• 2020/05/13
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イベントディレクターの具体的な仕事内容とは? 求人や転職情報についても解説

  • マーキャリ 編集部
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目次

普段生活していると、あまり意識することはないかもしれませんが、世の中にはたくさんのイベントが日々行われています。企業が販売する商品の販売促進のための新作発表会や展示会、企業自体のPRを行うための博覧会出展やスポーツイベントなどに加え、個人単位のプライベートなもので言えば結婚式や誕生日会などもイベントだと言えます。会社が外部に向けてアピールするものだけでなく、社内で勉強会やセミナー、講演会を開催するのもイベントでしょう。このように数々のイベントがあるわけですが、主に企業クライアントがPRのために主催するイベントのとりまとめを行う仕事に、「イベントディレクター」と呼ばれるものがあります。


この記事ではイベントディレクターの詳しい仕事内容に加え、転職情報や、資格が必要なのかといったところまで解説しています。イベントディレクターへの転職を考えているだけでなく、どのような仕事に就くか迷っているという方にもきっと参考になるはずです。ぜひ、最後までご覧ください。

イベントディレクターって何をするの?

ひとことで言うならば、イベントディレクターとは「イベント会場のまとめ役」となります。イベントが行われる場で、その場の指揮を執るのがイベントディレクターです。たとえるならイベントにおける現場監督のような役割だと考えれば分かりやすいでしょう。

イベントディレクターの大きな2つの役割

どのようなイベントにおいても、イベントディレクターの主な業務は運営と進行です。規模が大きなイベントであれば運営部門と進行部門で複数のイベントディレクターを配置することも多いです。運営担当のディレクターは、受付や誘導の責任者としてスタッフと協力して業務をすすめることです。 進行担当のディレクターは、ステージで行われるパフォーマンスなどの演出の責任者です。音響や照明のスタッフはもちろん司会や出演者への指示も行います。

ディレクターとプロデューサーのちがい

ディレクターと混同しやすい言葉に、プロデューサーがあります。テレビ業界などでよく使われるのでテレビディレクターやテレビプロデューサーといった言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、ディレクターが現場監督だとすれば、プロデューサーはゼロから企画を考え、現場を含むプロジェクトすべての総指揮を行うといった役割分担があります。

イベントディレクターが活躍する業界

イベントはさまざまな業界で行われていますが、すべてのイベントにイベントディレクターが携わるわけではありません。たとえば同窓会には会をまとめる幹事はいても、イベントディレクターをどこかに依頼するといったことはまずありませんよね。イベントディレクターが活躍する業界は主に以下のようなものがあります。 

イベント企画会社

文字通り、イベントを企画することを業にしている企業です。「このような趣旨や目的でイベントを開催したいけれど、どういったものにしてよいか分からない」といったときに依頼するもので、まさにイベントディレクターが活躍する業種です。  

ホール運営会社

コンサートホールや劇場、会議室などの施設を管理・運営するのがホール運営会社です。施設維持のための管理だけを行う企業も多いですが、なかには管理を行っている施設で行われるイベントについて、予約や下見、演出確認といったことまでサポートする企業があります。そのような会社にはイベントディレクターが所属していることがあります。  

結婚式場

結婚式場の仕事といえばウエディングプランナーが真っ先に思い浮かびますが、ウエディングプランナーは文字通り、どのような結婚式になるかを計画・提案をするのが仕事です。結婚式場におけるイベントディレクターとは、結婚式の進行がつつがなく行えるようにスタッフの指揮や手配を行う人のことを指します。

新卒でイベントディレクターになるには

イベントディレクターになるために、なにか必須の資格があるわけではありません。しかし、PR系イベントのイベントディレクターを目指すならマスコミやマーケティングの知識が特に必要になりますので、イベントディレクターとして働くことを考えていて、今知識がないのならマーケティングの知識を身につけながら、仕事を探すのがよいでしょう。


新卒での就職を目指すのなら就職するまでにイベント運営会社にアルバイトで入ってみるのもおすすめです。また、意外に思われるかもしれませんが、イベントに関する知識が身に付けられる「イベント業務管理士資格」、「スポーツイベント検定」、「ユニバーサルイベント検定」のようなイベント関連の資格・検定試験もあるので、利用してみるのもよいでしょう。


イベントディレクターとは、現場を指揮するディレクターですから入社したばかりのころは、アシスタント業務から始まるのが一般的です。イベント運営会社や結婚式場、広告代理店でイベント業務を担当し、経験を積んでいくという流れになります。企業に所属し正社員や派遣社員として働く以外にも、経験を積んだのちにフリーランスとして独立するという方法もあります。

イベントディレクターへ転職するには

中途採用・転職市場でもイベントディレクターの求人は多いです。業界未経験での募集も多いので、比較的応募しやすい状況にあります。イベント運営の経験がなくても、その場その場で臨機応変な対応が求められる業務の経験があれば、アピールポイントになります。現場への指揮を行うイベントディレクターという仕事の性質上、スタッフへの指示出しだけでなくクライアントへの説明能力も必要になります。そのため資料作成やプレゼン能力も求められる仕事だということは意識しておくとよいでしょう。


イベントにはさまざまなタイプのものがありますので、付属的なもので言えば語学力や留学経験なども有利に働くと考えられます。イベントに携わるイベントディレクターは、イベントの表舞台で活躍するものではありませんが、イベントの成功には欠かせないやりがいのある仕事です。 人を楽しませることが好き、楽しんでいるのを見るのが好きといった方ならそれだけで適性はあると言えます。転職を検討しているなら、希望職種の候補に加える価値は十分にあるのではないでしょうか。

イベントディレクターの「インタビュー記事」はこちらから

⇒「イベントディレクターとして積み上げた経験と功績」イベントディレクター│柳田 悠衣さん

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