益のために、自社の商品を「売る」ことに特化した部署が営業です。新規営業を行わず、ルート営業や問い合わせだけの対応だとしても、必ず営業マンは必要です。ベンチャー企業で、マーケティングの専門部署はなくても営業部や営業マンがいないところはまずないでしょう。それほどまでに営業マンは、会社にとってなくてはならない存在なのです。
この記事ではこれから営業職として就職・転職を考えている方に向けて、選び方のヒントとして年収をベースにした営業職の情報についてご紹介しています。どんな仕事に就くにしろ避けては通れないのが給料や年収面。ぜひ参考にしてくださいね。
営業マンの仕事内容
営業の仕事内容は、商品を売ることです。とはいえ販売員のように「売ること」だけに特化した仕事というわけでもありません。店舗で問い合わせを待つタイプのものであれ、すべては見込み客とアポイントを取得するところから始まります。営業の仕事は、結果で評価されますので、他の職種と比べて比較的時間の融通はききます。
アポイントを取得して実際に商品説明や相手の疑問点に答える商談を通し、最終的に契約へとつなげるクロージングを行います。商談の回数は、扱う商材の金額によっても変わってくるでしょう。営業と聞くと訪問営業のようなものが浮かびやすいですが、店舗を構えるBMWやベンツといった外国産自動車のディーラーなども営業職です。
年収はモチベーションにつながる
営業マンと聞くとどんなイメージがあるでしょうか。飛び込み営業や、厳しいノルマなどといったネガティブなイメージを持っている人も一定数いるでしょう。それでも営業職は一定の人気があります。その理由は、良くも悪くも結果が評価されるところにあるでしょう。一気に昇進や昇給を望むのであれば、営業職ほど適したものはありません。仮に全国規模の企業において、営業成績が一番になればそれはその分野における日本一の営業マンということになります。そこには勤務年数や経験は関係なく、すべては結果で評価されることになります。たとえ「ノルマ」はなくても、「数字」と呼ばれる「目標」は必ずあります。企業とは、成長を目指すものですから、目標数値があるのは当然のことです。
業種にもよりますが、多くの営業マンには、営業成績によって与えられるインセンティブというものがあります。たとえば、目標を上回って120%で達成すれば、翌月の給与やボーナス時にプラス〇万円といったかたちで決められていることがほとんどです。たとえ未経験でも、がんばり次第で十分な金額の収入や年収を得ることができるのは大きなモチベーションになりますよね。基本的にインセンティブは、内勤で働く事務職などにはありません。目標が与えられている営業職の特権のようなもの。これを目当てで営業マンになる方も多いです。