• 2020/07/20
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人材コーディネーターの仕事内容を紹介!未経験からでもなれる?

  • マーキャリ 編集部
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目次

この記事では「人材コーディネーター」の仕事内容について詳しく解説しています。未経験から人材コーディネーターになるために必要なスキルや、他の人材系職種とのちがいについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。


人材コーディネーターとは

人材コーディネーターは、主に人材派遣を行う企業に置かれる職種です。営業職が人材(=派遣社員)を求めている企業から案件を受注したあとに、企業とマッチする人材を、自社に登録に来た人のなかから選び、クライアント企業に派遣する仕事です。

人材コーディネーターの仕事内容

人材を派遣するためには、自社で派遣できる人を抱えていないといけません。そのために人材派遣会社では、仕事をしている人の登録会や面接を頻繁に行っています。営業が受注してきた案件についてマッチする人物と連絡を取り、クライアント企業で面接を経て、派遣するという流れです。 より詳しく仕事内容についてみていきましょう。  

派遣スタッフとの登録面談

人材系のビジネスは基本的には成功報酬型です。人材派遣業の場合は、営業が案件を受注しても実際にスタッフを派遣しないかぎり報酬は発生しません。逆に言えば、スタッフとして登録をしてもどこかの企業に派遣されなければ給与が発生しないのが通常です。案件は短期のものや長期のもの、急ぎで人材が欲しいものなどたくさんありますし、一度登録したスタッフも他で仕事を見つけている場合もあるので、常に登録スタッフは募集する必要があります。


また、単に派遣すればそれでよいわけでもありません。派遣社員がクライアント企業で働いている間しかクライアント企業からは報酬が発生しない仕組みになっています。ここは転職エージェントとは大きく異なるところです。


スタッフを派遣できても、すぐに辞めてしまうようではクライアント側の信頼も損なってしまいます。そのためスタッフの性格や適性などをしっかりと見極めるための登録面談は、人材コーディネーターにとって非常に重要な業務となります。もちろん求職者側にも希望の給与や福利厚生、就業時間・休日などがあります。面談でしっかりとヒアリングを行うことで長く働いてもらえる職場を紹介することも人材コーディネーターの役割です。  

派遣スタッフのフォロー

人材コーディネーターの仕事は、スタッフを派遣して終わりではありません。すでに派遣しているスタッフのフォローを行うのも人材コーディネーターの役割です。スタッフから企業側に伝えてほしいことや、また逆に企業からスタッフへの苦情なども人材コーディネーターが間に入って話をすることもあります。派遣スタッフの給料が発生するのも、人材派遣会社に報酬が入ってくるのも派遣スタッフが就業している期間だけです。そのためスタッフの登録と同様に、就業後のフォローも重要な仕事だと言えます。 

リクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーとのちがい

求職者と面談を行い、クライアント企業とのマッチングに携わる仕事としては人材コーディネーター以外にも、リクルーティングアドバイザーや、キャリアアドバイザーなどがあります。具体的な資格などで線引きがあるわけではありませんが、基本的に人材コーディネーターは人材派遣会社で、リクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーは転職エージェント、つまり正社員としての就職・転職を目指す方をサポートする仕事です。


リクルーティングアドバイザーは採用活動に困っている企業の課題解決をする営業職です。リクルーティングアドバイザーが案件を取得するのに対し、キャリアアドバイザーは、求職者と面談や面接対策などを行う役割です。 

キャリアコンサルタントは資格の名前

また、国家資格として「キャリアコンサルタント」、「キャリアコンサルティング技能士」というものがあります。これらは弁護士や医師のように資格を取得しないと名乗ることができません。

人材コーディネーターになるには

人材コーディネーターになるためには必要な資格はありません。また求人も未経験で応募可のところがほとんどです。比較的応募しやすい職種でありますが、人材コーディネーターに求められるスキルがあります。  

交渉力・コミュニケーション能力

人材コーディネーターは、登録スタッフとクライアントの間に入る存在で、どちらの要望も聞き、マッチングさせる仕事です。とはいえ、登録スタッフ側にもさまざまな希望がありますので、登録スタッフにとって理想の職場であることは多くはありません。正社員のような昇給やボーナスは基本的にはないので、必ずどこかで妥協が必要となります。会社が紹介できる業務に対してスタッフが納得できないことも多いです。どうしても無理な場合は他のスタッフを探すことになりますが、そうしてばかりもいられません。


そのためスタッフときちんとコミュニケーションや交渉を行って、納得してもらったうえで現場に派遣できる能力は重要となります。また、引っ越しなどの力仕事のスタッフ派遣の場合は1日だけの短期派遣のことも多いです。明日、人が必要ということも珍しくありません。きちんとスタッフと人間関係を作って、ただお願いするだけでなく相手の希望も適度に受け入れながら仕事をすすめていくことも重要です。

営業力が必要な場合も

人材コーディネーターは基本的には求職者対応を行う仕事です。しかし会社の規模があまり大きくない場合には、求職者への登録面談や派遣後の対応だけでなく、自社に登録してくれたスタッフの派遣先となるクライアント企業を探す仕事も担当することが少なくありません。労働人口の減少が話題になるなかで、優秀な人材を確保したい会社はたくさんあります。成功報酬型のビジネスですので営業としてのハードルは低いですが、場合によっては営業も行うことがあることは頭に入れておいたほうがよいでしょう。


また、急に明日人材が必要になった場合などは、その手配が終わるまでは仕事を終えることができません。自分で仕事をコントロールしづらく、体力が求められる仕事であることも覚えておいてください。

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