スタートアップして起業するぞと考えをめぐらして素晴らしいアイデアがひらめいたとしても、それをきちんと伝えることができなければ成功させることはできません。また、想定外の質問を受けて返答に困ってしまうなどすれば、準備不足だと決めつけられてしまうでしょう。 そういったときに役に立つのがフレームワークです。
決まった型にそって行動していくことで自然と相手に説明しやすい資料となります。 マーケティングの世界にはさまざまなフレームワークがありますが、その中の1つビジネスモデルキャンバスは、新規参入前のビジネスモデルの構築や、既存事業の見直しの際に役立つフレームワークです。 この記事では「ビジネスモデルキャンバス」についてその概要や作成方法、使い方などを詳しくご紹介しています。自社のビジネスについて一度俯瞰的にとらえ直したいといった際にぜひ参考にしてください。
ビジネスモデルとは?
ビジネスモデルキャンバスの説明に入る前にそもそも「ビジネスモデルとは何か」を知ることで、理解がしやすくなります。 なんとなくのイメージはあっても、説明するのは難しいという方が多いのではないでしょうか。 企業にはさまざまな目的があって運営されていますが、目的を達成するにあたって必須の事項は「会社を存続させること」です。
当然のことではありますが、会社がなくなれば従業員だけでなく、取引先や顧客にも影響があります。会社を存続させることで初めてさまざまな面で貢献ができるのです。 それでは存続させるために必要なのはなにか、それはズバリ利益です。ビジネスモデルとは、会社が収益を上げるために仕組みのこと。収益を上げるためにどのように仕組みで臨むか、どのような儲ける仕組みを構築するかを捉えるためのツールがビジネスモデルキャンバスです。