• 2020/06/22
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パッケージデザイナーの仕事内容や求人状況は? 在宅フリーランスでも大丈夫?

  • マーキャリ 編集部
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コンビニやスーパーなどの店頭に陳列されている多くの商品の中で、パッケージを見てついその商品を買ってしまうなんてこともあるのではないでしょうか?つい手にとりたくなる優れたパッケージをデザインするのがパッケージデザイナーの役割です。ロッテのキシリトールガムや明治のおいしい牛乳など、数々の優れたパッケージをデザインした佐藤卓さんのような有名デザイナーに憧れている人も多いでしょう。本記事ではパッケージデザイナーの仕事とはどのようなものなのか、どうすればパッケージデザイナーという仕事に就けるのか、パッケージデザイナーという職種について紹介します。

パッケージデザイナーとは?

パッケージデザイナーとは、商品のパッケージ(包装袋や箱)をデザインする仕事です。商品の特長がわかるように写真や色でグラフィックデザインをしたり、パッケージの素材特性を活かして、形をデザインしたりするのがパッケージデザイナーです。

パッケージデザイナーの仕事内容は?

お菓子などの食品を買う時に、パッケージのデザインがよいため、美味しそうに見えて、つい購入してしまうなんてことがあると思います。食品や化粧品、家電などいろいろな商品に使われるパッケージですが、パッケージデザイナーは商品のメーカー担当者からその商品の特長や開発コンセプトなどをヒアリングして、その商品の特長がお客さんにひと目でわかるようにパッケージをデザインします。

パッケージデザイナーとプロダクトデザイナーや雑貨デザイナーの違い

商品を作って、販売するまでに多くのデザイナーが関わっています。パッケージデザイナーは先に書いたように商品のパッケージをデザインする仕事で、家電などの商品そのものをデザインするのはプロダクトデザイナーです。そのプロダクトデザイナーのうち、文房具や食器などの生活雑貨の素材や色、形状などをデザインするのが雑貨デザイナーです。

パッケージデザイナーに必要なスキル

パッケージデザイナーは、お客さまである消費者が買いたいと思うようなデザインをするために消費者の心理や、同じような商品と差別化をする観察力や発想力と、つい手にとりたくなるようなインパクトのあるデザイン力、そして商品の特長やコンセプトをメーカーの担当者からヒアリングするためのコミュニケーション力が必要です。

転職事情はどうなの?未経験でも転職できる?

メーカーなどの企業にパッケージデザイン専門の部署はあまり多くはありません。商品開発部やマーケティング部に所属して、商品そのものの開発をしながらパッケージデザインもするということが多いので、パッケージデザイナー専門としての求人はほとんどありません。その中でもパッケージデザイナーの求人はデザイン事務所や広告代理店での採用が多く、クライアント企業から依頼を受けて、働くという方がパッケージデザイナーという職業にはなりやすいですが、どちらにしても面接ではポートフォリオ(作品集)を見せることが多いので、セルフプレゼンテーションが重要です。

未経験でも独学でも大丈夫?

パッケージデザイナーになるために特別な資格は必要ありませんが、美大やデザイン専門学校でグラフィックデザインやパッケージデザインを学んでいる方が求人には有利です。一般の大学からでも、デザイン学校や独学でグラフィックデザインの勉強をすれば、パッケージデザイナーになることはできますが、面接では資格よりはポートフォリオ(作品集)を見せて、作品のデザインセンスを判断されることが多いです。

パッケージデザイナーの雇用形態や年収は?

パッケージデザイナーはメーカーでも広告代理店やデザイン事務所などの広告業界でも正社員として募集されることがほとんどですが、広告代理店やデザイン事務所では契約社員や派遣社員などプロジェクトに応じて採用されるケースもあります。その場合には先輩デザイナーのアシスタントとしての役割であることが多く、実績を重ねていく中で正社員登用となる場合もあります。

パッケージデザイナーの年収は?

パッケージデザイナーの年収は、年齢やキャリアによるので一概に言えませんが、平均年収は350万円~600万円になります。ただ、企業内のパッケージデザイナーはその企業の他の職種と変わらないくらいの高い収入は得られますし、成果報酬制を採用しているデザイン事務所や広告代理店も多いので、高収入を得ている人も多くいます。

フリーランスの有名パッケージデザイナーになれば高収入も夢でない

広告代理店などでは年俸制など成果報酬制を採用しているところも多いので、正社員で高収入のデザイナーも多くいますが、ヒット作品があり、有名なパッケージデザイナーになると独立してフリーランスとしてさらに高収入を得ることも夢ではありません。電通を退社し、独立して「NTTドコモ」や「ロッテキシリトールガム」など多くのデザインを担当している佐藤卓さんや、資生堂から独立して、「カンチューハイ」や「スコッティ」などのパッケージデザインをした松永真さんなど自ら起業しているデザイナーも数多くいます。

パッケージデザイナーの将来性

コンビニやスーパーなどに並ぶ商品は今まで以上に商品サイクルも早いので、年間に数多くの商品が販売されます。また通販では、商品のパッケージデザインで購入されることもあるので、ますますパッケージデザイナーの将来性という意味では、活躍の場が増えていくでしょう。  

まとめ

コンビニやスーパーなど小売店の店頭では商品の顔ともいえるパッケージのデザイン。パッケージのデザインの良さによって売上に関わることもあるくらいパッケージデザイナーはメーカーにとって重要な仕事だといえます。デザインのセンスはもちろん重要ですが、商品の特長を理解し、商品を大切に思いながら、その商品の特長をビジュアルや形状で表現する仕事です。


労働時間も不規則になることもありますから、好きでなければできない仕事ともいえますが、パッケージのデザインが楽しくてしかたないという方であれば、とてもやりがいのある仕事であることは間違いありません。

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