• 2020/06/23
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最近、作家に転職しました。【キャリアチェンジ体験記】

  • マーキャリ会員  
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【キャリアチェンジ体験記とは】
働き方改革が施行されたことにより、会社の体制や制度が変わったなんて人も多いと思います。企業も個人も今まで以上にビジネスマンのキャリア展望に目が向けられている中、マーキャリ会員によるキャリアチェンジに伴った体験談をシリーズものとして連載していくのが本企画です。

今まさに自身の今後のビジネスライフに向けて働き方を変える動きをしている方もまだキャリアプランが漠然としている方も参考になる内容になっておりますので是非ご覧ください。

今回の記事投稿者:村田晃一朗さん
⇒村田晃一朗さんのバイオグラフィはこちらをクリック

初めまして。村田と申します。

これから僕が転職を繰り返して作家として活動し始めた経緯についてお話ししていきたいと思います。

この記事を読んでいる人はきっと今の仕事に不満を持っている人や現状に不安を抱いている人だと思います。

以前の僕も仕事と将来について悩んでいました。

自分にはもっと違う道があるんじゃないか、今の仕事が本当にやりたいことなのだろうか。

漠然とした悩みを心に抱えながら行動して失敗を繰り返して今の作家という仕事に落ち着きました。

作家という仕事は特殊かもしれませんが、僕なりに色々な選択肢を足しては引いていってたどり着いた職業です。

世の中にはこんな人もいるんだと1人の人生のダイジェストを見るような感覚でこの先も読み進めてほしいと思います。

今あなたがどんな仕事をしてどんなことに悩んでいるかはわかりませんが何か参考になることを一つでも与えられるように書き進めていきます。

始めて就職した会社から転職を繰り返すまでの流れ

僕は大学を卒業して求人広告の営業の仕事に就きました。

しかしちょうど1年ほどやってすぐに辞めてしまいます。

結論から言うと僕はこれまでに3回転職を繰り返しています。

これも2年半の間で3回なので世間の転職ペースの平均と比べるとかなり早いスピードで仕事を変えていっています。

職種は営業、配送業、飲食と一見繋がりが見えない仕事ばかりです。

では、なぜ僕が早いスピードで転職を繰り返していったかと言うと”飽きてしまう”という単純な理由からです。

僕は好奇心が強い性格です。

なので仕事を始めた当初はがむしゃらに頑張るのですが、ある程度覚えて考える作業が減っていくと途端に飽きてしまいます。

そしていいのか悪いのか好奇心の強さが出てきてしまい「次はこの仕事がしてみたい」と思い上司に辞めるということを伝えに行きます。

好奇心のままに動いているからこそ僕の転職キャリアには一貫性がありません。

では、なぜ今僕は作家という書くことを仕事にしているのでしょうか。

作家を目指した理由

僕は転職を繰り返す中で一つのことに気づきました。

”このままじゃ収入が上がらない”ということです。

収入を上げる一つの手段として会社で出世するという方法があります。

しかし早くして会社で出世するという路線から外れてしまったのでその方法は使えません。

ではどうするかと他の方法を考えました。

ヒントが浮かんだのは最初の会社の同期と飲んでいた時でした。

話していた同期は会社でMVPに選ばれ表彰されていました。

僕はその人に正直に聞いてみました。

「どうやってMVP取ったの?」

そして彼はこう言いました。

「いや、俺昔から『できます!』とか『やれます!』とか根拠のない自信ではったりかますの得意なんだよね」

ここで僕はピンときます。

「そうか。得意なことをやればいいのか」

そこから僕は自分の得意なことは何なのかを考えた時に、昔から文章を褒められることが多いことに気がつきました。

それが僕が作家を目指す始まりでした。

文章を書き始めて大変だったこと

僕が文章を書き始めて大変だったこと。

正直に答えますが特にありません。

昔から人と喋るように言葉がスラスラと出てきて自然とパソコンのタイピングが進んでいます。

何千字、何万字書こうが大変だと思うことはないです。

自分では普通にやっているつもりなので特別書く才能があるとかは思ったことはありませんでした。

しかし周りの人から見たらすごいことなのかもしれません。

原稿用紙1枚書くことでさえも何時間も悩んで固まってしまう人もいることでしょう。

なので、今仕事を変えようかと悩んでいる人には”周りから褒められること”を探してみてほしいです。

僕のように当たり前にやっていることが周囲から見たらすごいと感じられることが絶対にあるはずです。

自己分析をして得意なことを見つけ出してそれをもっと伸ばせる仕事を探したらいいと思います。

僕はたまたま得意なことが書くことだったというだけです。

そして、書くことを続けていった結果次の結果が待っていました。

初めて書いた作品が出版社の目に留まり発売が決まる

僕は文章を書き始めてからどうせなら何か一つ作品を作ってみようと本を書いてみました。

約7万字の本を仕事前に早起きしてマックで1時間だけ書くということを習慣にして3ヶ月続けました。

そして、書き上げた作品を検索して最初に引っかかった出版社に試しに送ってみました。

そしたらある日電話がかかってきました。

「この本を出版しませんか?」

その半年後に僕の本が大手企業の書店に並んでいることになるのです。

これは僕が社会人生活で出した初めての成果です。

これまでやってきた仕事では目に見える結果は残すことができませんでした。

頑張ってはいましたが今ひとつパッとしない社会人生活でした。

しかし、自分の得意なことを見つけ出し、それを生かし始めてから面白いくらいに早く結果が出たのです。

後日、知り合いの転職エージェントの人が言っていたのですが「仕事はやりたいことよりも得意なことをしたほうがいい。なぜならビジネスは質を求められるから」と言っていました。

僕は文章を書き始めた時は全く意識していませんでしたが僕はこの言葉を実践していたのだと思います。

自分の得意なことで社会という土俵で勝負した時に芽が咲き始めたのです。

あなたの得意なことはなんですか?

僕は3回の転職を繰り返して様々な経験をして、様々な人に出会ってきました。

職種も違い、出会う人の性格も違う人たちと触れ合っていく中で、仕事で成果を出す人の共通点を一つ見つけました。

「得意なことで勝負している」

ということです。

もしかすると今あなたがいる会社で結果を残している人は得意なことをやっている自覚はないかもしれません。

ラッキーなことに置かれた環境が自分の得意なことを全開で生かせる環境だったということもあります。

でも、ここまでこの記事を読んでくれている人はきっと現状に悩んで解決策を模索している人だと思います。

悩んでいる時は苦しいと思います。大変だと思います。

マイナスな感情から解放されて楽になりたいと今の現実と折り合いをつけられる部分を探すこともあると思います。

僕も転職をしてキャリアが傷ついていく中でたくさんのことを考えました。

もちろんマイナスなことばかりです。

だけど、悩んでいる今だからこそ自分と向き合うことができて、これまで知らなかった自分の長所が見つけられるチャンスなんです。

自己分析をする際にやり方はいくつもあると思いますが、キャリアチェンジをする上で僕は「自分の得意なことを見つける」ということをオススメします。

自分の得意なことは自分で見つけることが難しいかもしれません。

理由は自分では当たり前にやっているからです。

その当たり前にやっていること、周りに褒められることに得意なことのヒントは眠っています。

だから転職活動というフィルターを通して親や友達に「私の長所ってどんなところだと思う?」と聞いてみてください。

周囲の人の意見を参考に転職活動の軸を探していってほしいと思います。

「あなたの得意なことはなんですか?」

近い将来あなたがこの質問の答えが見つけ出せる事を祈ってこの記事を終わりにしたいと思います。

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