本記事について、マーキャリMEDIAのYoutubeチャンネルでも取り上げています。
アプリプラットフォーム「Yappli」を提供する株式会社ヤプリ(以後、ヤプリ)は、”社内の現場で起きている非効率”を解決し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するための新ソリューション「Yappli for Company」の提供を2020年8月18日(火)に開始しました。(参考:ヤプリ、社内のDXを支援する新ソリューション『Yappli for Company』を提供開始
)
今回は、ヤプリ社の社内DXサービスを紹介するとともに、そこにどういった期待ができるかを考えていきたいと思います。
Yappli for Companyが実現すること
同サービスはノーコードでの自社アプリ開発が可能で、
一つのアプリ内に商品カタログや研修動画の配信、社内報まで、様々な情報が集約できます。スマホに最適化されているため、アクセスが簡単な社内ポータルとして利用用途が想定されています。
”社内の現場で起きている非効率”を解決するためのアプリプラットフォームとして、営業活動や社員教育、インナーブランディングなど、様々な業務の効率化が期待されていて、アプリの配信先も、社内だけでなく、代理店・取引先・支社/店舗/フランチャイズなどの社外を対象とすることも可能です。
主要な3つの用途と画像をプレスリリースより引用し、ご紹介します。
1)紙カタログをDX 〜大量の紙カタログから営業を解放〜
プッシュ通知で最新情報を届けたり、頻繁に入れ替わるカタログの一覧を整理して表示させたりするなど、アプリを使ってリアルタイムに情報を共有できます。大量の紙カタログを持ち歩いていた営業の負担がアプリで解消されます。
2)研修をDX 〜効率の良い教育環境をアプリで実現〜
営業や接客の現場で必要となる知識を、アプリで伝えることができます。勉強会資料やマニュアルなど、これまで研修を通じて伝えていたコンテンツを電子化。個々人のスマートフォンへ向けて配布することで、受け手となる社員が好きなタイミングで、手軽に学習できる教育環境を構築します。
3)社内報をDX 〜タイムリーな情報伝達を可能に〜
新商品やキャンペーン情報の即時配信など、個々の店舗従事者に、最新の情報をダイレクトに提供できます。社内報が担っていた機能をアプリに代替することで、店舗運営の品質向上や、チェーンの理念啓蒙が実現できます。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000007187.html
社内のDXソリューションに期待できることは?
社内の業務プロセスやフローのデジタルシフトによる効率化に関しては、デジタルトランスフォーメーションの文脈の中でも、デジタライゼーションと言われる段階です。
このヤプリ社のサービスでは、企業活動や商品、プロモーションに関わる情報を簡易にわかりやすく社内社外へ伝えることができるようになります。アプリ導入の独自のメリットとしては、事業活動自体をコンテンツとしてストック化しデータ分析できることが考えられます。
多くの企業で行われているようなメールやチャットで共有する文化は、伝達するスピードは早いですが、資料やURLなどが過去のログとして埋もれてしまいやすいです、一方で、
アプリでの配信であれば、資料データが蓄積されるので、管理もしやすく利便性も高くなります。もちろん紙からの移行であればなおさらです。またプッシュ通知で瞬時に伝えることでスピーディーな情報伝達も可能です。
社内広報や研修で活用されることによって、ノウハウや企業文化の醸成(インナーブランディング)も期待できるでしょう。
さらに分析機能もついているため、コンテンツのPDCAを回すことも可能ですし、
社内メンバーのアプリ内の行動もデータ化してエンゲージメント向上に役立てることも視野に入るのではないでしょうか。
従業員データの活用によって、企業の将来的な売上が最大6.4%伸びる可能性があると、アクセンチュアが調査レポートを公開しています(参考:https://japan.zdnet.com/article/35131811/)。社内DXに関しても、データをどう活用できるのかという視点が重要になっていくでしょう。