この記事は「企画職に向いている人・向いていない人って?企画職への適性をチェックしてみよう!」の後編になります。
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企画職に必要な適正とは?向いている人・いない人
ここからは実際に、企画職への適性について述べていきます。たくさんの項目がありますが、多く当てはまるほど適性がある、向いていると言えるでしょう。
本を読むのが好き
企画職はアイデアを出すのが仕事なので、「発想力」「ひらめき」「センス」などが問われると思っている方が多いですが、実はそうではありません。アイデアとは、ある日突然降って来るものではなく、自身の経験など、「内から」出てくるものです。つまり多くの経験や知識があるほど企画を出すことができるのです。また、1つの企画を練りに練って出すのではなく、数多くの企画を出し続ける必要があるということから考えても、知識や経験を増やしておくにこしたことはありません。本を読むことは、そのままインプットにつながります。「本を読むことが好き」というのは、それだけでインプットの才能があるということですので、企画を考える中では重要な特徴と言えます。
新しいこと好き・好奇心が強い
どの企画職においても、企画する内容は「今までになかったもの」です。今までにないものを提案するためには、「今あるもの」をしっかりと知っておくことが重要です。知らないことを知りたいと思う好奇心や、今までになかったものに注目できる新しいことが好きという性格は企画職に大いに役立ちます。発想とはゼロからのものではなく、既存のものの新しい掛け合わせであることも多いです。自身の業界だけでなく、様々なジャンルの新しいものに対して興味が持てるのは大きな才能です。
すぐに結果を求めない
企画職とは、アイデアを出すだけが仕事ではありません。たとえば新商品を企画する場合、ライバル社の調査や、市場の調査、いくらで販売すればどのくらい売れるかというところまで企画書に落とし込んだ上で初めて企画として提案ができます。企画職のプレゼン先は経営陣であることも多いので、「売れるのかどうか」というところは非常にシビアにチェックされます。いくらアイデアがおもしろくても、売れなければ採用になることは難しいです。そのため1つ1つの企画には慎重にならざるを得ない部分もありますし、説得力のある資料作りには時間もかかります。華やかなイメージでいるとギャップを大きく感じてしまうことになるでしょう。すぐに結果を求めず、力を蓄えていくことが企画職には重要です。
また、企画の質だけでなく、数も重要です。年に5つの企画を出してどれも不採用の場合と、年に100の企画を出して1つのヒットがある方が企業としては喜ばしいということになります。
こだわりがある
企画に求められるのは「独自性」です。誰でもが出せる企画ではなく、あなたにしか出せない企画が求められます。そのため、自分だけの強いこだわりを持っている人は企画職に向いていると言えます。これだけは譲れないというものが多ければ多いほど、独自性のあるアイデアが出せるでしょう。