働き方改革が施行されたことにより、会社の体制や制度が変わったなんて人も多いと思います。企業も個人も今まで以上にビジネスマンのキャリア展望に目が向けられている中、マーキャリ会員によるキャリアチェンジに伴った体験談をシリーズものとして連載していくのが本企画です。
今まさに自身の今後のビジネスライフに向けて働き方を変える動きをしている方もまだキャリアプランが漠然としている方も参考になる内容になっておりますので是非ご覧ください。
今回の記事投稿者:ふじもりさん
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こんにちは!
人材業界の求人広告セールスから、フリーランスのライターにキャリアチェンジした藤森です。
この記事では、キャリアチェンジをするかどうか迷われている方に向けて、キャリアチェンジをしてみた私の実体験をお伝えしていきます。
キャリアについて悩まれている方が、この記事を読んで「きっかけ」や「気づき」を得ることが出来きれば嬉しいなという想いで記事を書いています。上記に当てはまる方は、ぜひ読んでみてください。
簡単な自己紹介から!
まずは簡単に自己紹介させてください!
私、藤森は新卒で人材会社に入社しました。配属された部署は求人サイトの営業部隊でした。「はたらき方」や、上司先輩、同期に恵まれた非常に素晴らしい職場環境でした。正直、会社や仕事に対する不満などはあまりありませんでした。仕事も順調で、与えられた予算を超えることが出来ていて、ばりばり楽しんでいました。
しかし、ぼんやりと「時間や場所に縛られた働き方」に違和感というか、自分に合わないスタイルなのでは?という疑問を感じ始めるようになっていきました。同時に、今までぼんやりしていた「やりたいこと」「挑戦したいこと」が言語化できるようになったタイミングで、初めてキャリアチェンジを考え始めるようになりました。
そして、「人」との出会いや、キャリアチェンジできる環境が整ったタイミグで、退職することになりました。
『新卒でいきなり?!』など驚かれることも多い上に、フリーランスという「不安定な働き方」への転職ということで不安がられることも多いです。そんな状況でもキャリアチェンジをした、背景や過程、そして現在の仕事についてお伝えしていきます。
なぜ営業職からライターにキャリアチェンジしたのか?
きっかけは2つあります。
1つ目は、「場所や時間に縛られる生活」が合わなかったということです。会社に属すると、どうしても働く時間や働く場所の制約を受けてしまいます。初めの頃は、目の前の仕事で精一杯だったので問題無かったのですが、「やりたいこと」「挑戦したいこと」が見つかったことで、そちらへ配分できる時間がどうしても確保したくなるようになりました。そこで、時間や場所に縛られない「働き方」を模索するようになりました。候補に上がったのが、ライターやエンジニア、そして動画編集という仕事だったのですが、最終的にライターの仕事を選ぶことにしました。
2つ目は、ライターという仕事が「挑戦したこと」の実現に繋がる手段だと気づいたからです。私は、「メディア」の運営に興味があったのですが、「人にわかりやすく伝える」「感動させる」そのようなスキルが足りていませんでした。そこで、まずはライターとして「書き手側」を経験することは、目的を達成するための手段になると考えるようになりました。
キャリアチェンジを果たすまでの過程について
ライターとしてのキャリアが、①「場所や時間に縛られない働き方」と②「将来の目的を実現す手段になる」ということがわかったので、早速ライターとしてキャリアをスタートさせるために、合宿型のスクールに参加しました。
このスクールでは、ライターとして初月から5万円を稼ぐをテーマに開講されていたスクールでした。初心者でも学びながら、初月5万円稼げる実績を作ることができれば、自信にも繋がるし、さらに稼ぐ土台も作れると考え、受講に踏み切りました。
このスクールで勉強したことは、
●ライティングの基礎知識
●クラウドサービスを使用した、営業の方法
●SNSを使用した、発信活動
●WordPressを使用したブログの開設
●アドセンスやアフィリエイト広告について
●事業計画の立て方
●自己ブランディング
など盛り沢山でした。
朝6時には起きて、営業メールを作って、午前中は授業を受けて、午後はクライアントワークして、夜も作業してと、かなり追い込んだ3週間でした。しかし、その甲斐があって、初月の受注金額は6万円を超えることが出来ました。
また、何よりの学びが、実際にフリーランスとして活動されている方々から「生」の声を聞くことが出来たことです。フリーランスを目指しながらも、フリーランスの実情を知らなかった私は、ここでフリーランス的な生き方、仕事の仕方を学ぶことが出来ました。
元のキャリアが生かされた場面は?
求人広告の営業マンから、ライターへのキャリアチェンジを珍しく感じたり、異業種へのキャリアチェンジは大変じゃないのかと聞かれることがありますが、前職の経験が非常に活かすことが出来ていると感じています。
まず1つ目が、「ペルソナ」を意識した考え方です。求人広告の営業では、広告を提案するときに、その企業が採用したいターゲットを「ペルソナ」まで落とし込み、そしてそのペルソナに刺さる企業様の魅力を、言語化してライターと一緒に広告に落とし込む仕事をしていました。
この仕事のフローは、現在の私の仕事と全く同じです。クライアント様が運営しているメディアのペルソナを与えられ、そのペルソナが抱えている「課題」や「ニーズ」を解決もしくは満たせる記事を書いています。
ですので、前職で関わっていた仕事の一部のフローを今は仕事にしているだけで、本質はかわっていません。
2つ目は、営業のやり方が身についていたことです。新規開拓の営業がメインでしたので、まず精神的に鍛えられていた部分はあります。そして、提案をする際は、まず相手の課題や目的、そこに私がどのように貢献することができるのか。常にそのことを念頭に活動していました。
その結果、提案からの受注率はライター初心者ながら、30%くらいをキープしていました。
キャリアチェンジしてみた感想
最後になりますが、キャリアチェンジしてみた感想と、これからキャリアチェンジを目指している方に何かお伝えできればと思っております。
新卒1年目でキャリアチェンジした立場で、感想をお伝えすると、やっぱり不安はつきないです。初月の給料は半額以下まで減りますし、今仕事があっても、再来月以降の予定がなかったりします。「安定」という文字は、消え去り、常に不安がよぎります。
しかし、その不安を上回るくらい「幸せ」も感じています。「やりたいこと」に向けて、全リソースをかけて挑戦出来ているという事実と、常に自分の意志で、行動ができるフットワークの軽さがあるからです。
ですので、私は「やりたいこと」「挑戦したいこと」に向けて、キャリアチェンジをして本当によかったと感じています。実際、仕事や時間、そして仕事をする場所や住む場所、そして会う人が変わったことで、人生が大きく変わっていることを実感しております。
これからキャリアチェンジをする方に向けて伝えることができるのは、まずは「行動する」ということです。考えれば考えるほど、キャリアチェンジするリスクを考え、現状維持を最適解にしてしまうのが人間です。なので、行動してから、考えることが、大きな一歩を踏み出すときには重要だと思っています。
どんな選択にもリスクがあるということを認識し、そして、ワクワクする方や、輝ける方に舵をとってください!!
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも皆様の考えるきっかけなどになれば幸いです!