• 2020/05/15
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コンサルタントへの転職は未経験でも可能? コンサルタントに必要なスキルや資質を解説

  • マーキャリ 編集部
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人気のある職種として知られるコンサルタント。月給や年収も高く、新卒や第二新卒、転職希望者など、年代を問わず人気があります。この記事では、コンサルタントとして就職・転職する上で必要なスキル、未経験でも就職は可能かといったことについて解説しています。業界を問わずコンサルタントしての就職を検討しているのなら、ぜひ参考にしてください。

コンサルタントの種類

いわゆる経営に関わるコンサルタント以外にも、外資系のものだけでなくさまざまなものがあります。コンサルティングを請け負う会社をコンサルティングファームと呼びますが、まずは自分がどの分野でのコンサルタントになりたいのかを明確にする必要があります。 

戦略系コンサルティング

いわゆる「コンサルタント」のイメージがあるのは戦略系コンサルティングでしょう。企業のお金の流れなどの課題を見つけ、その具体的な解決法を提示するものです。M&Aと呼ばれる企業の合併や買収におけるサポートを行うこともあります。  

IT系コンサルティング

企業が抱えている課題において、IT分野に特化した解決を担うのがITコンサルタントです。基本的には、IT分野での困りごとがクライアント企業にある中で、ITコンサルタントに依頼するという流れで、「クライアント企業のニーズに合ったITシステムや技術の導入提案によるクライアント企業の課題解決」です。システムの開発自体を行っている企業も多いです。 

総合系コンサルティング

総合系コンサルティングでは、経営やITといった部分的ではなく、あらゆる業界・分野の企業をターゲットにしています。たとえば戦略系コンサルティングファームでは、戦略を立てるところまでが業務で、実際の行動は社員が行うことになりますが、総合系コンサルティングでは、立案から運用までのすべてを一貫して請け負うことが可能です。総合的なサポートが行えるよう社員数が多いことも特徴です。 

シンクタンク系コンサルティング

日本の証券会社や銀行を母体としたコンサルティングファームで、省庁や自治体からの依頼を受けて、調査・研究・分析を行いクライアントをサポートする組織で、シンクタンクと呼ばれています。公的機関から少子高齢化や環境問題といったテーマなどについての依頼を受けて情報を収集・調査し、データをもとにした提案を行います。 公的機関に対してシステムの導入によって課題解決を図ることも多くITコンサルのように、ITシステムを構築するための会社をグループ企業として抱えていることも多いです。 

中小企業コンサルティング

他のコンサルティングファームが基本的に大手の企業や組織をメインターゲットとしているなかで、日本の企業のほとんどを占めるベンチャー企業を含めた中小企業をターゲットとするコンサルティングファームです。顧問のようなかたちで数社をコンサルタント一人でかけもちすることが多いです。企業の経営戦略から業務の改善や人事、ITなど、広い分野でのコンサルティングを担当し、社員教育やセミナーまで行う企業もあります。

未経験でもコンサルサントになれる?

非常に高い知識や経験が求められるコンサルタントですが、意外にも未経験での正社員採用は活発に行われています。必須となる資格はないことも多いです。特に20代や30代前半といった年齢なら、経験がなくともポテンシャルが重視されて採用が判断されますので、対策をしっかりと行えば十分にコンサルタントになるチャンスはあると言えるでしょう。40代であっても、コンサルティングファーム側が力を入れていきたい分野の経験が豊富であるならばチャンスはあります。

未経験でコンサルタントになるため必要なスキル

いわゆる各コンサルティングファームでは「ポテンシャル採用」が行われています。ここでいうポテンシャルとは、実際の経営キャリアがあるかどうかといったものではありません。コンサルタントとして活躍するためには、戦略を立てるだけではなく、クライアントの課題がどこにあるのかを見つけることも重要になります。クライアントが課題と思っていることが実際は課題でなかったり、表面的に見えない部分に課題が隠れていたりすることも少なくありません。営業や経理、人事、総務、企業によってはエンジニアやプログラマーなどさまざまな役割の人間で企業は成り立っていますので、経営層だけでなく広い範囲でヒアリングを行うことも多いです。


そのためコンサルタントには、課題を発見するためにも、解決するための方法を考案するためにもロジカルシンキングとコミュニケーション能力が重要になります。

志望理由やこれまでの自身の行動を徹底的に深堀りしよう

仮にあなたがコンサルティングを依頼した側の企業の人間だとして、いくら実績がある会社やコンサルタントであっても、そのコンサルタントの「勘」や「フィーリング」をもとにした提案は、受け入れたいと思わないでしょう。依頼する側としては、「これなら効果が出るだろう」と納得したいものでないとGOサインは出せません。


このことから考えると、コンサルタント志望としてコンサルティングファームの求人を応募し、面接に臨むにあたっては、「なぜこの会社のコンサルタントになりたいのか」を論理的に説明できることが必須となると考えられます。戦略系や総合系といったさまざまなコンサルティングファームがあるなかで、なぜそのタイプのコンサルティングファームを選ぶのか、同業他社があるなかで、どうしてこの会社なのか、そもそもなぜコンサルタントになりたいのか、といったことが論理的に説明できるかどうかが面接では厳しくチェックされると考えて、準備しておきましょう。これは模範的な回答ができるかではなく、「なぜそのように考えたか」がきちんと答えられることだということは頭に入れておきましょう。



転職の場合は、転職サイトだけでなく転職エージェントを利用するのも1つの方法でしょう。面接対策はもちろん、コンサルティングファームのタイプごとの詳しい業務内容や適性、職務経歴書の書き方などについてもエージェントからアドバイスがもらえるはずです。あとから失敗したと思うことのないよう、後悔のない転職や就職をするためにしっかりと情報を集めて行動をするのが重要です。

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