• 2021/01/29
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アイデアを分析する際に役立つPMI法とそのやり方

  • マーキャリ 編集部
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この記事では以下のことが分かります。


・アイデアを分析する際のフレームワーク「PMI法」について

・PMI法のやり方や活用シーン  

PMI法とは

PMI法のPMIとは、プラス(PLUS)、マイナス(MINUS)、興味(INTEREST)の頭文字です。ブレインストーミングなどでアイデアを出したものに対して、良い点(PLUS)、悪い点(MINUS)、興味深い点(INTEREST)の3つの観点で評価をしていくフレームワークです。アイデアに対して客観的な評価を行うことで、新しいアイデアの発見につなげるのがPMI法を行う目的となります。


1つのアイデアに対して1枚の以下のようなシートを使って評価するとよいでしょう。


https://media.mar-cari.jp/article/detail/727

PLUS(良い点)

どんなアイデアであっても良い点と悪い点があります。そのときの感情や勢いだけで大事な決定をしてしまわないよう、良いところも悪いところも考える必要があります。PMI法では、まずPLUS(良い点)から考えていきます。MINUS(悪い点)の点から考えないのは、悪い点から考えるとアイデアを否定することが前提のような錯覚を起こしやすいからです。単純にアイデアに対して第一印象が悪くなるので、PLUS(良い点)から考えていきましょう。


一点注意すべきなのは、PMI法はそれぞれのアイデアに対して行うということ。それぞれのアイデアに良いところも悪いところもあるはずですので、たくさんのアイデアに対して同時に行うのではなく、ひとつひとつのアイデアに対して行うようにしてください。 

MINUS(悪い点)

PLUS(良い点)をひと通り挙げ終わったら、次はMINUS(悪い点)について考えていきます。良い点や悪い点を挙げるときには、主観的な意見とならないように注意しましょう。主観を入れないためには、「事実」を挙げることを意識するとよいです。客観的に判断して良い点と悪い点を挙げることで、最終的に冷静な判断ができるようになります。  

INTEREST(興味深い点)

PMI法の最大の特徴となるのが、「INTEREST(興味深い点)」の項目です。PMI法で分析するアイデアについて、PLUS(良い点)とMINUS(悪い点)を挙げたのちに、PLUS(良い点)とMINUS(悪い点)のどちらにもあてはまらないものや、興味深いと感じる点を挙げていきます。ここには主観や期待が入っても構いません。「そのアイデアを実行することで、こんな副産物も期待できるな」といったことを挙げていきましょう。

PMI法の活用シーン

PMI法は、既存のアイデアに対して分析を行い、その後の新たなアイデアへとつなげるためにフレームワークです。そのため、手元にアイデアがない、もしくは少ない状態で行うべきではありません。PMI法自体がアイデアを発想するためのものではないことは、しっかりと頭に入れておいてください。PMI法は、アイデアが十分に出切ったあとで、アイデアを選定するために活用するとよいでしょう。  

PMI法のすすめ方

ここからは、PMI法のすすめ方を説明します。とても簡単ですので、一度やればすぐに理解できるでしょう。  

1. 話し合うテーマやアイデアを決める

チームやメンバーの中で、何について話し合うのかを統一しておきます。 

2. 良い点、悪い点、興味深い点を挙げるためのシートを用意する

PLUS(良い点)、MINUS(悪い点)、INTERESET(興味深い点)が書き込めるシートを用意します。これは話し合いに参加しているメンバーで1枚使ってもよいですが、スムーズに意見が出るようにメンバーそれぞれに用意するとよいでしょう。  

3 良い点、悪い点、興味深い点をシートに記入する

配られた自分のシートに、PLUS(良い点)、MINUS(悪い点)、INTEREST(興味深い点)を書き込んでいきます。このとき「こんな当たり前のことを書いてもよいのか」、「これは希望的観測かもしれない」といったことでも思いつくままに書き込んでいきましょう。判断材料は多ければ多いほどよいのですから。自分の中で良いとも悪いとも言えないものはINTERESET(興味深い点)に書き込みことを忘れないようにしてください。  

4. それぞれの記入内容を共有する

シートへの記入が終われば、チーム内に共有します。進行役の人が、ホワイトボードなどに書き込んでいくとよいでしょう。ホワイトボードに書いた内容をもとに、改めて今後の方針を検討していきます。  

興味深い点があまり出ないこともある

PMI法は、アイデアに対して単純に良い・悪いだけではなく、「興味深い点」も合わせて評価していくのが最大の特徴です。つまりPMI法においては、不確定要素のような「興味深い点」が特に重要になります。良い・悪い2つの項目を天秤にかけたときに同等である場合、アイデアの期待と言える「興味深い点」が決め手となったり、逆に不確定要素ともなる「興味深い点」が実行断念へのカギとなったりするのです。


興味深い点があまり出てこないときには、「アイデアを実行することで生まれる新たなチャンスはどんなものがあるか」、「アイデア実現後は、どんな気持ちになるか」、「そのアイデアを知人はどう思うだろうか」といった自問自答をしてみると、出てきやすいですよ。

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