皆さんは今お勤めの会社で何年働いていますか?社会人であれば誰でも、今働いている会社をできるだけ好きになりたい、メンバーと仲良くやっていきたい、長く働いていきたいと思いますよね。
一つの会社で長く働くことは会社にとっても個人にとっても良いことですが、「何のために働いているか」を常に意識して働いていかないと、自らのキャリアを見失ってしまい、会社からも必要とされなくなってしまうかもしれません。そこで近年、会社に依存しないパラレルワークが注目を集めています。
今回はパラレルワークによってより良いキャリアパスを形成するポイントについてご紹介します。
個人にとって一つの会社で長く働くことのメリットは?
一つの会社で長く働くことの最大のメリットは、快適な職場環境や人間関係が築けること、そして安定した昇給やキャリアアップが望めることではないでしょうか。
長く働けば働くほど、同じ職場で働くメンバーとの人間関係は相対的に向上し、自分なりに働きやすい環境が作りやすくなる。そしてキャリアアッププランや昇給も具体的に計画が立てやすくなるでしょう。
人は本質的に環境変化に弱く、適応に時間がかかったりストレスがかかるもの。それどころか適応できない環境であれば転職を繰り返してしまう恐れがあります。
逆に長く働くことのデメリットは?
長く働くことのメリットは多くありますが、長く働くことのデメリットは何が考えられるのでしょうか?一番のデメリットは、人材市場から見た自分自身の市場価値が測れなくなることです。同じ職場で長く働いていると、業務内容が所属する会社向けにカスタマイズされて限定された業務内容や特殊な業務になりがちで、他の会社で活躍しづらいキャリアパスになったりすることがあります。今所属している会社では評価されていても、他社で評価されなければ、会社への依存度は在職期間が長くなるほど高くなっていく、いわゆる雇用能力(エンプロアビリティ)の低下に繋がっていきます。
終身雇用の時代も終わり、いつまでも同じ会社にいれば安泰という時代ではなくなってきている中で、現在働いている会社に依存していては、いざという時に自分自身で生き抜いていく力を失ってしまう、これだけは避けなければなりません。
では、これからの時代どのような働き方を選択していけばよいのでしょうか?
常に自分を客観的に捉え強み、弱みを理解し、雇用能力(エンプロアビリティ)を高める習慣を身に着けておく必要があります。
また、自らをマーケティング視点で評価し、誰に対しても自分自身を魅力的に語れるように自分自身の言語化もしておくとよいでしょう。
雇用能力向上で注目を集めるパラレルワーク
パラレルワークとは、会社の業務時間以外でアルバイトやブログなどで副業を行うことではなく、自らの専門性を活かし、複数の会社で本業を並行して行うことを指します。
特にマーケティングに関わる業務は人材不足のため、どの企業も人材を欲している状況のなか、パラレルワークで活躍できる機会が非常に高まっています。
更に、複数の会社で並行して業務を行うことで、雇用能力(エンプロアビリティ)や自らの業務経験、キャリアも高めることができるため、近年では積極的にパラレルワークをしているベテランマーケターが増えているようです。
もしもあなたが「今働いている会社に依存したくない」「マーケターとして専門的なスキルを身に着けたい」「スケジュール管理能力や自己管理能力を高めたい」とお考えであれば、今後のスキルアップを見据えてパラレルワークでのキャリアパスを描いてみてはいかがでしょうか?