• 2020/05/14
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コンサルタントってどんな仕事? 仕事の内容や流れを詳しく解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

さまざまな業界で活躍するコンサルタント。近年では、人気のある職業となってきています。とはいえ、「何かしらのアドバイスをする人」といったような漠然としたイメージがあるものの具体的にどのような仕事を、どのような流れで行うのかについては、よく分からないといった方も多いのではないでしょうか。


この記事では、コンサルタントとはどのような職業かについて、さまざまなコンサルタントの中でも「経営コンサルタント」を中心に解説しています。業種や業界は違っても、コンサルタントという仕事の流れには共通点も多いです。これからさまざまな分野でコンサルタントへ就職や転職を考えている方には特に参考になるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

コンサルタントの仕事

コンサルタントとはコンサルティングを行う人のことを指します。コンサルティングを直接意味する日本語はないのですが、「相談に乗って課題解決のためのアドバイスや提案、支援を行うこと」、をコンサルティングと言います。コンサルティングを業務として行う企業は、コンサルティング企業やコンサルティング会社ではなく、「コンサルティングファーム」と呼ぶのが一般的です。外資系の企業も多いです。個人でフリーランスでコンサルタントとして活動している人もいます。


コンサルタントという職種は、非常に多くの業種に存在しています。一般的に知られる経営コンサルタント以外にも、投資コンサルタントやIT、環境、人事、建設といった分野にもコンサルタントがいます。基本的にコンサルタントのクライアントは個人ではなく企業です。企業内で解決策を見いだすことが難しいような課題に対して分析、調査し、戦略を経営陣やトップに対して提案するものですので、非常に深い知識や経験が必要になります。


また、企業によって課題がある部分は異なるので、方程式のように課題解決のための戦略がすぐに導き出せるとは限りません。そのため、知識だけでなく考える力も重要になります。企業は営業や経理だけでなくマーケティングや総務、人事、広報などさまざまな部門で成り立っています。たとえば営業がいくら契約をとってこようと、支出が多ければ会社にお金が残りませんし、人事がうまく機能していなければ優秀な人材が入ってこなくなる、適切な人員配置ができなくなるといった問題が起き、さまざまな部署にビジネス上の影響があります。


企業全体のパフォーマンスを向上させるのがコンサルタントの仕事です。コンサルタンティングファームには、大きく分けて2つの種類があり、1つは課題解決のための具体的な戦略プランを提示するまでが仕事で、実行は会社のメンバーが行うもの。もう1つは、BTO(Business Transformaition Outsourcing)と呼ばれる形式をとるコンサルティングファームもあります。これは戦略の提案のみでなく業務改善を目的として事業の業務の一部あるいは全てを受託するものです。戦略を実行することでコストの削減や生産性の向上といった結果をクライアントに約束します。つまりは成功報酬型のコンサルティングで、目標が達成できなければコンサルティングファーム側の損失となります。

経営コンサルタントとは

経営コンサルタントの場合は、その名の通り企業が経営に対して抱えている課題に対するコンサルティング業務を行うことになります。経営と聞くと、お金の流れだけのようなイメージがあるかもしれませんが、それは一部分にすぎません。企業の戦略やマーケティング、新商品の開発や人材トレーニングなど、企業が抱える課題によってコンサルタントの役割は変わってきます。基本的には、企業全体のパフォーマンスを高めるために既存の仕組みの改良、刷新に関する戦略を担当することになります。


企業が抱える課題はさまざまですが、そもそも何が課題か明確になっていないということも多いです。経営が上手くいっていないが、何が問題か分からないといったパターンもあるのです。さらには、従業員が一致団結できていないメンタル面や、企業とその顧客との関係性といった外部とのつながり方に課題がある場合もあります。


コンサルタントに知識だけでなく、考える力も求められるのにはこのように課題を明確にするところから仕事が始まるといった点にあります。

経営コンサルタントの仕事の流れ

まずは課題を明確にするところがコンサルタントの仕事です。たとえ企業が課題を把握していたとしても、そもそもそれが課題でなければ的外れな戦略を立てて、経営の改善にはつながりません。経営コンサルサントは、課題を発見するために、経営者や役員、マネージャー、部長、課長といったさまざまなメンバーにヒアリングを行います。情報収集のためのヒアリングはそれぞれの意見がしっかりと言えるように、会議形式ではなく、ひとりひとりと行うのが望ましいです。


もちろん、ヒアリングだけではなく賃借対照表、キャッシュフローのシートなど、お金や会計に関するあらゆる資料を分析し、経営を立て直すための解決策を提案していきます。プランは経営者や取締役会で提出されるのが一般的です。 抽象的な提案ではもちろん、実行に移すことはできませんし説得力もありません。提案するプランには、会社にどのような課題があり、その原因にあるものは何か、どのように課題を解決していくのかについて具体的である必要があります。スケジュールや予算、実行メンバーなどまで、机上の空論ではなく実現可能なレベルで提案することが求められます。

まとめ

コンサルタントは、相手の企業を良くするためのサポートができる大きなやりがいがある仕事です。しかしその事業に関する知識や、課題発見能力は、かなり深いレベルで身につけておく必要があります。やりがいがある分、責任も大きな仕事ですが、興味があるのならチャレンジしてみる価値は十分にある仕事だと言えるのではないでしょうか。求人サイトなどでも募集が多くありますし、関連する資格も多い世界ですので、情報は得やすいですよ。

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