• 2020/05/12
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編集者とはどんな職業なのか? 仕事内容や必要スキルを解説

  • マーキャリ 編集部
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「編集者」という仕事に憧れを持っており、将来働きたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、編集者が実際にどんな仕事を行っているのかを理解をしているでしょうか? 今回は編集者という職業についてご紹介、詳しい仕事内容はもちろん、必要な資格やスキル等についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「編集者」とは?

「編集者」とは、雑誌や書籍などのいわゆる出版物が出来上がるまでを管理する仕事です。近年では雑誌や書籍などの紙媒体の出版物だけでなく、ブログやニュースサイト、WebメディアなどのWeb媒体が増えてきておりますが、これらも同様に編集者が携わるものとなっています。また、編集者=ライターが執筆をした文章をチェックするというイメージを持った方もいるのではないでしょうか。実際の編集者とは、企画を提案するところから始まり、構成作成、文章(記事など)編集、ディレクションなど全体を管理するものとなっております。


一方、ライターとは編集者が考えた企画や構成をもとに文章(記事など)を執筆するという仕事となっています。そのため「編集者」は企画全体を管理する仕事、「ライター」は企画を理解して文章(記事など)を執筆する仕事ということになります。ただ、Webメディアなどに所属する編集者の場合、ライターが執筆した記事を編集するという業務の比重が多くなる傾向があります。

詳しい仕事内容

「編集者」とは、企画提案から構成作成、文章(記事など)編集、ディレクションなど全体を管理する仕事だとご説明しました。ここからは実際にどのような流れで仕事が進んでいくのかを解説していきます。

編集者の一般的な仕事の流れ

下記が一般的な編集者の仕事の流れとなります。

1. 編集会議などに参加して企画を考える

最初に編集会議などで、どんなものを制作するのかという企画を考えます。これは、世の中の流行やニーズなどを考慮して考えることが多いです。

2. 制作物全体の構成を考える

どんなものを制作するのかという企画が固まったら構成を考えます。どのようなテイストで作成するのかはもちろん、写真やイラストなどデザインのイメージ、取材等の有無などもここで決定します。また、媒体によってはこれらをライターが担当することもあります。

3. 執筆を依頼するライターや必要であればカメラマンや取材等の準備

企画や構成が固まり次第、実際に執筆を担当するライターを選定します。また、必要であればカメラマンや取材等の準備もこの段階で行います。これらも媒体によってはライターが担当することもあります。

4. 取材や写真撮影など(必要であれば)

実際にコンテンツを制作する前に必要であれば取材を行ったり、カメラマンに同行して写真撮影などを行います。

5. 全体の枠組み(レイアウト)を作成

コンテンツ制作に必要な素材(全体構成、取材や写真等のデータ)が揃い次第、それぞれをどのように配置するかという全体の枠組み(レイアウト)を作成します。

6. 実際に制作を依頼する

全体の枠組みが決まり次第、ライターやデザイナーなどに制作を依頼します。

7. 制作物のチェック(修正作業)

実際の制作物が完成次第、編集者がチェックをします。また、必要であれば修正などの対応も行い完成まで近づけます。

8. 制作物を入稿して完成

実際の制作物が完成次第、情報に間違いがないかを校正します。この校正は編集者が行うこともあれば、校正担当者を用意することもあります。


上記の校正までを終えたら、印刷会社などに入稿をして作業完了となります。企業や媒体によっては多少異なる場合もありますが、このように編集者の業務は幅広いということがわかるはずです。

必要な資格やスキルについて

ここからは編集者として働くために必要な資格やスキルについてご紹介していきます。

編集者には特別な資格は必要ない

編集者という仕事を始めるためには特別な資格は必要がありません。ただ、編集者は資格よりもスキルや経験を求められることが多い仕事となることを覚えておきましょう。

編集者として必要なスキルや経験とは

編集者という仕事を始めるためには特別な資格は必要ありません。ただ、先ほどご紹介したように編集者の業務は幅広いです。そのため、以下のように幅広いスキルや経験が求められます。


・企画力や構成力

・コミュニケーション能力

・基本的な日本語作成能力


また、これら以外にも媒体によっては専門的な知識も必要なため、それらに対する知識はもちろんのこと、同時進行で様々な業務を行うことが多いので全体を俯瞰して冷静に物事を進める力なども求められる場合があります。

編集者になるためには

編集者になるためには、特別な資格よりもスキルや経験が大切となります。ただ、未経験者は編集者になることはできないのかと言われるとそうではありません。未経験の場合でも編集者になることは可能ですが、企業は即戦力になり得る経験者を望むことが多いです。もし、未経験の方で編集者を目指すのであれば、ライターとして基本的な業務を覚えつつ徐々に編集などの作業も行なっていくという方法が一般的ではないでしょうか。

まとめ

最後に記事のおさらいをします。「編集者」とは、雑誌や書籍などのいわゆる出版物が出来上がるまでを管理する仕事です。近年では雑誌や書籍などの紙媒体の出版物だけでなく、ブログやニュースサイト、WebメディアなどのWeb媒体が増えてきておりますが、これらも同様に編集者が携わるものとなっています。


また、編集者=ライターが執筆をした文章をチェックするというイメージを持っている方も多いですが、実際の編集者とは、企画を提案するところから始まり、構成作成、文章(記事など)編集、ディレクションなど全体を管理するものとなっております。全体を管理することになるので編集者の業務は下記のように幅広いです。


・編集会議などに参加して企画を考える

・制作物全体の構成を考える

・執筆を依頼するライターや必要であればカメラマンや取材等の準備

・取材や写真撮影など(必要であれば)

・全体の枠組み(レイアウト)を作成

・実際に制作を依頼する

・制作物のチェック(修正作業含めて)

・制作物を入稿して完成


編集者は特別な資格は不要ですが、企画力や構成力、コミュニケーション能力、基本的な日本語作成能力など様々なスキルや経験が必要な仕事となります。もちろん、未経験の方でも編集者になることは可能ですが、企業の多くは即戦力となり得る人材を求めています。もし、未経験の方で編集者を目指すのであれば、ライターとして基本的な業務を覚えつつ徐々に編集などの作業も行なっていくという方法が一番の近道だと考えます。

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