営業職と言っても、実はたくさんの業界を選べることを知っていますか? 本記事は、営業職を目指している方に向けておすすめの業界と、求められるスキルを解説していきます。業界によって貰える給料や求められるスキルが全く違いますので、ぜひ本記事を参考に営業マンを目指していきましょう。
選べる業界の種類を解説
まず、どのような業界を選べるのか見ていきましょう。以下よりそれぞれ順番に解説していきます。
不動産業界
営業と聞くと、不動産営業を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 不動産営業は比較的給与が高い傾向にあり、基本給だけでなく、インセンティブの給与が支払われる企業も多いようです。それもそのはずで、不動産は価格帯がとても大きく、少ないものでも数百万、高いものでは億を超える物件を扱います。また、不動産営業は金融や法律の勉強もしなければならないため、非常に難易度が高い営業職です。
医療業界
医療業界の営業も比較的給与が高い傾向にあります。間接的に人の命に関わる仕事のため、やりがいを感じている人が多いです。医療業界の営業マンは、医薬品メーカーに勤めて営業として活動していくケースが大半で、取引先は「お医者様」になるので、比較的高度な営業技術が必要です。自社の医療商品の知識を深めることは大前提として、医療業界の人とどれだけ仲良くできるかも大切なスキルになります。
また、医療業界は競合他社も同じような商品を扱っている場合が多く、いわば陣取り合戦のような形になります。そこで活きてくるのが医療業界の人との信頼関係です。「営業の〇〇さんなら取引しようかな」と思っていただけることが大切になります。
商社
商社は人、モノ、経済を大きく動かすため非常に難易度の高い営業と言われています。取引先も法人のお客様が多いため、給与もずば抜けて高いです。商社は他の業界とは違い、「自分で売る商品を決められる」という特徴があります。どのような商品でも売る自信がある方、商品の企画力、プレゼンテーション能力が高い方におすすめの営業です。
商社の中には貿易や海外との取引など、グローバルに展開している企業もたくさんあります。 その分英語を勉強したり大変な部分もありますが、自分のスキルや腕を磨きたい方にはとっておきの営業だと言えるでしょう。
IT営業
IT業界でも営業マンは活躍しています。 IT業界の商品はどのような業界にも関わっていることが多く、企業の仕事に最も密接にかかわっているのがIT営業でしょう。IT営業は新商品が次々と出てくるので、常に新しい価値観で仕事をしたい方に向いています。しかし、そのたびに新しい商品への理解や、社会への貢献度をしっかりと理解する必要があるため、難しい営業であることは間違いありません。ITの需要は今後もさらに高くなっていきますので、時代の波に乗って自分の力を試したい方にこそできる営業でしょう。
保険業界
保険業界も人気の営業職です。保険業界の中にもたくさんの種類があり、生命保険や不動産保険など、職種や求人によって分かれているのが特徴です。取引先は会社によって法人のお客様もいれば、個人のお客様もいます。自分の抱える仕事量に追われる方が多く、ノルマも設定されているため激務がと有名の業界でもあります。
しかし、インセンティブ制度を設けている企業も多く、仕事を取れば取ってきた分だけ収入が上がっていく特徴もあります。多少激務でもがつがつと働いて、収入を上げていきたい方におすすめの業界です。
おすすめはIT業界
上記解説してきた営業の中で、最もおすすめなのは「IT業界」です。 IT業界は時代の波に乗っていて、今後も伸び続けていく業界と予想することができるため、比較的安定した業界と言えます。IT営業はエンジニア知識など、自社商品を幅広く理解する必要がありますので、大変な営業であることは間違いありませんが、だからこそやりがいも大きく生まれるでしょう。今後も伸びていく業界ですので、「どの業界を選べば良いだろう?」と迷ったらIT業界をおすすめします。
営業に求められるスキル
続いて、どの業界でも共通して求められるスキルを見ていきましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は営業において必須のスキルです。お客様がどういった商品を求めているのか、またどのようなコミュニケーションを取って欲しいのかを瞬時に判断する必要があります。また、お客様に合わせてコミュニケーションの仕方も変えていく必要があります。「自分は自分の営業スタイルを貫く」という方よりも、「お客様に合わせて柔軟な営業を心掛ける」という方がおすすめです。
自社商品の理解力
「自社商品の理解力」もコミュニケーションスキルと同様に重要なスキルです。先ほどおすすめしたIT業界ではまさに最重要なスキルです。常に自社がどのような商品を売っていて、特徴はどのようなものがあって、どのような点が強みなのか理解しましょう。取引先と会って「この商品は他の会社のものと何が違うのか?」と聞かれた際に、しっかりと答えられないとそれだけで破談になるケースはたくさんあります。
そのため、コミュニケーション能力を発揮させるには、まず「自社商品を理解するところ」から始まります。自社の商品をしっかりと理解し、自信をもって営業できるスキルを身につけていきましょう。
選べる業界について:まとめ
それでは本記事は以上になります。 営業にはたくさんの業界がありますが、自分の求める働き方や、どのような商品を売っていきたいかによって業界を選ぶと良いでしょう。