• 2020/05/25
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  • 新型コロナウイルス関連

5G活用でこれからどう変わるのか!? コロナとの関係性は?

  • マーキャリ 編集部
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2020年は5G元年といわれています。理由は今年から5G活用がはじまりビジネスの現場や個人にも広がっていくからです。みなさんは5G活用により何が変わっていくのか知っていますか。本記事では5Gとはということから解説し、新型コロナウイルスの影響があるのか、またコロナとの関係性についても紹介します。

5Gとは

5GのGとはGenerationの略です。日本語になおすと第5世代移動通信システムとなります。特徴は3つあります。「①高速大容量通信」「②超低遅延」「③多数同時接続」こちらの3つの特徴は日本だけでなく世界共通認識となっています。この特徴を踏まえた上で様々なメリットがあります。 

①高速大容量通信

通信速度が4Gの約20倍になります。こちらのメリットは4Kや8Kといった高画質な動画をスマートフォンで見られるようになります。そのためわざわざテレビで見なくてもサッカーなどのスポーツ観戦がどこでも高画質で見られるようになります。しかし現在は4Kに対応しているスマホも少ないため今後対応機種が増えていくでしょう。 

②超低遅延

通信時間が短くなります。つまりよりリアルタイム性が増します。こちらは自動運転の発展に大きく役立ちます。自動運転の車はリアルタイムの映像をコンピューターが解析して運転しています。そのため少しでも通信遅延が発生してしまうとブレーキをかけるタイミングが遅れ事故に繋がってしまいます。自動運転には5G活用が不可欠ということです。 

③多数同時接続

多くのデバイスの同時接続が可能なります。これはIoTの発展に貢献します。IoTとはInternet of Thingsの略でモノとネットが繋がるという意味です。代表的なところでいくとスマートスピーカーです。これは従来のスピーカーという機能にインターネットを繋げることで、ヒトの声に反応したり受け答えをしてくれたりできるようになりました。そしてこれが発展していくと身の回りにある、ありとあらゆるものがネットに繋がる社会になります。例えば電子レンジやエアコン、電気等がスイッチを押さずとも話しかけるだけで起動してくれるようになります。


このように5Gには社会の発展を手助けしてくれる様々な要素があります。

5G活用の現状

ではそんな5Gが現在どこまで進んでいるのかについて解説します。海外では日本より一足早く5G活用が進んでおり、日本の将来の姿ともいえるため国外についてもみていきます。 

国内

5Gが真っ先に利用されるものは携帯電話になります。日本では携帯大手キャリアのドコモ・au・Softbankが5G対応機種を発売しています。2020年3月から利用が開始されました。しかし5G活用できるエリアはまだ限定的です。空港や駅周辺で利用可能です。例えば、羽田国際空港や関西国際空港、JR札幌駅などの全国主要駅です。それぞれキャリアによっても違うので利用する場合は事前に調べてみましょう。 

国外

世界では2019年が5G元年といわれています。アメリカ・韓国・中国・ドイツ等の国々では既に5G活用がされているからです。そのため海外では5Gを導入してから1年が経ちました。現状どこまで5G活用されているかというと、実はほとんどまだ利用はされていません。電波の特性や基地局の問題により5Gを利用する費用が依然として高く、コストパフォーマンスが良くないというのが理由です。


しかし徐々に利用者も増えているようで、アメリカでは2020年前半頃には全土で利用できるように計画が進んでいます。この結果から5Gが導入されたとしても日本でもすぐには稼働しないのが実態でしょう。実際これまで紹介した5Gが描く未来のようなサービスが展開されるのは2023年頃といわれています。一方では5Gだけでなく次の6Gに向けた議論もすでに行われておりデジタルの波はどんどん押し寄せています。

コロナとの関係性

ここでは新型コロナウイルスの影響下で5Gがどのような場面で役に立っているのかについて紹介します。世界ではすでに5G活用されているため効果が現れ始めている地域も存在します。また新型コロナウイルスの影響で5G活用が遅れるのか、それとも早まるのかについても解説します。 

5Gが医療分野に貢献

5G活用により新型コロナウイルスの状況においても多くの命を救えます。5Gの特徴の②で紹介した超低遅延が貢献します。5Gと医療が掛け合わさることで遠隔操作による治療が可能になります。遠隔医療をするにはリアルタイム性が重要です。繊細な技術を要する手術では少しの遅れやミスが命取りになります。そのためリアルタイムであることは必須です。また遠隔で映し出される映像も高画質なものでないと細部まで確認できないため手術を行うのが困難になります。


もし遠隔医療がすでに現在でも導入されていると接触することなく患者を手当できるのでウイルスの現場でも感染拡大を防げます。また遠隔のため海外にいる日本医師が手伝うことができ日本在住の医師の負担も減って医療従事者が疲弊するのも防げます。実際に中国の病院では新型コロナウイルスのときに遠隔診断が活用されたとの報告もあります。このような点から新型コロナウイルスの状況でも5Gが大活躍してくれるでしょう。 

コロナによる5Gへの影響は

結論としては5G活用者がこれまで以上に加速されるでしょう。理由は通信制限にあります。コロナの外出自粛によりテレビ電話の利用者やオンラインゲームの利用者が急増しました。また、新しくZoom飲み会というのも誕生しました。そういった状況の中で、複数の場所から同時にインターネットに接続するため、回線が悪くなってしまうという状況を皆さんも経験しているのではないでしょうか。しかし5Gを活用することで、このような問題も解決され、ストレスを感じることなく仕事をしたりゲームを楽しんだりできます。


今回コロナの影響により大多数の人が回線の不安定さにストレスを感じ解決を望んでいます。中国ではコロナが収まった後に5G加入者がこれまでより増加しているというデータもあります。コロナの影響で5Gの必要性を感じた人が増えたことには違いないでしょう。

5G活用によるビジネスへの影響は

私達のビジネスには5Gがどのように影響するのでしょうか。結論をいうと5Gの導入でこれまで以上に機械が人にとって変わる存在になるでしょう。そのため、機械では代替することのできないクリエイティビティに長けている人の希少価値は増していくと予想されます。機械に仕事が奪われるというような言葉もありますが、そもそも日本は人手不足なので機械に変われるところは機械に変わった方が生産性も上がると考えられます。人でしかできないところに注力を割くことで機械と人の共存が可能になり、よりよい未来になるでしょう。

まとめ

私達の知らないところですでに5Gはコロナと戦っていたことがわかりました。ウイルスや感染症が世界に広まるのはある一定の周期があるといわれています。そのため再度感染症が世界に広まりそうなときは、5Gの普及で犠牲者が最小限に抑えられる可能性もあります。5Gの早期利用に期待しましょう。

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