株式会社ベイニッチは、「育休」に関する意識調査を2021年1月25日に発表しました。
(参考:
新春ドラマ「逃げ恥SP」を見た20代学生の8割以上が「就職時、企業の育休状況を意識する」と回答! 約7割が「育休取得は当然の権利」の声
)
今回、人気のドラマのテーマともなった育休にフォーカスした、アンケート調査となっています。視聴者ですので当然育休希望者が多いですが、企業側は無視できない内容です。また求職者は今後、育児をしながら働きやすいかという視点で企業を見ていくことも重要になっていくでしょう。詳細については下記に記載します。
調査概要
調査概要:「育休」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年1月21日〜同年1月22日
有効回答:新春ドラマ「逃げ恥SP」を見たと回答した20代学生 106名
20代学生が「逃げ恥SP」見て気になったテーマ、「育休問題」66.0%や「産休問題」60.4%
「Q1.『逃げ恥SP』では、様々な社会課題が浮き彫りにされました。その中でも特にあなたが気になったテーマはありますか?(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「育休問題」が66.0%、「産休問題」が60.4%という回答となりました。
・育休問題:66.0%
・産休問題:60.4%
・選択的夫婦別姓:35.8%
・男性への性別役割押しつけ:34.9%
・コロナ禍でのリモートワーク:33.0%
・セクシュアルマイノリティ(LGBT):31.1%
・計画的無痛分娩:22.6%
・企業のリスク管理:20.8%
・その他:1.9%
・特にない:9.4%
未来を生きる当事者として、あらゆる社会テーマに多様な意見続出
Q1で「特にない」と回答した方以外の方に、「Q2.その理由を教えてえください。(自由回答)」(n=96)と質問したところ、「今後自分にも関係してくる問題だから」や「就活する上で気になる」など87の回答を得ることができました。
20代学生の86.8%が、今後企業で「育休取得したい」と回答
「Q3.あなたは今後、企業で育児休暇(以下、育休)を取得したいと思いますか?」(n=106)と質問したところ、「とても思う」が52.8%、「少し思う」が34.0%という回答となりました。
・とても思う:52.8%
・少し思う:34.0%
・あまり思わない:4.7%
・思わない:1.9%
・わからない:6.6%
82.1%の20代学生が、企業への就職を考える際「社内での育休状況を意識する」と回答
「Q4.企業への就職を考える際、社内での育休への取り組み状況は意識しますか(しましたか)?」(n=106)と質問したところ、「とても意識する」が35.9%、「少し意識する」が46.2%という回答となりました。
・とても意識する:35.9%
・少し意識する:46.2%
・あまり意識しない:7.5%
・全く意識しない:3.8%
・企業への就職を考えていない:0.9%
・わからない:5.7%
育休について「育休取得は当然の権利」だと考える人は67.0%
「Q5.あなたの育休についての意見を教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「育休取得は当然の権利だと思う」が67.0%、「パートナーと取得したい」が50.0%という回答となりました。
・育休取得は当然の権利だと思う:67.0%
・パートナーと取得したい:50.0%
・職場で理解されにくい:39.6%
・復職しにくい:30.2%
・出世・キャリアに支障が出る:26.4%
・長く取得したい:24.5%
・その他:1.9%
・わからない:2.8%
97.2%の20代学生が「企業が社会テーマに向き合うことは重要」だと回答
「Q6.あなたにとって、企業が様々な社会テーマに真摯に向き合うことは重要だと思いますか?」(n=106)と質問したところ、「とても思う」が70.8%、「少し思う」が26.4%という回答となりました。 Q6.あなたにとって、企業が様々な社会テーマに真摯に向き合うことは重要だと思いますか?
・とても思う:70.8%
・少し思う:26.4%
・あまり思わない:0.0%
・全く思わない:2.8%
まとめ
新春ドラマ「逃げ恥SP」を見たと回答した20代学生への調査によると、今回のドラマ内でも特に焦点の当てられたテーマ「育休問題」や「産休問題」に対して、注目度が高まったことが明らかになりました。20代学生がそのように回答した理由としては、「今後自分にも関係してくる問題だから」や「就活する上で気になる」といった意見が寄せられるなど、 これからを生きる当事者として、あらゆる社会テーマに多様な意見が続出する結果となりました。また、「育休」に関する調査の中では、20代学生の86.8%が「今後企業で育休取得したい」と回答しており、82.1%が企業への就職を考える際「社内での育休状況を意識する」と回答。さらに「育休取得は当然の権利」だと考えている20代学生も多く、今後、加速度的に「育休」に対する企業側の対応が注目され始めると考えられます。
最後に、回答者のほとんどが「企業が社会テーマに向き合うことは重要」だと回答しているように、企業があらゆる社会テーマに向き合う姿勢というのは、人材採用時での強みになるだけでなく、今後社内外から支持される企業になることにも繋がっていくのではないでしょうか。
1/27(水)13:00〜 オンライン開催決定『【SNSでも話題】ドラマ逃げ恥SPにみる!企業が取り組むSDGs〜これからの仕事と育児〜』:https://www.baynich.com/sdgs-event2
ベイニッチでは、企業にてSDGsの取り組みを推進されている方や、実際に仕事と育児を両立されている方をお招きし「【SNSでも話題】ドラマ逃げ恥SPにみる!企業が取り組むSDGs 〜これからの仕事と育児〜」をオンラインにて開催いたします。本イベントでは、ドラマ「逃げ恥SP」で題材となったいくつかの社会課題について、企業での実際のお取り組み事例や実体験なども交えながら「企業が取り組むこれからのSDGs」並びに「これからの仕事と育児」にスポットを当て、理解を深めたいと思います。SDGsに取り組みたいと考えている経営者様、社内での子育て支援・育休制度推進を検討している方々のご応募をお待ちしています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000045863.html