新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大に伴って、不要不急の外出の自粛や「三密」の回避、全国への緊急事態宣言の発令などの影響を受けて、様々な企業が大きなダメージを負っています。 また、新型コロナウイルスは収束の目処が立っておらず、この状況はしばらく続くともいわれています。そんな中、様々な企業が新型コロナウイルスの1日でも早い収束を願い、多種多様な取り組みを行っています。今回は、シャープ株式会社（通称 シャープ）に注目をしてご紹介をいたします。 ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。
新型コロナウイルスの影響を受けた現在の状況について
最初に、新型コロナウイルスの影響を受けた現在の状況について解説します。そもそも、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国への緊急事態宣言の発令や不要不急の外出の自粛などの取り組みが行われている中で、私たちがもっとも警戒するべきなのが3つの「密」だと言われています。 下記が警戒するべき3つの「密」です。①換気の悪い密閉空間
②多数が集まる密集場所
③間近で会話や発声をする密接場面
引用：首相官邸ホームページ（https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf）
上記の3つをまとめて「三密」と呼んでおりますが、これらの条件が揃っている場所（ライブハウスやカラオケボックス等）ではクラスター（集団）感染のリスクが高いとされています。そのため、上記のような場所へは行かないようにと外出の自粛ムードが出来上がっている中で、多くの企業が大きなダメージを負っていますが、その中でも生鮮食品を扱うスーパーマーケットや医療衛生品を扱う薬局を除いた「小売業」、緊急事態宣言の発令による休業や時短営業を余儀なくされている「外食産業」、ほぼ全てのイベントの延期や中止が相次いでいる「イベント業」などの被害は甚大なものになっています。
シャープとは？
新型コロナウイルスの影響を受けた状況や様々な企業（業界）などが受けているダメージについても解説をしました。ここからは、シャープ株式会社（通称 シャープ）についてご紹介していきます。シャープとは、電気通信機器などの製造や販売を行っている、言わずと知れた企業となります。 液晶テレビやスマートフォン、生活家電などを中心にお客様の生活に寄り添う各種クラウドサービスなどの提供も行っております。
新型コロナウイルスによる企業の対応とは
ここからは新型コロナウイルスによるシャープ側の対応について解説をします。元々、電気通信機器や家電製品の製造や販売を行っているシャープですが、新型コロナウイルスによる影響は上記で挙げた「小売業」「飲食産業」「イベント業」などと比べると被害は少ないものとなっています。そのような理由もあり、新型コロナウイルスの感染拡大の中で日本政府からの要請を受けて、三重工場のクリーンルームにてマスクの生産を開始しました。また、生産されたマスクは株式会社「SHARP COCORO LIFE」のECサイトにて、個人の利用者に対してマスクの販売を開始しております。
1．商品名／形名： 不織布マスク／＜MA-1050＞※ 1箱あたり50枚入り
2．販売開始日： 2020年4月21日（火）
3．販売方法： 「SHARP COCORO LIFE」のECサイトにて販売いたします。
購入方法や価格、商品仕様などの詳細は、こちらのURLをご確認ください。 URL: https://cocorolife.jp.sharp/mask
4．販売数量： 当初 3,000箱/日（15万枚/日）。
5．備考： より多くのお客様にご提供するため、在庫状況に応じて、一定期間にご購入いただける数量を、お一人様1箱（50枚入り）限りとさせていただきます。
引用：シャープ株式会社ホームページ（https://corporate.jp.sharp/news/200420-a.html）
※現在、予想を上回るアクセスが集中したことにより抽選販売へと変更しております。
新型コロナウイルスによる消費者への影響とは
ここからは新型コロナウイルスによる消費者側の影響について解説をしますが、こちらには特に大きな影響は見られません。ただ、上記でご紹介をしたマスクについてですが、購入希望者が殺到、予想を上回るアクセスが集中したためサイトへは入ることができなくなるという問題が発生しておりました。そのため、アクセスを分散するために行った抽選販売では4万箱の販売枠に対して470万件の応募があったとのことです。また、今後も毎週水曜日に抽選販売を行うということが発表されています。新型コロナウイルスの影響による「シャープ」のこれからとは？
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりマスクの生産を開始したシャープですが、今後は生産能力の増強を行い10,000箱/日（50万枚/日）の販売を目指すとの発表がありました。このように本来の企業イメージとは異なる「マスクの生産・販売」を行うことで、シャープのイメージに「世の中のために役立つ取り組みを行っている」というものも追加されたと感じます。そのため、新型コロナウイルスが収束した後、元の生活に戻った際にはより愛される企業になっているのではないかと考えます。まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、様々な企業が大きなダメージを負っています。しかし、様々な企業が新型コロナウイルスの1日でも早い収束を願い、多種多様な取り組みも行っております。今回はその中から、シャープ株式会社（通称 シャープ）に注目してご紹介をしました。シャープは、電気通信機器などの製造や販売を行っている、言わずと知れた企業となり、その他にも液晶テレビやスマートフォン、生活家電などを中心にお客様の生活に寄り添う各種クラウドサービスなどの提供も行っております。そのようなイメージの強いシャープですが、新型コロナウイルスの感染拡大の中で日本政府からの要請を受けて、三重工場のクリーンルームにてマスクの生産を開始しております。本来のブランドイメージとは異なる「マスクの生産・販売」を行ったことで「世の中のために役立つ取り組みを行っている」という印象を持った方も多いのではないでしょうか。そのため、新型コロナウイルスが収束した後、元の生活に戻った際にはより愛される企業になっているのではないかと予想します。
