• 2019/10/08
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Webマーケターってどんな仕事? 仕事内容をていねいに解説!

  • マーキャリ 編集部
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目次

自社のWebサイトを活用し、顧客の獲得や商品の販売へと誘導するWebマーケター。インターネットが発達し、日用品や食料品がネット通販で買われることも多くなったり、BtoBの購買活動でも活用されたりするなど現在では、企業の成長発展のために欠かせない職業の1つと言えるでしょう。

この記事では、マーケティング職におけるWebマーケターの仕事内容について解説しています。これからWebマーケターを目指す方や、マーケティングについて詳しくない未経験の方でも分かるように基礎的なところからていねいに説明していますので、ぜひ参考にしてください。

WebマーケターはWebサイトのスペシャリスト



Webマーケターは、主に自社のWebサイト上でのマーケティングを担当します。企業が成長をし続けるためには自社サービスや商品を販売することが必要です。実際に商品を売るのは営業職の仕事ですが、Webマーケターは売上につなげるために自社のWebサイトへの登録者やPVの増加を目指します。

PVとはページビューのことで、Webサイト内への各ページがどれくらい開かれているかの数を表します。これが多いほど、サイトへの訪問者が多いことになります。マーケティング職には、さまざまな役割がありますがどれも企業の販売戦略を担うことには変わりません。

マーケティングとは「誰に何をいくらでどのように売るか」などと戦略を立てることです。Webマーケターは「どのように売るか」を考えるべき部門において、購買への誘導というかたちで貢献しています。

Webマーケターの具体的な仕事

ユーザーを誘導して、自社の商品の購入へとつなげるのがWebマーケターの仕事です。
単純にサイトを充実させるだけなく、より多くの人に興味を持ってもらえるよう、Web広告なども行う必要があります。この項では、Webマーケターが、自社サイトへの誘導のために、どのような施策をしているのか一例をご紹介します。

SEO対策

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」と訳されます。これは、Yahoo!やGoogleといった検索エンジンでキーワード検索をした際に、検索結果でより上位に自社サイトが表示されるようWebサイトを作成、調整することを指します。

例えばシャンプーのメーカーであれば、企業名や商品名だけでなく、「シャンプー」と検索した際に上位にくれば、それだけ購買につながりやすいですよね。SEO対策とは、検索上位を目指すために行動と考えればよいでしょう。上位に表示させるためには、単純にキーワードをたくさん使うといったものではなく、近年ではコンテンツや情報がユーザーに有益である、見やすい、使いやすいなどのさまざまな観点から総合的に良いと評価されなければ、自社のWebページが検索結果で上位に表示されないようになっています。

以前までは、被リンクの数や、キーワードの占有率などが大きく関わってきていましたが、検索エンジンも絶えず進化をしています。検索エンジンが目指すものは「ユーザーが検索したことにぴったりとマッチする良いサイトを表示させる」ことですので、キーワード数などの数値的な面だけでなく、「ユーザーにとって良いサイトか」が重視されるようになってきています。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告のことで、検索連動型広告とも呼ばれます。大くのキーワードにはリスティング広告がついています。

たとえば、Googleで「リスティング広告」と検索すれば上から2つや3つには「広告」と表示があります。これがリスティング広告です。

リスティング広告の大きな特徴としては、「クリック課金」であることが挙げられます。検索画面の上部などの目立つところに表示させるだけでは広告料はかからず、ユーザーがクリックしてサイトに移動することで初めて費用が発生します。そのためアクセス解析などもしやすい特徴があります。

審査を通過すればすぐに始めることができるので、自社のサイトが十分に充実しておらず、単純な検索では上位に表示させることができない場合にも役立ちます。キーワードを設定して、そのキーワードを含んでユーザーが検索した場合のみ、広告を表示させることができるので、自社のターゲット層に絞ってのアプローチが可能です。

ランディングページ最適化

いくら広告を打って自社サイトへの誘導ができたとしても、サイトが充実していなければ購入にはつながりませんよね。最初にユーザーが訪れるページが印象を決めるものになりますので、しっかりと充実させる必要があります。この、「ユーザーが最初に訪れるページ」をランディングページと言います。

例えば「シャンプー 人気」「シャンプー オーガニック」など購買層が使いそうなキーワードでリスティング広告を出稿し、実際のシャンプーの商品説明や特設ページへ遷移してもらうのは、定番の手法と言えます。

このランディングページを改善し、離脱率(ランディングページのみを見てサイトを離れるユーザーの割合)の減少を図るために行われるのがランディングページ最適化(LPO=Landing Page Optimization)です。情報の多さはもちろんのことですが、サイトを利用する側からすれば、「なんか見づらいな」と思われればすぐにページを離れてしまいますよね。パッと見の見やすさや使いやすさなどの改善も、ランディングページ最適化の一部です。

デジタルマーケターとのちがい



Webマーケティングと似た意味の言葉に、デジタルマーケティングというものがあります。この2つはどちらもインターネット技術を主軸としているので、混同されやすいです。2つの大きな違いは扱う領域の差にあります。Webマーケティングはインターネットを軸に考えるマーケティングです。

しかし、デジタルマーケティングは、インターネットだけでなくどこでアクセスしたかといった位置情報、メールマガジン、スマホアプリ、デジタルサイネージなど、デジタルで得られるあらゆるものを対象としたマーケティングとなっており、Webマーケティングと比べれば、対象とするマーケティングの範囲が広いです。

Webマーケターに必要な能力



Webマーケティングは、マーケティング全般の知識に加え、自社サイトを分析するために行うアクセス解析の知識が必須となります。
どのページがよく見られているか、どういったキーワードでサイトを訪問するユーザーが多いか、広告は費用に見合う効果を上げているかといったさまざまな情報を客観的に分析する能力が、Webマーケターには求められます。

アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスについて学べる「Webアナリスト検定」などの検定も、基礎知識を身につける上では大きく役に立つでしょう。

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