ひとつ上を目指す人のキャリア転職サイト「type」や女性向け転職サイト「女の転職type」を運営する株式会社キャリアデザインセンターはiOS版転職アプリ「Direct type」をリリースしました。(参考:企業が求職者に直接アプローチを行うiOS版 転職アプリ「Direct type」を8月24日(月)にリリース!)
出典:https://directtype.jp/
この「Direct type」の特徴をざっくりと説明すると以下の4つになっています。
・登録1分。シンプル操作!スキマ時間でスマートに転職を
わずらわしい登録作業はなし!シンプルなデザイン設計で、直感的に操作できます。
・行動履歴を元に「あなた」にぴったりの求人が毎日届く
スキマ時間に提案された企業をサクッと「キープ」か「見送る」に振り分ける。それだけで、さらに「あなた」にあった企業が提案されます。
・企業が「あなた」をダイレクトに見つけ出す
Direct typeは企業から直接スカウトが届く転職アプリです。企業が「採用したい」と思う「あなた」を見つけ出すため、自主応募より通過率が高くなる傾向にあります。
・相性診断で「あなた」のジョブアビリティがわかる
相性診断ではカンタンな質問に答えるだけで、仕事に求められる「ジョブアビリティ」が数値化されます。企業はジョブアビリティを元にスカウトを送るため、経験の浅い方でもよりマッチ度の高いスカウトが届きます。
出典:https://directtype.jp/
求人側としては「ジョブアビティの数値化によって手軽にマッチングできる」や「簡単に登録情報を入力できる」、「応募したい企業の管理が簡単にできる」といった、転職時に手間と感じやすい部分が容易になった点が魅力の一つであると言えます。一方企業側としての魅力はダイレクトリクルーティングをサポートしてくれる点でしょう。
ダイレクトリクルーティングとは今までのような企業が求人サイトに求人を掲載したり、人材紹介会社を利用するなどして求人側から応募が来るのを待ってから活動するというものではなく、人材データベースを活用して、積極的に求める人材を探しだし、直接アプローチする採用手法のことを言います。
メリットとしては下記のようなものが挙げられます。
1.求人サイトや人材紹介会社を利用する費用が抑えられる
2.自社の魅力を能動的に発信することで潜在層にもアプローチできる
3.人材紹介会社を利用しない為、自社に採用のノウハウを蓄積できる
4.普段人材紹介会社が紹介しないような求職者にもアプローチすることが出来る
このようなメリットに加え、年々労働力人口が減少していることや優秀な人材、自社の社風にマッチした人材にアプローチするためにこのダイレクトリクルーティングを中途採用の手法として取り入れる企業は増えてきました。そしてまた、新型コロナウイルスの影響による採用活動のオンラインシフトが発端となり、新卒採用でもダイレクトリクルーティングを取り入れようとする企業がますます増えてくると予想できます。
理由の一つしてあげられるのは説明会やOB訪問などが中止、または延期になり、自宅でスマートフォンを活用しながら転職活動を進める学生が増えたことです。人材紹介業を行う株式会社ネオキャリアでは新型コロナの影響が出始めてから、ダイレクトリクルーティング経由での採用割合を20%から30%に引き上げました。
参考(https://diamond.jp/articles/-/235252?page=3)
こちらも学生が自宅で過ごす時間が増え、スマートフォンでオファーをチェックする機会が増えたことが影響していると考えられます。
そしてもう一つ理由は合同説明会がなくなったことで、学生との接点がなくなってしまった企業が自社の存在を知ってもらうためにダイレクトリクルーティングを採用するというものが挙げられます。合同説明会がなくなった今、オンライン説明会を開いて学生を募る、「待ち」の手法よりかは、積極的に学生との接点を作ってコミュニケーションをとるために、直接学生にオファーできるダイレクトリクルーティングを取り入れるケースが多いと考えられます。
このようにコロナ禍中ではダイレクトリクルーティングのニーズはますます増えていくと予想できます。自社の社風に合った希少価値の高い人材を確保できるか否かは企業の課題の一つともいえるでしょう。
採用活動のオンラインシフトを契機に自社の求める人材に直接アプローチできるダイレクトリクルーティングを取り入れることが人材獲得競争を制する突破口になるかもしれません。