• 2020/07/16
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マークアップエンジニアに未経験からなるためには? 仕事内容や必要なスキルを解説

  • マーキャリ 編集部
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この記事では、「マークアップエンジニア」を未経験から目指す方に向けてマークアップエンジニアに必要なスキルや、マークアップエンジニアの仕事内容について解説しています。コーダーやフロントエンドエンジニアとの違いについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

マークアップエンジニアとは

マークアップエンジニアは、Webデザイナーが設計したページのデザインについて、サイトの目的を理解し、アクセスのしやすさやSEOについても考慮した上で、ユーザーにとって使い勝手のよいサイトを作る仕事です。サイトを作るためには、HTMLやCSS、JavaScriptなどの知識が必要になります。単純に設計されたものを忠実にかたちにするのではなく、ユーザーにとって良いサイトを構築することがマークアップエンジニアの仕事と言えるでしょう。  

コーダーやフロントエンジニアとの違い

フロントエンドエンジニアは、コーダーやマークアップエンジニアの上級職とされている場合が多いです。コーダーとは、HTMLコーダーやWebコーダーとも呼ばれます。コーダーは、Webデザインを実現するためにHTMLコーディングをする仕事です。一言で言えば仕様書通りにサイトの見た目を作るのが仕事で、依頼通り忠実にサイトを作る役割があります。そのためセンスや独創性ではなく、正確性やコツコツと仕事を進めることができる計画性が求められる仕事だと言えるでしょう。


マークアップエンジニアは、サイトのデザインや使い勝手のバランスを考え総合的にサイトの仕上げをしていくのが仕事です。サイトに動きを加えたり、ユーザーにとって便利な機能を追加したりするのもマークアップエンジニアの役割です。SEO専門の担当者がいない場合には、サイトへのアクセス数を増やすためのSEO対策を図るのもマークアップエンジニアが担当することが多くなります。


どちらもフロントエンドと呼ばれる、直接ユーザーの目に見える側の仕事ですが、役割が異なります。コーダーが土台を作り、マークアップエンジニアが仕上げをするといったイメージでしょうか。


コーダーとマークアップエンジニアに対しての全体統括の役割を担うのがフロントエンドエンジニアです。統括といっても管理職のように全体をまとめたり、指示を出したりするだけでなく、あくまでプレーヤーの一人として、ときにはWebコーダーやマークアップエンジニアとしての能力やときにはJavascriptエンジニアの能力が求められるといった、フロントエンド全般に携わるのが仕事となります。  

未経験からマークアップエンジニアになるには

WebやITの業界は、進化のスピードがとても速いので求人の数は比較的多いです。しかし、マークアップエンジニアに未経験から応募可能な案件はほとんどありません。


その理由としては、マークアップエンジニアの置かれる立場にあります。コーダーが土台を作り、マークアップエンジニアが仕上げをするといった仕事の流れである以上、マークアップエンジニアにはコーダー以上の知識や経験が求められるのです。マークアップエンジニアを目指すのであれば、まずはコーダーからチャレンジするのがおすすめです。


コーダーであれば、未経験でも応募可能なことが多いですよ。もちろんコーダーであっても、全く知識がない状況から転職するのは難しいので、独学やスクールを利用してある程度の知識を身につけておく必要があります。  

まずはコーダーを目指す際のおすすめの勉強方法

マークアップエンジニアとなるために、その前段階としてコーダーを目指す際のおすすめの勉強法としては、資格取得を狙うことです。コーダーになるために必須の資格はありませんが、関連の深い資格について勉強をすることで、自然と必要な知識を学ぶことができます。資格の勉強をしながら転職活動をしてください。


おすすめするのは「Webクリエイター能力認定試験」です。


https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/


こちらは民間資格ではありますが、スタンダードとエキスパートの2つのレベルのうち、スタンダードレベルでは、コードの書き込みを行う上で必須のHTMLやCSSの実技が試験科目となっています。合格率も高く、比較的難易度が低いのでまったく知識がない状態であるならば、Webクリエイター能力認定試験から目指すとよいでしょう。 

マークアップエンジニアに求められるスキル

コーダーを経てマークアップエンジニアとなるために必要なスキルを知ることで、目的意識を持ってスキルを身につけていきましょう。 

HTMLとCSSの知識

HTMLとCSSの知識はマークアップエンジニアにとって必須のスキルです。簡単なページであればツールを使わずとも最初からHTMLで手打ちした方がスムーズというレベルにまで達していることが望ましいです。転職の面接の場では、自分のスキルを客観的に紹介することが難しいもの。一からWebサイトを作ってそれをポートフォリオとするなどの工夫も必要です。 

JavaScriptとCMSの知識

スクリプト言語と呼ばれるJavaScriptやjQueryの知識もマークアップエンジニアには必須です。HTMLに組み込んで使用するので、その分HTMLよりも習得難度は高いです。 また、WordpressをはじめしたCMSは一通り触ったことがあり、それぞれの特徴を捉えていることが必要です。

企業によってはコーダーとマークアップエンジニアの明確な区別がないことも

求人票や募集内容でマークアップエンジニアと記載があっても、実際はコーダーの募集であることがあります。コーダーもマークアップエンジニアも必須の資格などはないので、企業によってその業務区分が明確になっておらず、募集自体がひとくくりであることもあります。


実際にコーダーなのか、マークアップエンジニアを募集している会社なのかを見極めるためには、求人票に記載されている仕事内容を見ると分かります。 たとえばコーダーとしての募集であれば「Webデザイナーが作成した指示書通りに」などの文言があることが多いですし、マークアップエンジニアであれば「コーディングの他、UIを意識したサイト設計」などと記載があることが多いです。もちろんコーダーよりもマークアップエンジニアの方が年収が高い傾向にあります。 仕事内容がコーディングだけなのか、それ以上のものが求められるのかで判断できます。ぜひ応募の際の参考にしてください。

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