この記事は「アカウントプランナーとアカウントエグゼクティブの違いとは!?」の後編になります。
前編をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
アカウントプランナーとアカウントエグゼクティブに求められるスキルとは
アカウントプランナーに求められるスキル
広告のもたらす効果の最大化を手助けするには、広告主の提供するサービスや商品の内容や特徴をしっかりと把握し、その上で市場・競合調査や顧客のニーズを把握しターゲティング、プランニングという工程が必要です。なぜこのような提案になったのか?相手が納得できる説明をするための調査や分析力、ロジカルな考え方が重要なスキルと言えるでしょう。実施した広告が思うような成果が出なかったとしても、顧客がしっかりと提案に納得した上で始めたものであれば、パートナーとしての信頼は簡単に損ないません。企業によってはアカウントプランナーとアカウントエグゼクティブが混同していて、ヒアリングから提案込みでアカウントプランナーが行うこともめずらしくありません。そういった場合は、提案力などの営業要素も求められることになります。日本企業の場合、役割が明確にすみ分けされていない企業も多いので、アカウントプランナーの求人では営業経験を歓迎しているところが目立ちます。
アカウントエグゼクティブに求められるスキル
営業としての経験の中でも特に、法人営業の経験が活きる仕事です。個人営業と法人営業の大きくある違いには、「コミュニケーションを取る範囲」が挙げられます。個人営業の場合、例えば賃貸マンションを契約する時やインターネットの契約をする時を思い返していただければ想像ができると思いますが、営業マンと契約者本人によるコミュニケーションのみで終始することが多いです。一方法人営業は、企業の営業マン同士だけでなく、自社のクリエイター複数人、各企業の決裁者、事務担当など、案件が非常に小規模であったとしても1対1のやり取りで契約までいくことはないでしょう。関わる人が多い分、コミュニケーションやスケジュール調整が増えることは言うまでもありません。当然1案件を持っていれば良いわけでなく、常に複数案件同時進行が営業なので、納期に対してのスケジュールを決め、各担当者の進捗状況を確認し進めていく調整力は非常に重要なスキルです。
ちなみにアカウントエグゼクティブは、階級が上がるとアカウントスーパーバイザー、アカウントマネージャー、アカウントディレクターのように変化していきます。どれも違う職種のように見える方もいるかと思いますが、アカウントエグゼクティブが一般職で、その後主任→課長→部長というイメージです。
転職活動での違いは?
どちらも求人に応募する際に経験を求められることはありますが、資格はありませんので誰でも職に就くチャンスはあります。顧客との直接のやり取りが必要になるので、営業やコンサルティングの経験があると転職時には重宝されることが多いです。また、自分自身が広告運用を担当していた経験があれば、その経験も大いに活かせるでしょう。ただ未経験者の場合、アカウントプランナーはアカウントエグゼクティブを狙うよりも少々ハードルが高いかもしれません。なぜなら、前述したように営業経験のほかにマーケティング要素も重要だからです。どちらも経験が無い場合、業務をこなせるようになるまでは非常に時間がかかるため、人材育成に前向きな企業でないとなかなか内定を得るのは難易度が高いと言えます。
さらに、営業職に比べてマーケティング職は人気なわりに求人数が少ないので、競争率が高いため未経験だと狭き門と感じることもあると思います。実際に応募したけど、どこも書類審査が通らなかったと言ってもまだ諦めるには早いです。そんな場合、まずはアカウントエグゼクティブとして営業のキャリアを積んで、その後社内での異動を志願する、もしくは転職を選ぶという選択肢も有効です。
まとめ
海外から入ってきた職種なのでカタカナ表記で難しそうなイメージがあるかもしれませんが、日本語で簡単に言えば、アカウントプランナー=広告の企画や調査・分析、アカウントエグゼクティブ=法人営業です。キャリアアップやキャリアチェンジを検討している方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。関連記事
アカウントプランナーってどういう仕事?アカウントプランナーになるためにはアカウントプランナーに資格は必要?求められるスキルや志望動機を徹底解説!