働き方改革が施行されたことにより、会社の体制や制度が変わったなんて人も多いと思います。企業も個人も今まで以上にビジネスマンのキャリア展望に目が向けられている中、マーキャリ会員によるキャリアチェンジに伴った体験談をシリーズものとして連載していくのが本企画です。
今まさに自身の今後のビジネスライフに向けて働き方を変える動きをしている方もまだキャリアプランが漠然としている方も参考になる内容になっておりますので是非ご覧ください。
今回の記事投稿者:清永優花子さん
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自己紹介
初めまして!清永と申します。
2019年に大学を卒業し、一般企業に就職するも7ヶ月で退職。続いて入った会社は8ヶ月で退職。
一見すると、『仕事を続けられない人』と思われてしまいそうですが、そこには私なりの考えや行動があってこその決断です。
社会人2年目に、フリーライターに転身した私のキャリアチェンジ体験談をご紹介します。
キャリアチェンジまでの流れ
2019年3月に大学を卒業し、人材系の会社に正社員として入社し、「オフィスワーク職」に配属されました。
オフィスワーク職の中でも、勤務先は様々で、私はコールセンターに配属されました。
メインはインバウンドオペレーターの仕事でした。お客様からかかってきた電話に応対し、処理をしてまた応対の繰り返しです。
入社2ヶ月目からは、派遣社員の方の教育係も担いました。
しかし、いくらスムーズに応対をしても、教育係を担っても給与に変化がないことや、身に付くスキルが少ないことに不安と物足りなさを感じ、転職を決意します。
2社目では、求人サイトの電話営業を行いました。初めての「営業職」は、毎日が刺激的で、「成果主義」という考え方がとても気に入っていました。
毎日300~400件も電話をかけ、時にはお客様に怒鳴られることもありましたが、丁寧な応対を心がけていたら、入社3ヶ月で社内売り上げトップになることができました。
同世代が多く、仕事への意欲も溢れているイキイキとした環境で、同世代よりも多くのお給料を貰い、毎日楽しく仕事をすることができ、特に不満などはありませんでした。
なぜキャリアチェンジしようと思ったか
人間関係に不満もなく、仕事も楽しく、充実した日々を過ごしていた私がなぜ、フリーライターに転身したのか。
一言で言うと、『会社勤めではなく、自分で稼げるようにしていきたい』と思ったからです。
日本では8時間労働の企業が多いですし、それが常識のようになっていますよね?
でも私は、そこに疑問を抱いていました。なぜなら「やることをやったら終わり」で良いと考えるタイプだからです。
長々と仕事をするよりも、素早く終わらせて自分の時間を多く確保した方が人生が充実すると思っています。
毎日の通勤や、意味のない会議、上司に気を遣ってばかりの飲み会などは、無駄だと感じ、
これらをなくすためには、自分で稼いで、会社に雇われる働き方をやめる必要があると考えました。
営業職からライターになった理由
幼い頃から、読書や文章を書くこと、何かを調べることが好きだった私は漠然と『いつか文章に携わる仕事をしてみたい』と思っていました。
しかし、なかなか一歩を踏み出すことができず、ブログ運営やクラウドサービスを活用し、少しづつ経験を積んでいくことを考えていました。
転機があったのは、2020年のゴールデンウィークです。
SNSで見かけた、「無料で簡単に募集ができる」サービスを活用し、面識のない人に私の人生相談にのってもらいました。
年齢や性別、職業やこれまでのキャリアも異なる13名とオンラインで対談をしました。
そこで出会った一人の方が、「ライターさんを募集している知り合いがいるんだけど、やってみる?」と話を通してくださいました。
当時、平日はテレアポの仕事をしていたため、週末のみライターとして働いていました。1ヶ月が経過した頃、「もっとやりませんか」とお話しをいただき、完全にライターへと転身しました。
現在は、フリーのライターとして取材記事の執筆や、映画ライターなど様々な活動をしています。
短期間でのキャリアチェンジ、大変だったこと
私は大学を卒業してから、1年4ヶ月の間で2回もキャリアチェンジをしています。
1度目の転職活動はなんと新卒入社して2ヶ月目には始動していました。4月に入社した新入社員が、6月に転職活動しているのは今思えば私も驚きます。
社会人経験が少ない新卒の転職活動は、想像はしていたものの、簡単なことではありませんでした。『またすぐに辞めてしまうのではないか』という懸念があるのは当然のことだと思います。
半分以上が書類選考で不合格、面接をしても1次面接で不合格というのは当たり前でした。しかし、私には強みがありました。『新体操を17年間続けたこと』です。
『入社してすぐに転職活動をするなんて、継続力も忍耐力もない人だな』と思われてしまっても当然だと思います。しかし、私は5歳から大学4年生まで17年間、新体操というスポーツに打ち込んでいました。一つのことを17年間継続したことは私の自信でもあり、誇りでした。私のこれまでの経験や『もっとスキルアップがしたい』という思いを理解してくださる何社かとはご縁がありましたし、私もそんな企業で働くことを望んでいたので、4ヶ月間、転職活動を続けることができました。
行動することの大切さ
私が未経験からフリーライターになることができたのは、行動力があったからだと考えています。
SNSで発信をし、面識のない人と話すという行動を起こしたことにより、ご縁がありました。
やりたいと考えていることがあるのに、頭の中で考えているだけでは、何も先には進みません。
行動を起こさなければ、成功も失敗もできません。これからも、自分からどんどんといろんなことに挑戦し、行動して行こうと考えています。
フリーライターになってよかったこと
フリーライターになってよかったことを3つご紹介します。
1、好きなことを仕事にできる充実感
幼い頃から、本や文章が好きだった私にとってはとてもやりがいのある仕事で、毎日楽しく働くことができています。
2、時間を自由に使うことができる
フリーランスになってからは、1日の作業量は決まっているものの、時間を自由に使うことができています。
やるのやらないのも自分次第という働き方はとても気に入っています。また、働く場所を自由に選ぶことができるのも魅力的です。
カフェで作業をしたり、時には旅行中の隙間時間などで作業をすることもあります。
3、自ら学ぶ機会を得られる
自ら学ぶことは、会社に勤めていてもできることではありますが、フリーランスになってからは毎日が勉強です。
開業届や確定申告、節税対策など、会社に勤めていたら、なかなか考える機会がないことも若いうちに経験することができているのは
今後の人生に活きてくると考えています。
最後に
会社員からフリーランスになりましたが、その原動力は『会社勤めではなく、自分で稼げるようにしていきたい』という気持ちからです。
未経験からライターになれたのは『好きなことを仕事にしたい』という気持ちと『行動力』です。
フリーランスは、自ら仕事を見つけにいかなければなりませんし、収入は不安定ですが、私がフリーランスに転身する時、お金の心配はあまりしていませんでした。
貯金があるわけでもありませんが、若いうちにどんどんいろんなことにチャレンジをしたいと思ったからです。もし仮に失敗してしまっても、働き口はあるはずです、一時的にアルバイトをすることもできると思います。もったいないのは、『でも。。』という気持ちから何もチャレンジしないことだと思います。
何かやってみたいことや夢があるのならば、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
『私の経験が誰かの人生のヒントになると良いな』という気持ちで私はこれからも発信をしていきます。
読んでくださった方の背中を押すことができていたら、幸いです。