• 2020/06/01
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企画職として活躍するにはどんな勉強が必要? 企画職に求められることから考えよう

  • マーキャリ 編集部
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目次

企業の戦略に携わる企画職は、新卒・中途を問わず人気の職種です。クリエイティブなイメージのある企画職ですが、企画を出すその裏には圧倒的な努力や勉強が必要になります。この記事では、企画職として働き始めた方やこれから就職・転職で企画職を目指す方に向けて、「企画職に必要な勉強」をテーマに解説しています。未経験から応募可能な企画職の求人は多くはありませんが、企画職として活躍するための第一歩としてぜひ参考にしてください。

企画職の仕事内容について知ろう

特にこれから企画職を目指す方にとっては、企画職がどんな仕事をするのかイメージはあっても詳しくは分からないことも多いのではないでしょうか。企画職がどんな仕事をしているのかが分かれば、そこから企画職に求められることが見えてきます。企画職として活躍することを目指すなら、企画職に求められることに関連の深い事柄について勉強すればよいことになります。  

企画職には2種類ある

企画職といえば、クリエイティブで世間をあっと驚かせる企画やプロモーションを行うようなイメージを持つかもしれませんが、それは「商品企画職」のイメージです。企画職には、「商品企画」と「営業企画」の大きく分けて2つがあります。商品企画は基本的にマーケティングを行う部署に所属することが多いですが、営業企画の場合はマーケティング部だけでなく、会社によっては営業部に所属することもあります。


2つの企画職には共通する点もありますが、仕事の内容が異なっていますので、勉強すべきことも変わってきます。簡単に仕事内容を紹介すると「商品企画職」は市場調査などを行い「新たな商品を企画する」ことが仕事で、「営業企画職」は新しい商品を作ることではなく、「既存の商品をどのような戦略で売るかについて企画する」ことが仕事となります。商品企画はクリエイティブさが、営業企画は、商品のアピールポイントや他との違いを伝える力や分かりやすさが求められる能力と言えるでしょう。

営業企画の勉強方法

営業企画職の場合は、自分がクライアントに直接営業活動を行うわけではありません。しかし、パンフレットやプレゼンに使うチラシなどは営業企画の主導で作成することが多いです。営業企画はすでにある商品をどのように売るかについて考える営業企画で、最も大事なのは「営業について知ること」です。


営業企画は営業出身の方で、なおかつ実績がある人物が抜擢されるのが望ましいかたちと言えます。なぜなら、営業企画の出す企画が机上の空論であっては意味がないからです。どのようなパンフレットが使いやすいか、などは実際に営業を体験した人でないと企画が説得力に欠けるものになります。営業企画職としての求人もありますが、まずは営業を体験してからとなるでしょう。

商品企画の勉強方法

商品企画職はアイデアを出すのが仕事なので、「発想力」「ひらめき」「センス」などが問われると思っている方が多いですが、実はそうではありません。アイデアとは、ある日突然降って来るものではなく、自身の経験など、「内から」出てくるものです。つまり多くの経験や知識があるほど企画を出すことができるのです。


また、1つの企画を練りに練って出すのではなく、数多くの企画を出し続ける必要があるということから考えても、知識や経験を増やしておくに越したことはありません。知識は業界の知識だけにとどまらず、なるべく広い範囲で得るのがよいでしょう。別の業界では当たり前のことが自身の業界においては非常に画期的なものであることも少なくありません。


また、ニュースや時事問題などをはじめ、たくさんのことに興味を持つことをおすすめします。特に商品企画の場合は、「世にないものを出す」ことが仕事です。世間で注目を集めていることは何かを知ることで、何が求められているかを知ることにつながります。通勤中につい目がいく電車の中吊り広告があるとしたら、自分は何に惹かれているのかと考えてみましょう。マーケティングについて知識だけでなく、身をもった体験で納得していくことが、企画職として活躍するための大きな糧となるはずです。 

検定を受けることも勉強に

企画職は、マーケティングの要素が非常に重要となる仕事です。マーケティングには知識を深めるための検定が豊富にありますのでそれらの勉強を行うことで基礎的なところから発展的な知識までが得られるでしょう。知識は実践で活かされて初めて意味を持ちますが、まずは知識からつけて引き出しを増やす作業をすることも重要です。  

ビジネスキャリア検定



https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/


一般社団法人「中央職業能力開発協会」が実施する検定です。「3級」「2級」「1級」の3つの区分があります。ビジネスキャリア検定の特徴は広い分野から自身が目指すものを選んで試験が受けられるというところにあります。


受験分野は人事・経理・営業・生産管理・法務・ロジスティック・経営情報システム・経営戦略と8分野あります。企画職を目指すなら営業分野から「マーケティング」という試験科目を選ぶのが一般的です。3級の人気が高く、レベルとして実務経験3年程度で係長・リーダー職レベルとなっています。どの級からでも受験可能ですが、まずは3級を目指すとよいでしょう。  

販路コーディネーター



http://www.hanro.jp/


「日本販路コーディネータ協会」が認定する資格です。マーケティングの理論と実践についての能力が身に付きます。資金調達に関する経営支援・市場調査・商品開発・商品企画・販路開発・販売戦略立案・販売促進ツール制作と、企画職に必要な知識を総合的に身につけられるので、企画職として企業で働く、もしくはコンサルタントとして活動していくならチェックしておきたい資格といえます。



企画職として働くために資格が必須なわけではありませんが、企画職について勉強をするならとてもよい手段と言えるでしょう。特に未経験から企画職を目指す際には、アピールポイントとなるはずです。

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