• 2020/09/07
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マーケター冨沢 28話目 【ロゴになれ】

  • 冨沢  
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■マーケター冨沢
2019年1月に中途入社、当メディア・マーキャリチームに配属され、新人マーケターとして日々奮闘する25歳の冨沢を追った連載記事。
6大卒という学歴や元カーディーラーという肩書がありながら自己ブランディングを全くしていない為、キャリアを活かしきれていない彼が、<マーキャリチームメンバーと関わる中で自身の希少価値の見出し方を日々学び、成長していくドキュメンタリー>です。本人許可の元、プライベートも完全にさらけ出したリアルな内容はメディア記事としては大変珍しいのではないでしょうか。創業30年以上のBtoBマーケティング専門会社の一員として働きマーケティングノウハウを吸収する中で自己ブランディング能力を身につけていくことができるかが見どころです。

冨沢が運用するマーキャリのTwitterはこちら

皆さんこんにちは。冨沢です。

今年は新型コロナウイルスの影響によってオリンピックをはじめとしたイベント、ライブ等の中止・期間未定の延期が相次ぎましたね。しかし、オフラインイベントの中止・延期に伴って、オンラインでの映像配信を行うといった対策も目立つようになってきました。

花火大会や夏祭りはオンラインで開催されるケースが増えています。「Starlit Night Fireworks in 関西」では来場者の数を限定する一方で、実際の映像をオンラインで配信するという試みが実施されました。視聴者はコメントを通じてライブ感あふれるコミュニケーションを楽しむことが出来ます。

イベントの中止、お祭りの中止などのニュースを見ると、ネガティブな面ばかり目についてしまいますが、オフラインからオンラインへシフトすることによって新たなレジャーの楽しみ方が生まれたかもしれないと捉えることもできますね。

今後日本で行われる一大イベントにはオリンピックと2025年に開催される大阪・関西万博があります。しかし、オリンピックは今年から来年に延期され、来年も本当に開催されるのかどうかという不透明な部分もあります。一方、大阪・関西万博は新型コロナウイルスの影響により、「当初予定されていた会場の詳細設計や建築着工のスケジュールに遅れが出ている」、「IR(カジノを含む統合型リゾート)を万博開催前に開業する方針を断念する」といった弊害が出ているものの、予定通り開催する方針であることが発表されました。

万博の有識者懇話会の中では「ICT技術を活用して世界中からアクセスできるようにする」、「もう一つの人生を楽しむように仮想空間の中を探検したり、知識を吸収できるバーチャル体験はできないか」といったようなパビリオンにおける面白いアイデアも出ています。

昨今、オンラインシフトへの動きが盛んにみられますが、このままデジタルトランスフォーメーションが加速化されていき、一般社会に融和してくと、5年後という長い年月を経たのちに私たちが今まで想像もできなかったようなユニークな体験が待ち受けているかもしれません。

ところでこの大阪・関西万博ですが、8月25日に公式ロゴマークが決定されました。採用されたロゴはシマダタモツさんが代表を務める「TEAM INARI」が制作したもので、非常にインパクトのあるデザインをしていて話題になりましたね。「地球外生命体みたい」とか「SAN値削ってきそう」とか「力を求めて人体実験を行ったすえの慣れ果て」など様々な感想が見受けられました。

Twitter上では「コロシテくん」などと命名されて関連ワードと共にトレンドの欄を賑わせ、その奇抜なデザインとセンスのある名称から各所でニュースとして取り上げられました。デザイン発表当初は一見不評のような意見が目立ちましたが、そのキモカワイさや、見れば見るほどクセになってくる見た目で、一週間たった今はロゴでありながらマスコットキャラクター的な位置を獲得し、1970年大阪万博の太陽の塔のように、万博を象徴する存在になっていっている気がします。

このロゴの赤い楕円や円は細胞(セル)を表していて、形の異なる細胞同士が連なって輪を作ることで「いのちの輝き」を表現したそうです。このことから「コロシテくん」とは別に「いのちの輝きくん」とも呼ばれています。

もともとロゴデザインを公募する際に発表されていた大阪・関西万博で伝いたいキーワードとしては下記の5つのものがありました。
・さまざまな個(一人ひとり)が輝く
・個と個が繋がり、共創が生まれる
・共創が連続することで、持続可能な世界が創り出される
・日本らしさ、大阪・関西らしさを発信する
・今までにないアプローチに挑戦する
引用:https://logo.expo2025.or.jp/

この情報を踏まえてロゴを見てみると、不規則な形で並べられている楕円は個と独自性を表現していて、それぞれのセルがつながり、一つの生命体として円環を作り出しているのもテーマに即しているように見えます。また、中央の楕円は大阪府や関西圏を描いているそうです。

選考委員会座長の安藤氏は「左右対称ではない大阪らしい楽しさがあり、良い『違和感』もある」と称しており、チャレンジングな点でも評価されているといえます。

キャッチーで一度見たら頭から離れないデザインでありつつも大阪・関西万博が伝えたいテーマをしっかりと踏襲していることから選考員会からも評価され、大衆にも受け入れられたのではないかと思います。

このようにロゴは企業や製品・サービス、チームやプロジェクトなどの「顔」になります。テーマやコンセプト、価値観を発信する上での重要な要素です。VIがなかったり、コーポレートロゴを持っていない企業は滅多にいないのではないでしょう。

そしてダイバーシティという概念が広まっていき、以前より個々人にフォーカスが向けられている現在においてはセルフブランディングという観点でロゴを個人でも活用することが出来るのではないでしょうか。

TwitterなどのSNSやLINEなどのコミュニケーションツールでは発信したい情報や自分の人間性などを表現する手段としてアイコンを活用していると思いますが、そういった時に自分ならではのユニークなロゴがあれば、セルフブランディングの一助になるでしょう。

その為、今回は自分のロゴを作ってみようと思います。

まず、チームのメンバーに僕自身のイメージを尋ねてみたところ、「実直」「愚直」「生真面目」「盲目的」との意見を頂きました。なんとなく、「誠実でまっすぐな人間である」というイメージが浮かんだので、ロゴを通してそういったイメージを伝えたいと思います。

ただ、自分のロゴを作ろうにも、あいにく僕は美術的なセンスやデザイン知識といったものを持ち合わせていません。どうしたものかと頭を悩ませていたのですが、僕という人間をストレートに表現するにはありのままの自分を見せるのが一番だと思った為、写真をそのまま使うことにしました。

しかし、普通の写真を使うのでは芸術性のかけらもありません。そこで過去に名をはせた芸術家たちの力を借りようとこんなサービスを利用してみました。


https://ja.cre8tiveai.com/ep

こちらのサービスは様々な有名画家の特徴を学習したAIによって、画像をアップロードするとまるで指定した有名画家に描いてもらったかのような画像に加工されるという優れものです。(ダウンロードは有料)

今回は三次元の物体を2次元に展開する試みであるキュビズムの代表画家、ピカソ風の画像に変換しました。

これが


これです。


さて、そうしたら画像編集ツールを使ってこちらをもっと簡素にロゴっぽくしていきたいとおもいます。目標はBOSSやケンタッキーのようなロゴです。 色やフィルターを変更し、さらにマーキャリのロゴをお借りして当てはめてみました。それがこちらです。



なんかどっかの国の硬貨みたいになりましたが、個人的にはだいぶ完成に近づいた気がします。自分の見解だけだと不安なので、他の人にも意見を仰いだところ「なんかインパクトに欠けておもしろくない」とのこと。

インパクトか~…
インパクトというと先ほどご紹介した「いのちの輝き君」。自分のロゴと何が違うのかを比較して見てみました。まあ、何から何まで違うのはもちろんなのですが、少しでもいいところは盗んで取り込もうと、とにかく比べました。そして明らかになった点が一つ。
「数が足りねーや」

そうして完成したものがこちらです。



中央の冨沢を起点にして、周りに小っちゃなセルたちが配置されています。その様子はまるで太陽系みたいです。独立した個、それぞれが共鳴しあって一つの作品を形づくっていく。ずっと見てると頭がおかしくなってきそうですが、それもまたクセになってくる感じがします。

実はウォーリーを探せみたいに間違い探しでも仕掛けられてんのかなと、注意深く見てみましょう。

全部一緒です。

着飾るでもなく、背伸びするでもない等身大の僕をみてくれといわんばかりのデザイン。我ながらよくやった。

後日メンバーにこちらのロゴを提出したところ、しこたま怒られました。

次回、マーケター冨沢もお楽しみに。

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