• 2020/05/19
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企業における事業企画の役割とは? 経営企画との違いについても触れながら解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

今やビジネス業界は、グローバル規模で事業が行われている時代です。このような社会環境を背景に日本のマーケットは競争が激化しており、各企業は新たな事業創造や海外への進出で、次なる収入源を作り出して生き残りを図ろうとしています。そのような中で、事業企画の役割がますます重要になってきています。


そのために、事業企画に携わる人達は、実際に事業が行われる現場で的確に、そしてスピーディーな運営判断が求められています。特に大企業では、事業運営が滞りなく、より確実に進んでいくように、事業単位毎に事業企画セクションが設置されている程です。そこで、本記事では「事業企画」の役割や求められる要件について説明をしていきます。

「事業」の定義

「事業企画」について説明をする前に、まず「事業とは何か?」ということを理解しておかなければなりません。「事業」とは、広辞苑によると「一定の目的と計画とに基づいて経営する経済的活動」を指しています。 企業は、常に何かしらの事業を創造し、その事業を運営することで収益を得ており、それによって企業を存続させることができます。


したがって「事業で収益を生み出すこと」は、企業の最優先事項と言える営みなのです。ビジネス業界に身を置いている人であれば、このことは当たり前のように理解できていることですが、今、各業界ともグローバルの波で競争環境が厳しくなっているので、同業他社との差別化を図りながら、自社の強みを最大化して収益化を上げていくためには、「事業企画」の存在が必要不可欠になっているのです。

事業企画の役割とは

では、この「事業企画」にはどのような役割が求められてくるのでしょうか? 「事業企画」の仕事は一言で言うと、「会社のトップ、すなわち経営層の方針を現場レベルに浸透させて実行させていく仕事」となります。会社の経営方針や戦略をベースにして、各部門、各事業の予算、目標値となる事業計画、具体的な施策、行動計画、実行管理等を策定して、担当部署に実行させていくことになります。


また、実行させていくだけではなく、決めた予算と実績の進捗管理を継続的に行いながら、たとえ実行中であっても、目標や施策の修正・見直しも逐次行うことまで踏み込んでいきます。言わば、「事業企画」は、ある1つの事業の企画立案から策定・実施運営、進捗管理までを推進する役割となります。


特に新規事業を企画立案する場面では、1つの事業部門の事業運営だけでなく、他企業との協業や業務提携、M&Aに及ぶ場合も出てきます。そのために、会社が確実に最大の収益化を実現するために、何が必要なのか、そしてその必要なことをどのタイミングで実践していくのかを考え、選択する能力が大変重要になってきます。

企画には「事業企画」と「経営企画」がある

企業における企画の仕事には「事業企画」の他に「経営企画」というカテゴリーがあります。企業には経営部門と実際に事業に携わる運営部門がありますが、ベンチャー企業の場合、企業の資産である「人・物・金」のリソースが限られているために、経営と事業が一体運営されていることが大半です。経営層自らが、事業を効果的・効率的に進めていくかがポイントになってきます。その結果「経営企画」部門の中に「事業企画」の役割も包含されることになります。


しかし、これが大企業になると、おもむきが大きく異なります。事業単位毎に収益を確実に確立させていくことが重要になってきます。しかも、会社の経営を支える基盤事業を維持・拡大させつつ、新規事業の創造も必要になってきます。そのために新規分野の成長戦略の策定や投資計画まで幅広い役割を担っていく必要があるため、結果的に「経営企画」と「事業企画」が組織化されることになるわけです。

「経営企画」の仕事

「経営企画」の仕事は、簡単に言うと、「中長期的な視点で成長戦略を策定すること」です。会社全体の経営管理を主業務としており、具体的には、経営会議の運営や新規事業立ち上げ、株主総会の実施等、経営に関わる全社的な業務を行っています。その点から、「経営企画」を担当する部署は、必然的に会社のトップに近い部署になってきますので、常に経営について勉強しておく必要があります。

「事業企画」の仕事

一方の「事業企画」は「個別の事業を担当する」仕事になっていきます。経営企画部門で出された経営層の方針や計画、目論見をベースに、「事業企画」はその意向を受けてさらに現場に即した具体的な戦略を練り、事業計画を作り上げていきます。

事業企画に求められる能力

事業企画がいかに現場部門において重要な役割を果たしてきたかが、お分かりいただけたかと思います。このことから事業企画部門のメンバーは、実践業務を進めていく実行力と、多くの人と円滑な関係を構築していく総合的な人間力も求められてきます。この事業企画の仕事は、転職の機会が増えているビジネス業界でも、求人数が多くなっています。しかし、事業企画の仕事の未経験者には、厳しい分野でもあります。


経営全般に携わることから、多くのキャリアを持っていて、いくつもの職種を経験してきた人が求められるからです。メーカーで経理・財務関係の経験を持っている人やコンサルの仕事に携わったことのある人であれば、事業企画の門戸がかなり開かれることでしょう。社会人1年生の新卒の人では厳しい内容が求められる世界です。それだけに事業企画に求められるスキルは多岐に渡ってきます。具体的には、以下のような能力・スキルが必要になってきます。

ヒアリング力

会社のトップ・経営層の方針に基づき、現場の社員の意見を取り入れることが求められてきますので、ヒアリング力があることが前提です。

コミュニケーション力

事業をスムーズに進めるには、現場部門をはじめ様々な部署と連携していなければなりません。そのために、ヒアリング力と合わせて、円滑な協力関係を構築していくためのコミュニケーション力も求められます。

業務実行力

成長性のある事業を立案できたとしても、それを実行する能力がないと意味がありません。上から指示されたことを着実に遂行できるか、目標を自分で達成させる力を有しているか?そのためには、市場やライバル企業の動向に敏感で、その変化にフレキシブルに対処きるスキルも必要になってきます。

マーケティング力

マーケティング力も企画立案時に重要になってくるスキルです。 市場のニーズや状況を正確に判断して、どのような課題があるのかも分析しながら確実に事業運営で収益を挙げていく必要があります。

リーダーシップ

事業企画の仕事は他部門のスタッフやメンバーを牽引して事業を推進していくことが求められます。そのためには、リーダーシップ力も必須で、事業全体に渡り、企画から実行までを一貫してマネジメントしていかなればなりません。そのために事業のリーダー的立場としてチームや関連部署を牽引していく力が必要となっていきます。

まとめ

「事業企画」という仕事は、厳しい競争環境の中で、その役割がますます重要になってきます。 グローバル化で競争が激しくなっている昨今で、市場の動向を的確ににらんで行きながら、新たな成長戦略も確立して行かなければなりません。そのような動きが求められるのが「事業企画」です。


どのような分野に収益化につながる要素があるのか、その変化に対してどのように対応していくかという判断能力が求められるからこそ、常に主体的に動いていかないと、これからのビジネス業界を乗り切ることができないでしょう。しかし、この仕事はキャリアアップを目指している人にとっては大幅な年収アップも見込める職種の1つでもあります。

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