• 2020/06/04
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マーケティングを担当するマーケターにはさまざま種類がある! 関連職をチェックしよう

  • マーキャリ 編集部
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目次

企業の販売戦略を担うマーケティング。企業において調査や分析、企画、販売促進などさまざまな役割を担当しています。マーケティングを行う人間のことをマーケターと言いますが、マーケティングが非常に広い範囲を指す言葉のため、マーケターにもさまざまな種類があり「〇〇マーケター」という名称でなくてもマーケティングに携わっている職種がたくさんあります。


この記事では、マーケティングにおける役割ごとにマーケターの種類をまとめてあります。マーケターは新卒からの就職や転職市場において人気の職種ではありますが、マーケターを目指すなら、自身がマーケティング活動の特にどの部分に惹かれているのか確認しておくとよいでしょう。ぜひ参考にしてください。

マーケティングとは

マーケターとはマーケティングを行う人間のことです。しかし、「マーケティングとは何か」と聞かれて即答できる人はマーケターを志している方の中でも少ないのではないでしょうか。それぞれのマーケターの種類についてみていく前にまずは、マーケティングとは何かについて簡単に確認しておきましょう。 

マーケティングは販売戦略

マーケティングとは、一言で言うと販売戦略です。企業が提供するサービスや商品をいかに売って、収益を上げるか。それに関する企業活動全般を指します。実際に商品をお客様に売るのは営業の仕事ですが、商品が売る前段階までの「売れる仕組みを作る」のがマーケティングの仕事です。 マーケティングとは「誰に何を、どのように販売するか」の販売戦略を立て、実行するのが仕事です。商品が決まったらどんな風にPRするか、価格はいくらでどういったお店に置いてもらうかなど、さまざまな要因を全体的に考えるところまで、非常に広い範囲で業務を担当します。


商品をヒットさせるためには、単純に良いものではなく、必要とされているものを作る必要があります。商品をヒットさせるために行う調査から、商品を欲しいと思わせるための宣伝、そして販売に至るまでの戦略はすべてマーケティングです。それゆえ販促や広報などは、マーケターという名前ではなくともマーケティングと深い関わりがある職種といえます。

マーケターの種類

マーケティングに携わる仕事は、数えきれないほどあります。また企業によって呼び方や役割が異なることもありますが、一般的にマーケターに分類されるものを紹介し、次に広報などの関連職について紹介していきます。 

プロダクトマネージャー:マーケティングの責任者

企業におけるマーケティング活動全般の責任を持ち、管理する人のことをプロダクトマネージャーと言います。企業が提供する商品やサービスすべてを受け持つ場合や、特定の商品についてのみ担当することもあります。マネージャーという言葉の意味から、役職や職位のように思われますが、職種や役割を指すため、実際にマネージャー職などの管理職がプロダクトマネージャーを担当するとは限りません。


商品開発は1つの部署や部門だけで完結できるものではありません。全体を統括し、臨機応変に各部署の意見を吸い上げる役割を担うのがプロダクトマネージャーです。 

Webマーケター・デジタルマーケター:自社サイトや口コミサイト・SNSへのマーケティングを担当するマーケティング

デジタルマーケターは、Webマーケターの発展形ともいえるマーケターです。デジタルマーケターは、ホームページなどのWeb情報を分析してマーケティング戦略を立てるWebマーケティングに加えて、SNSやアプリ、メールなどの情報も活用するのが特徴です。具体的にはWebページの閲覧数を調べて、そのページに掲載している広告のクリック数やアクセス数を分析したり、SNSを使っての宣伝の拡散率やサイトへの誘導率、メールの開封率などを分析するといった広い範囲で業務を担当しています。  

データアナリスト・データサイエンティスト:データ集め・分析のプロ

データアナリストとは、その言葉の通り「データを分析する人」のことです。多くの企業は、これまで、管理しきれず見過ごされていたようなビッグデータと呼ばれる膨大な量・種類・形式の、日々新しく生まれるようなリアルタイムで変動するデータに着目をし始めています。このビッグデータの活用のために、データの分析や解析、調査を行うのがデータアナリストです。


データアナリストは、膨大なデータ分析した結果から、企業が抱える課題に対してどこに問題があり、どのようにすれば解決できるのかといった解決策を提案するのが主な仕事です。


ビッグデータがそれ自体幅広いものであることから、データアナリストも扱う分野は幅広く、業種などによっても専門とする分野やデータの分析方法には違いがあります。企業によっては、データの分析だけでなく、それをもとにしてコンサルタントやマーケティングを行う人物に対してもデータアナリストと呼ぶことがあります。


また、データアナリストと似た職業にデータサイエンティストがあります。実務においては行う業務の線引きが曖昧なことも多いですが、データアナリストは、「膨大なデータから必要なデータを集めること」に比重が置かれているのに対し、データサイエンティストは、「データをどう活用するか」をメインテーマとしています。データを分析することで見えてくることから、課題の解決策を提案するのが仕事です。  

広報(PR):自社の活動や商品をメディアに取り上げてもらう仕掛人

広報には社内広報と社外広報の2つがありますが、マーケティングと関わりが深いのは社外広報です。社外広報の役割はプレスリリースの配信や記者会見のセッティング、企業が公式サイトとは別に運営し、コラムなどを載せるオウンドメディアの運営などです。


プレスリリースは、いくら配信しようとメディアに取り上げてもらえなければ話題にならず認知度のアップや集客、売上にはつながりませんよね。広報は「メディアに取り上げてもらう」ことを目的とする職種です。メディアに取り上げてもらう場合には、広告費や宣伝費などはかかりませんので、コストをかけずに自社をアピールすることができます。広報職のことをPR職と呼ぶ企業もありますが、PRは、「顧客とよい関係性を築く」という意味で、「宣伝する」という意味はなく、面接の場などで使う「自己PR」のような和製英語とは異なるものです。  

広告・宣伝:短期間で広く自社のアピールができる

広報と混同しやすい広告宣伝ですが、広報がメディアに取り上げてもらうことを狙うのに対し、広告宣伝はお金を払ってメディアで宣伝を行うものです。テレビCMなどは広告の分かりやすい例でしょう。どんな企業でもテレビ局から広告枠を購入し、自社の商品やキャンペーンのCMを流しているのです。オウンドメディアでは、アクセス数を伸ばしたり話題となったりするのには時間がかかります。広告宣伝では、コストはかかりますが短期間で爆発的に認知度を上げることができます。



マーケティングに深く関わりがある職業にはたくさんの種類があります。それだけマーケティングが企業にとって重要であることの表れともいえるでしょう。マーケターを目指すなら、まずはマーケティングに関わる職業にはどんなものがあるのか、それぞれのマーケターに必要なスキルなどについても深く調べてみてはいかがでしょうか。

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