• 2019/10/01
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パレート分析は企業がさらに伸ばすべき点や課題を見極める分析手法【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「パレート分析は企業がさらに伸ばすべき点や課題を見極める分析手法」の後編になります。
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パレート分析のやり方・活用方法

パレート分析は、パレート図を作って行います。何か困っていることに対してパレート図を作ってみましょう。


たとえば電話での問い合わせが多くて困っているのであれば、どんな内容の問い合わせが多いかがパレート図を作ることで分かります。パレート図をつくる際は、Excelを用いるとスムーズです。  重要なのは、パレート分析をどう活かすかであり、パレート分析は今後行う対策のためのヒントを探す手法に過ぎません。パレート分析を行う目的を必ず明確にしてから分析を始めるようにしましょう。

パレート分析の活用例

実際にパレート分析を行う際に、分析結果をどのように活用すべきかといったヒントとして、いくつか活用例を挙げて解説していきます。ぜひ自社に置きかけて考えてみてください。 

新商品を出した際の問い合わせが多い

メーカーで、新商品を出した際に問い合わせ数が急増して困っているというケースについて考えてみましょう。新商品を出す度に、問い合わせに対する受付スタッフを増やすのも手ですが、その度に電話対応の流れや商品についての研修を行うのも厳しいものです。このケースについてパレート分析を行うにあたって、まず問題となっているのは「問い合わせ数の多さ」です。この場合のパレート分析の流れは以下のようになります。


 ・問い合わせ内容についてどんなものがあるかリストアップ・多い順に並べて棒グラフにする

・累進比率を折れ線グラフにしパレート図にする


新商品を出す度に問い合わせが増えるのですから、当然「新商品についての問い合わせ」が多いわけですが、その中でもどんな内容なのかを細分化して項目ごとに棒グラフにしていきましょう。たとえばPCのOSなら「セッティング方法」や「以前の商品は使えなくなるのか・アップグレードできるか」、「このプリンターとは対応しているか」などが問い合わせ内容として挙がるのではないでしょうか。 


セッティング方法に対する問い合わせが特に多いのなら、それを減らすためにはどんな対策がとれるでしょうか。それを考えるのがパレート分析において最も重要な点となります。 たとえばセッティング方法に特化した説明書を付属する、該当箇所の説明にボリュームを加えて分かりやすくするなどが考えられる対策となるでしょう。 


パレート分析を行うのは、現状の問題を改善するため。決して現状把握に留まらず「どうすればよいか」と一歩踏み込んだところまで決めて実際に行動に移すことを忘れないようにしてください。「何から手をつけたらよいか」に迷ったら、ぜひパレート分析を活用してみてはいかがでしょうか。

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