日本最大級の実名口コミグルメサービス「Retty」を運営するRetty株式会社が、飲食店向けのモバイルオーダーシステム「Retty Order」の提供を開始していくことを発表しました。
(参考:Retty、飲食店経営のDX実現を目指す。第一弾として、モバイルオーダーシステム「Retty Order」提供開始へ)
飲食店経営のDX実現を目指して、2020年秋を目処にスマートフォンから注文ができるサービスを展開予定です。
お客が自分自身のスマートフォンで注文から決済まで行うことで、従業員のオペレーションが効率化するものです。オーダーや会計がデジタルで完結することで、接客に時間を割けるようになり、顧客体験の向上が期待されます。
「Retty Order」が目指す飲食店経営のDXとして次の3つがあります。
“•データを活用した新しい顧客体験
•ペーパーレスで効率的な業務フロー
•キャッシュレスでスマートな決済”
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000004025.html
ペーパーレスによる効率化やキャッシュレスでのメリットは想像できますね。発表を見る限りでは、データの活用方法についてはまだ具体的な記載がないので、詳細の発表を期待したいですね。
現在、同社では、サービス提供開始に向け、開発パートナーの飲食店も募集しているようです。
コロナ禍では、距離を逆手にとるサービスが!?
「Retty Order」では、自分の好きなタイミングで注目やお会計ができ、従業員も接客に時間をかけるなど、顧客のストレスをなくすことや、従業員と顧客とのコミュニケーションが充実することが期待されます。
アメリカでは、スターバックスがスマホで事前にオーダーを行い決済もできるアプリを提供していて、アメリカ最大のモバイル決済手段とも言われています。また、Amazon goでは、レジが不要でゲートを通るだけで決済が自動で完了します。
ストレスなく決済ができたり、待ち時間や手間が減ったりするこれらの動きは、フリクションレスと言われ、先述のとおり、アメリカでは普及が進んでいますね。
日本でも、新型コロナウィルスの影響により、距離をとって非接触となることが優先されることから、フリクションレスのシステムも普及していくのではないでしょうか。
Withコロナが延々と続くようであれば、距離をとることを逆手にとるような、サービスであったりコミュニケーションツールがトレンドとなっていく可能性もあるでしょう。