• 2019/03/01
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はじめての転職でやりがちな失敗談

  • マーキャリ 編集部
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目次
『新卒3年以内の離職率は3割』といわれる中で転職という選択は珍しいものではありません。転職はもはやスタンダードになっています。ただし、やみくもに仕事を探すだけではダメです。大切なのは『なぜ自分は転職したいと思っているのか』をしっかり分析することそうでなければどこへいっても同じ末路になるだけです。ここでは失敗談と回避方法、また求職者側であるみなさんが準備しておくことを紹介していきます。

転職のよくある失敗例



まずは、今回は転職が博打にならないよう『初めての転職での失敗例3点』をご紹介します。初めての転職に知らないことだらけで挑むのはやめましょう。これを見て、自分が転職をするときに同じ過ちをおかさないようにしていきましょう

社風になじめなかった

一口に社風といっても『人間関係』『仕事への取り組み方』『会社の慣習』の3つに分類できます。

人間関係について

もしあなたが一人でじっくり仕事をしたいタイプなのに、プライベートな付き合いも強制される会社だったらどうでしょう?いくら福利厚生が良くても仕事をする上で苦痛でしかありませんよね。

仕事への取り組み方について

『大きな仕事を任されたい!』と思い転職したのに、稟議が多かったり新しいことに挑戦できない転職先だったらどうでしょうか?自分がどういう風に仕事に取り組みたいのかを明確にしておかないと、こうしたストレスだらけの事態になりかねなません。

会社の慣習について

やたらと飲み会が多かったり、休日に会社行事ごとがあったり。会社の慣習は古くから続いているほど逃げるのは厄介です。毎朝社訓や日々の目標を発表させる職場もあるといわれています。好きならいいですが、あなたがそのタイプでないなら大問題。毎朝落ち込んだ気分から仕事がスタートすることになります。

回避方法
選考で社風を探れる質問をするのが有効です!例えば『社員のスケジュールを聞いて働き方をイメージする』『希望配属先メンバーの経歴などについて聞き、自分のキャリアをイメージする』などがあります。また可能であれば会社見学もしましょう!自分の肌感覚で職場の雰囲気を掴むのは何より重要です。

思っていた仕事内容と違った

キャリアアップを考えチャレンジしたのに、自分の希望ではない仕事に就いてしまったら求職者としてはたまったものじゃありません。労働基準法では『就業の場所及び従事すべき業務に関する条項』について、書面で交付することが義務付けられています。この条項が現状の労働条件と異なっていれば、今すぐ会社を辞める権利が労働者にはあります。

回避方法
これは『面接前に人事に確実に伝える』というのが一番です。そもそも履歴書があれば求職者の希望は書面上で残るので、通常はほとんど起きません。

想像以上に激務だった

仕事で精神的にも肉体的にも疲労するのは避けたいと考える方は大勢いるでしょう。自分の健康にも関わってくるのでそう考えるのは当然です。

回避方法
面接で労働時間について聞いても、素直に『弊社は長時間労働です!』と答える会社はありません。自分で材料を揃え推測するしかありません。ネットの口コミや離職率の数値はたくさん情報が転がっているので目を通してください。もちろん全てを鵜呑みにしてはいけません。ですが『火のないところに煙は立たない』というように、悪評があまりにも多ければそれは注意すべきでしょう。長期間募集している会社も注意が必要です。常に求人をかけているということは何かしらの原因があって常に人が辞めているということ。チェックするのは不可欠です。さらに面接がすぐ終わったり、労働時間・環境の話が出ないところは要注意。突っ込まれると会社にとっては都合が悪い可能性があります。

転職が失敗する原因は自分のなかにある



悪い労働環境は会社側に責任がありますが、求職者側であるあなた自身も転職成功のために努力しなくてはいけません。会社に求めるだけでは振り回されるだけ。自分で改善できるところは変えていきましょう。以下が自分で注意すべきポイントです。

自己分析を本気でしていない

会社側からしたら、福利厚生の良さだけを要求する人を採用するメリットはありません。当然会社の力になる人材を探しています。そうなると、志望動機があやふやだったり面接で自信のない求職者を採用しようとは思えませんよね。求職者は『どうして前職を辞めてまでこの職場で働きたいのか?』を明確に伝えなければなりません。そのためには自己分析は不可欠です。今の自分は何ができるのかきちんと棚卸しをしましょう。

転職したい理由を環境のせいにしている

人間関係の悪化といったネガティブな転職自体は悪いことではありません。しかしそれをそのまま伝えれば『この人は他責にしがちな人だ』ということを思われかねません。なので言い方を工夫をして伝えることが大切です。

例えば以下のような言い換えが可能です。
・激務で大変だった→残業が当たり前という環境から抜け出し効率的に働きたい・給料が安い→成果を正当に評価してくれる会社で働きたい・人間関係が悪かった→もっとチームワークを活かして働きたい

転職で失敗しないために今すぐすべきこと

最後に、転職にあたって『何よりも最優先で意識すること』ご紹介します。今すぐできることばかりなので今日から始めましょう。

転職において絶対に譲れない基準を決める

自分の希望全てを満たすような会社は基本的には無いと考えましょう。なので最低限『これだけは外せない基準』を決めるのが大切です。激務にはある程度耐えられるが人間関係は絶対に外したくないという方もいますし、その逆も然り。この条件を絞っておけば転職サイトで条件検索をするときにも使いやすくなりますし、膨大な会社の中から効率よく見つけることができます。また『自分がどんな働き方をしたいのか?』という軸を持つことも大切。自分の価値観と合う会社かどうかを判断できますし、熱意を持って話せるようになるので面接での説得力がグンと上がります。

具体的には以下のように決めると良いでしょう。自分の軸を決める(『どこにやりがいを感じるか』『何のために働くのか?』等々)どのような方向性の会社に行きたいのか?(『軸に沿える業界か?』『企業規模は?』『給料は?』等々)自分の軸が決まれば転職活動はグッとやりやすくなります。面接で話せるようになるのはもちろん、幸せな転職をするためにもここはしっかり向き合いましょうね。

退職理由を、「転職先に求めること」にする

先述の通りネガティブな転職理由の方もいますが、それをそのまま伝えるのは良くありません。素直に辞めた理由を言いすぎると、面接官は『この人は同じ理由ですぐ辞めるのではないか?』ということを思う危険性があります。一つ前の章の通り、転職理由はポジティブに言い換えた方が良いですし、何より退職理由を転職先に求めることに繋げられるとグッと印象は上がります。『自分が次の会社ではどうしたいのか?そのためになぜこの会社なのか?』を考えるのがポイントとなります。

転職は時間のかかるもの、と想定しておく

一般的に転職活動は『3~4ヶ月程度』かかるといわれています。現職での引き継ぎなども考えるとすぐには決まらないものです。他の応募者との比較のため書類の返答に時間がかかったり、面接回数が他社よりも多かったりするとさらに長くなる可能性も。しかし焦りは禁物です。『転職活動に疲れたし、とりあえず決めようかな』と適当に決めてしまっては何の意味もありません。また前職の悲劇を繰り返すだけとなります。自分の軸や譲れない条件を決めていれば、そこにマッチする会社は必ずあります。途中息抜きもしながら、焦らずじっくり進めていきましょう。入社してから後悔するのと、今頑張ること、あなたはどちらが良いですか?

まとめ

初めての転職活動は不安なことがたくさんあるでしょう。むしろ不安を抱えていない人などいません。しかしだからこそ焦って決めてはいけません!自分と向き合い、自分がどう進みたいのかをじっくり考えることがないより大切です。この記事の全てを今日から意識する必要はありません。まずは優先度の高いものから少しずつ考えていきましょう!

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