• 2020/05/25
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リスティング広告を出稿することがマーケティングに活きる? リスティング広告の仕組みや活用方法を解説

  • マーキャリ 編集部
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目次

商品やサービスが売れる仕組みを作るマーケティングにおいて、データの分析は欠かせません。インターネットやスマートフォンが発達するなかで、マーケティングの手法はもちろん、マーケティングに欠かせない広告のかたちも変わってきました。


この記事では、数ある広告のなかでも「リスティング広告」に焦点をあて、「リスティング広告とは何か」といった基本的なところから、マーケティングへと活用する方法などに至るまで詳しく解説しています。マーケティング初心者の方やリスティング広告について知らないといった方でも理解できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告のことで、検索連動型広告とも呼ばれます。大抵のキーワードにはリスティング広告がついています。たとえば、グーグルで「リスティング広告」と検索すれば上から2つや3つの検索結果には「広告」と表示があります。これがリスティング広告です。特定のサイトを閲覧したことがあるユーザーに向けて、他のサイトを見ているときにも追跡するように広告が表示されるものも、リスティング広告の一種です。

リスティング広告の特徴

リスティング広告には、他のWeb広告とも異なる特徴がいくつかあります。1つずつ確認していきましょう。 

クリック課金制

リスティング広告の大きな特徴としては、「クリック課金」であることが挙げられます。検索画面の上部などの目立つところに表示させるだけでは広告費用はかからず、ユーザーがクリックしてサイトに移動することで初めて費用が発生します。リスティング広告は、ユーザーが特定のキーワードで検索したときのみに表示され、広告料は、キーワードによって異なります。低予算で始められるのも、リスティング広告の特徴です。

ニーズがあるユーザーにアプローチしやすい

キーワードを設定して、そのキーワードを含んでユーザーが検索した場合のみ、広告が表示されます。1つのキーワードだけでなく複数のキーワードを組み合わせて設定することができるので、自社のターゲット層に絞ってのアプローチが可能です。リスティング広告では、このキーワード設定が重要になります。設定したキーワードは、完全一致したときのみ広告が表示される、部分一致でも表示されるなどの使い分けが可能です。  

広告は入札によるオークション制

広告を出したいと思ってもすべての企業が広告を出せるわけではありません。もしそれが可能なら、あらゆる検索結果の1ページ目はリスティング広告で埋め尽くされてしまうでしょう。リスティング広告は、「このキーワードで検索された際に広告を表示させたい、クリック単価は上限でいくらまで」というかたちで入札を行います。オークションの結果、落札できて初めて広告が出稿できます。ちなみに、クリック単価の上限が高ければ自動的に1番上に表示されるというわけではなく、広告の品質と入札価格をかけ合わせた総合評価で順位が決まります。


入札で広告が出稿できるか決まるため競合が多いキーワードであれば、それだけクリック単価が高くなるという特徴があります。場合によってはクリック単価が数千円となることもあるほどです。  

広告の配信停止や修正がすぐにできる

1週間リスティング広告をしたものの思ったよりクリック数が少ないので広告の配信を停止したい、クリックは多いが成約が少ないので内容を変えたいといったこともすぐに行えるのがリスティング広告の特徴です。また、クリック課金型の広告で気になるのは、クリック数によって広告費が変わるので「月の広告予算をオーバーするのではないか」ということ。この点に関しては代表的なリスティング広告の「Google AdWords」、「Yahoo!広告」のどちらでも1日の広告費予算の設定できますので、心配はありません。またその予算も月途中で変更できます。 

運用に手間がかかる

リスティング広告を利用すれば、自社のサイトのSEO上の検索順位が低くても、広告として上位表示させることができます。修正や停止もしやすいという特徴がある反面で、運用には手間がかかるとも言えます。管理画面の操作方法など、一定の知識も必要になります。

リスティング広告のレポートをマーケティングに活かす

クリック単価で広告費を払うリスティング広告では、当然何度クリックされたかをはじめとしたさまざまな情報が管理画面で確認できます。たしかに逐一確認するのは大変ですが、ここで得られる情報はマーケティングに活かせる貴重なデータであふれています。 

インプレッション数とクリック数

インプレッション数とは、広告が表示された回数です。しっかりと広告が表示されているのにクリック数が少なければ、キーワード設定に問題がありターゲットに対して広告が表示されていない、広告の見出しや説明文が魅力的でないといった状況にあることが分かります。  

検索クエリ

検索クエリとは、ユーザーが検索するときに打ち込んだ言葉やフレーズのことです。これをチェックすることで、「意図していない場面で広告が表示されていないか」、「サイトへの訪問や問い合わせ、購入につながりやすい他のキーワードはないか」といったことが分析できます。



リスティング広告は運用の手間がありますが、その分きちんと活用することでかけた広告費以上の結果を得ることもできるものです。Webマーケティングを行う上で重要となる知識を身につけることも可能だというメリットもあります。低予算でも始めることができるので、自社のWebサイトやオウンドメディアを持っているのなら、ぜひ活用することを検討してみてください。

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